短歌 有明の月
有明や西の暒空わたりゆく恋(こほ)しき望は幽かも影し
:
Waning moon
crosses the clear morning
western sky—
with the full moon I long for
casting a faint shadow
:
( C)2024Rika Inami 稲美里佳
:
友だちがスペイン語に翻訳してくださいました。
:
Luna menguante
cruza la mañana clara
cielo occidental—
con la luna llena que anhelo
lanzando una débil sombra
:
by Rika Inami
:
Translated by Maria Isabel Etcheverria Lavallero
ご返句をいただきました。
:
Moon is hanging
About with morning sky
Only white shadow
:
+ Otteri Selva Kumar
full moon
always the vulnerable
celestial virgin
:
(C)Ashoka Weerakkody
一昨日は仲秋の名月で昨日は満月でした。
お月見を期待して、夕刻、例年通り、月が昇る東に向けて芒とお団子を供えていました。が、あいにくの曇天で仲秋の月を拝むことはできませんでした。
昨夜の満月はといえば、少々は満月が雲間から出たようですが、運悪く、私は用事があり見ることができませんでした。
今朝のことです(2024/9/19 彼岸入り)。暁の頃、西空に月を見ることができたのは。
気温20℃、雲は退き風無きひんやりと澄んだ仲秋の空にほっかりと浮かび、暁の太陽に空の座をゆずり渡ってゆく有明でした。
この月見で先の二日間のお月見の願いは漸く解消した次第でした。
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