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ヤゴ救出大作戦に参加してきました!

みなさま,ごきげんよう。
理科好きりかママです。

みなさまのお子さまの学校や幼稚園,保育園のプールは外ですか?屋内ですか?

息子の小学校のプールは,今年から屋外になりました。
そして,最近,屋外プールの学校では,秋~冬にかけて使用しないプールをビオトープ化することが流行っていると,初めて知りました!!
息子の学校でもこのビオトープ化をやっていたので,
プール開き前の,プール大掃除前の,ヤゴ救出大作戦に参加してきました!!


1)使っていなかったプールにいる生き物は?

学校に到着すると,先生方が事前に水深30センチくらいまで,水を減らしてくださっていました。

水の中は,かなりいい感じにヌルっとしていて,緑,緑しています^_^;
「汚い」と一言で言ってしまえばそれで終わりですので,ここは,
「たくさん生き物が生息していそう!!」と表現しましょう!

で,実際,ヤゴ捕り用のアミで救うと,いろいろな水中生物がひっかかってきます。ゲンゴロウ,アカムシ,カゲロウの幼虫,コミズムシ,コマツモムシなどなど。
もちろん,パット見ただけでも,たくさんのアメンボも水面を滑走しています。

2)ヤゴだけ救出するの?

先生方の説明が終わって,ヤゴ救出開始!!となると,子どもたちは喜んでいろいろな生き物を救出してくれます。

では,ここで一つ質問。


なぜ,ヤゴだけ「救出」と言っているのでしょうか??



答えは,「ヤゴはとべないから」です。
ミジンコなどのプランクトンは別ですが,ほかのアメンボ,コミズムシなどは翅をもっており,プールの水を抜いていけば,「やばっ」と飛んでいくことができます。

しかし,ヤゴは翅がないので,救出してあげないと,下水にながされてしまうわけです。


ビルが立ち並ぶ東京ですが,実は,トンボの数は多いと言われています。
おそらく,各学校でビオトープをつくり,ヤゴを救出することで,自然が残されているんだと思います。


で,実際に子どもたちが救出したヤゴは,ひとまずバケツや水槽に集めます。
ギンヤンマなど大型トンボのヤゴは,体長5センチほどあります。
食欲もものすごくあるので,ほかのアカネなどのヤゴと一緒にバケツに入れておくと,あっという間に共食いされてしまいます。
なので,大型トンボのヤゴはすぐに1匹にしたほうがいいです。
(アカネなどのヤゴの体長は,2センチほどです。)

3)ヤゴの飼育をしてみよう

そして,我が家にやってきたヤゴたち。
小さいころから金魚を飼育したり,植物を育てることでやってくる動物たちには慣れていますが,ヤゴの飼育は初めてです。

ヤゴは肉食性で,かつ,生きているもの(動くもの)しか食べません。
なので,ペットショップで冷凍アカムシや乾燥アカムシを買ってきても,
そのままでは食べてくれません。

では,どうするか・・・

冷凍アカムシは解凍し,1匹ずつピンセットでつまんで,ヤゴの目の前で揺らして,「生きてる風」にします。

お腹がすいていれば,すぐにパクっと食べてくれます。

しかし,野生動物の難しいところ。
餌をあげればいつでも食べるというわけではありません。
本当にお腹がすいたときしか食べませんし,そのタイミングはこちらにはわかりません。

週末に運動会や試合などが続くと,正直,ヤゴの良いタイミングでの餌やりは無理なため,我が家では,暇なときはアカムシをあげていますが,
2日間ほどアカムシがあげられなければ,メダカを同居させています。

ただし,ヤゴの空腹度合いが中途半端だと,単にメダカが傷ついてかわいそうなだけなので,お腹がすいたときに1匹ずつとしています。

また,我が家では,ヤゴ水槽は屋外に置いています。
プールビオトープの再現です!!

さっき,観察したら,こんなものが割りばしについていました。

もしかして,カの卵?

これって・・・もしかして,蚊の卵でしょうか?
ほんとうならうれしくない蚊の卵ですが,ヤゴを飼育しているものとしては,ちょっと嬉しいです。
これで,冷凍アカムシを与えたり,メダカが犠牲になる必要がなくなるかも。

この経過は,またアップしますね。

4)水中観察に(携帯用顕微鏡)

最後に,プールビオトープから持ち帰った水には,さまざまなプランクトンが生息していました。
水中のようすを見てみると,きっと,「汚い水」という気持ちから,「すごい水!」と印象が変わるのではと思います。
ぜひ,理科好きな子を育てたい!!という方は,家に携帯用の簡易顕微鏡でよいので置いておくといいと思います。


今日も最後までお読みくださり,ありがとうございます。

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