見出し画像

父親との思い出を振り返りたくなるドラマ【春になったら】


1月からの冬ドラマ、始まりましたね。
続けて見たいなと思っているのは、
木梨憲武さん奈緒さんが父娘役を演じるドラマ『春になったら』です。

物語のあらすじは…

母を早くに亡くし、反発しあいながらも支えあってきた娘と父。

娘・椎名瞳(奈緒さん)は“3か月後に結婚する”と決めていて、父・椎名雅彦(木梨憲武さん)は、すい臓を患い、“3ヶ月後にこの世を去る”ことになっている。

3ヶ月の間、瞳は『結婚するまでにやりたいことリスト』を、雅彦は『死ぬまでにやりたいことリスト』を一緒に叶えていこうとするあったかストーリー。

瞳の婚約者は売れないお笑い芸人でバツイチの川上一馬(濱田岳さん)。娘の幸せを願う雅彦は、一馬との結婚に反対していて、
父親に少しでも長生きして欲しい瞳は、手術が成功する可能性が低いからと断念して緩和ケアを選択する雅彦に、どうにかして手術をして欲しいと思ってる。

歳をとると父親って頑固になるんだよなあ。
娘を思ってくれる気持ちは有難いけど、自分の幸せは自分で決めたいよねえ
と木梨さんと奈緒さんの自然体のやりとりを見ていると、いつの間にか自分と父に重ねてすっかり物語に入り込んでいました。

互いを思いながらも、反発し合う二人がどんなふうに折り合っていくんだろう、と、この先の展開も気になります。

 
助産師を仕事にしている瞳は、
出産に立ち会いながら、父親との思い出がフラッシュバックしています。

私も日々保育士として子どもたちと対話をしているときに、ふいに自分の息子が幼かったときのことや、自分自身が幼かった時の記憶が蘇ってくることがあるので、あるあるーと共感ポイントでした。

星降る夜に』で、産婦人科医(吉高由里子さん)と遺産整理士(北村匠海さん)の二人が惹かれあったように、命の始まりと終わりは相反するものではなく、循環するような地続きの関係だと感じています。

そんなわけで、おすすめポイントは
⚫︎先が気になる展開
⚫︎木梨さん奈緒さんの自然体の演技
⚫︎自分を重ねたくなってしまう父娘のあるあるエピソード

それに、
⚫︎濱田岳さんのすっとぼけた感じのお笑いネタ
も好きかも。
濱田岳さんは映画『アヒルと鴨のコインロッカー』さんから気になっていて、トットてれび!やカムカムエブリバディでも、いい味出してて、今回も期待してます☺️

個人的には
いつまでも一緒にいれるわけではない父との思い出を振り返りながら、ドラマを楽しみたいなと思っています。

(日経xwoman Terraceより転載)



この記事が参加している募集

テレビドラマ感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?