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オニノゲシの一番美味しい食べ方を探ってみた。

巨大なタンポポのようなオニノゲシ。英語では、Spiny Thistle。
庭のレインガーデンに1本だけ、ものすごーく立派に育っていました。

Spiny Thistleについて英語で調べたところ、レシピは特になく、柔らかい葉と花、根が食べられる、ということだったので、上の方のチクチクしない柔らかい葉と花と蕾をおひたしにしてみました。

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左下がオニノゲシのおひたし。麺つゆをかけてみました。普通に美味しく食べられます。でも、一緒に作ったわらびの三杯酢とかイグチきのこのバタポン炒めには及ばないか?という感じ。

ちなみにオレゴン州の山にも、この時期、美味しいワラビが生えています。

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さてこの夜、ふと思いついてSpiny Thistleの日本語名とオニノゲシの食べ方を日本語で検索してみました(ここまでオニノゲシという名前は知らなかったのです)。

すると、なんだか美味しそうなレシピがたくさん見つかるじゃないですか…。残念ながら、レインガーデンのオニノゲシは、先っぽの柔らかいところ以外は全て破棄済み。

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どうしても試してみたくて、犬の散歩のついでに近所をみて回ったところ、小者ですが、きれいな奴を見つけました。

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まずは、こちらのレシピを参考にした「オニノゲシ・ソテー」。ごま油で葉っぱをソテーし、ピーナッツペーストがなかったので、代わりにヘーゼルナッツバターと、味噌、米酢、マヨネーズを全て同量混ぜ合わせたソースをかけて完成です。

なんせ手元にあるオニノゲシが小者なので、嵩を出すため、「美味しそうな柔らかい葉だけを選ぶ」の項目を無視し、全ての葉っぱを炒めたため、葉っぱのチクチクが気になります…。ほっぺの裏側に刺さってちょっと痛い。ソースはとても美味しいのですが。

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続いては、蕾のピクルス。こちらもなんせ数が少ないため、庭のセロリとナスタチウム(キンレンカ)の蕾と種も一緒に漬けてみました。

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完成したピクルス。小さい奴はちょっとケイパーっぽくて悪くありません。ナスタチウムの固い蕾とタネもピリッとスパイシーで美味しいです。でもセロリが一番旨いか…。

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そして最後はこちらのレシピを参考にした「茎」の部分を「山くらげ(ステムレタス)の代替品」にするというやつ。

茎の外皮を剥いで細く裂いて陰干しし、お湯で戻した後に5分ほど茹でて、ラー油と出汁で和えると、「山くらげ」になるというものです。

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残念ながら、手元にあるものは細いので、上手に外皮が剥げませんでした。それは茹でても硬くて、食べれそうもありません。

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柔らかいものだけ、ラー油と麺つゆちょっとで和えてみたら、コレがめちゃくちゃ旨い!メンマっぽい!アメリカでなかなか食べれない歯ごたえと味ですよ。以前アジアマーケットで買ったメンマみたいな人工的な変な味もしないし。最高です。

というわけで、オニノゲシの一番美味しい食べ方は、茎の山くらげ風に決定です。茎以外は、ソテーがいいと思います。

…それにしても最初に太ーいオニノゲシの茎を捨てたことが悔やまれます。小さい奴を植え替えて大きく育てたいくらい!



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