見出し画像

Tableau Tips ノウハウ編 自分だけの学びライブラリを作ろう!「Google Keep学習法」

こんにちは!
DATASaberのRikaです。(DATASaberって何という方はこちら

普段はTableauの操作テクニックのTips記事を執筆していますが、今日はTabjoさんの「Tableau Tips * Tabjo Advent Calendar 2021」企画向けということもあって、少し趣向を変えて、Tableau Tips ノウハウ編として学習法のTipsをお届けします!

Tableauのスキルを身に着けるにはどうしたらいいの?

Tableau Publicや活発なユーザー会のおかげで、Tableauの達人たちの作品に触れたり、コンテンツから具体的な学びを得る機会は非常に多くなりました。このアドベントカレンダー企画でも、皆様多くのことを学ばれたと思います。
しかし、
先週学んだあのTips、今できますか?
この前見たPublicのあのViz、作り方覚えてますか?

そう、学びの機会は増えたものの、学びをスキルとして身に着けるノウハウって、意外と共有されてないですよね。

どんな学習法なの?

実は、DATASaberになった後の初仕事として、こんなツイートをしていました。


これがすべてと言えばすべてなのですが、もう少し具体的に言うと、こんな感じです。

スライド2

新しいことを学んだら、
スクリーンショットと自分の理解で説明を書いて、メモアプリに保存。これをひたすら繰り返して、自分だけのライブラリを作る。
忘れたらライブラリを見返して知識を定着してさせる。

これが私のTableau学習法です。
以後、使用しているメモアプリの名称を取って、Google Keep学習法と呼びます。

それ、効果あるの?

Tableauの公式e-learning初級~上級までをこの学習法で学んだあと、公式資格、Desktop Specialist、Desktop Certified Associateを受験しました。
結果はご覧の通りです。どちらも一度目の受験で合格。しかも、まずまずの高得点を得られました。

スライド3


もちろん、学習法がすべてではないですが(当時Tableau歴は1年半を超えていましたし、Makeover Mondayの投稿も始めて半年は経過していました)e-learningのコンテンツを効率よく習得できたのは事実だと思います。

押さえてほしいポイント

Google Keep学習法の肝は、

頭の外に、必要な学びを容易に検索・参照可能な学びのライブラリを作ることです

スライド4

人は忘れます。後から参照する必要のある情報は、頭から切り出して、外部の記録装置(紙やデータ)に保存しておいた方が確実です。

でも、だったら都度Google検索でもよくない?という考え方もありますよね。しかし、毎回「知りたいこと」という茫漠としたイメージを適切な検索ワード(クエリ)に言語化して、パブリックなネット情報の中から、本当に求めている情報を都度引き出すのは、存外骨が折れます。

そこで、今まで自分が学んだことを、自分の言葉で記録(タグ付け)したプライベートのライブラリを整備し、必要な時にそこから学びを検索・参照したほうが効率的だよね。という考え方です。

しかも、検索・参照が容易であればあるほど、思い出す機会も増え、知識が定着して学びがスキルに昇華しやすくなります。

ポイント

では、Google Keep学習法の肝が分かったところで、具体的な実行のポイントです。
① 学びを記録する時は、自分の言葉で!(タグ付け)

自分の言葉で - コピー

ライブラリの記録は手間のかかる作業です。参考にしたブログのURLや記事の一部をコピペして済ませたくなりますが、

あくまで自分の頭で「理解して言葉にして記録=タグ付け」するのが効果的です。

その時点では不完全な理解で構いません。私も良くわからないときは、「多分こういうこと?」というレベルのコメントを記録しています。
自分の言葉で記録する目的は、後から検索する時に引っかかりやすい、良質なタグをつけることと、その時点での理解に努める事なので、理解が不完全でも問題はありません。

逆に、いくら情報が正しいからといって、「〇〇のやり方 URL」だけ記録しても、検索精度が低いためせっかくライブラリに登録しても後から情報を引き出せず、なかなか学びの情報として活用できません。

皆さんの中にもいらっしゃいませんか?とりあえず役に立ちそうなブログのURLだけノートアプリ等にバンバン保存しておいて、後から読もうと思って、結局読んでない。保存した事すら忘れている。のようなこと。(ちょっと前の私のことですが)

自分の言葉に置き換えて記録することは面倒ですが、このプロセスのおかげで、後からライブラリを参照し直した時に「あぁ、そうそう、こうだったわ」という思い出し・定着の精度も上げてくれます。このライブラリは自分だけのものですから、カジュアルに気楽に、気負わないのがコツだと思います。

② ライブラリの媒体は、いつでもどこからでもアクセスしやすいものを選んで!(アクセシビリティ)

画像5

・画像とコメントを合わせて保存が可能
・キーワードで検索が容易

これが可能なツールであれば、ライブラリの媒体(メモアプリ)は何でもよいと思います。
実際、この学習法についてツイートした際、slackで自分にチャットする、という方もいらっしゃいました。今流行りのNotionなんかも良さそうですね。

ただし、ライブラリを記録・参照する際、場所や閲覧媒体に制限が発生するものは極力避けてください。

この学習法の肝は、頭の外に学びのライブラリを作るということでした。

つまり、頭の外のライブラリには、いわば第二の脳みそとして機能してもらわなくてはなりません。その第二の脳みそが、家にしかない、職場にしかない、PCでしか見れない、ではお役目を果たせません。

私が最終的にGoogle Keepに落ち着いたのは、職場・自宅・外出先・PC・スマホどこからでもアクセス可能だったためです。みなさんの環境で、一番アクセシビリティの高いものを選んでください。

③情報源・データソースも記録しておくと良い

画像6

必須ではないですが、学びの情報源は記録しておくと良いです。
具体的には、TableauのオンラインヘルプページやブログのURL、GoogleKeepではできないのですが、添付ファイルなども併せて記録しておくと、後から参照した時の学び直しや、人に聞かれて知識を共有する際もスムーズです。

さいごに


いかがでしょうか?
ごくごくシンプルな方法ですが、続けるのは結構難しそう。と思われた方も多いのではないでしょうか?
そうです、結構つらいです。
しかし、このGoogleKeep学習法を始めてからおよそ1年間、公式のe-learningに始まり、DATASaberプログラム挑戦中、認定後も地道に積み立ててきたライブラリは、今やこんなに充実しました。(抜粋)

画像6

もはや、私にとっては財産です。(マジで消えたらどうしよう)
日々このライブラリに助けられています。

もちろん、この勉強法が常に最適とは限りません。極論「続けられればなんでもいい」と私は思っています。この学習法も、色々試したものの続かなかった数々の試みの中で、唯一続いたがために効果を発揮しているだけのことです。

ぜひ、みなさんもご自身で「これなら続けられる」と思うものを探してみてください。もし、この学習法が私がそうであったのと同様に、みなさんにとっても続けられる、習慣にできそうに感じるものであれば、どうぞ試してみてください。

では、みなさま、Merry Christmas!よいお年を!

画像8

(うちの猫)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?