セルフコンパッションを勉強したら、苦手なキラキラする系のSNSとの向き合い方が変わった。
SNSが身近にある私たちにとっては、今や世界中と自分を比べる時代になったと言われています。
昔ならせいぜい”街でNo.1”とか、”この学校で1番”みたいな比べ方でした。
でも今や”世界で活躍する〇〇さん”や、”日本に住む1億人”が比較対象です。
見たくない世界も見えちゃうし、
うらやましく思う必要もないことも羨ましいと思うし…
こういうことでモヤモヤしたことってありませんか?
学校でカウンセリングの仕事をしていると、中学生から「SNSや友達との付き合い方」についてよく相談を受けます。
友達との距離感や、本音を言えない空気があること。
昔とはかなり質感が変わってきている人付き合いがそこにある気がしていて。
24時間、いつでも誰とでも繋がれる時代。
繋がっていないとどこか不安だけど、合わせている気もする。
自分の本心は一体どこにあるのか。
はたまた、繋がっていたい相手も同じように思っているのか。
そう思うと、広い世界にひとりぼっちのような気がしてくる。
し、そもそもめんどうだ!!!なんだこれ!!!
そう思うのは仕方ない世界なのかもしれませんね。
私も同じように思ったことがあります。
私は思春期に人とうまく繋がれず、人の輪の中に入ることに苦手を覚えた時期があります。
今の自分の立ち位置はどこなのか。
相手がどう思っているのかわからなくて苦しい。
そんな時期でした。
この経験は今でもひょっこり芽を出してくることがあります。
1対1だと対等に仲良くできても、相手が組織だったりグループだったりすると、途端に怖くなります。
だから何人かが集まって楽しそうな写真を見ると、私は決して関係ない相手でも、どこか胸が苦しくなったり関係ないのにそこに入れない自分を責めたり。
入れない自分をこれまではどこか責めていたけど、
自覚して気づくようになってからは「苦手」を認められるようになりました。
これを認められるようになったのが、「セルフコンパッション」という考え方に出会ってから。
「苦手じゃない!克服するのよ!」ではなく
「そっか、そういう気持ちがあったんだね」と気づいて、認めていくこと。
弱さを克服するのではなく、弱いと受け入れていく考えです。
この考え方と出会い、講座を受けてからすごくしなやかで柔軟なものの見方ができるようになりました。
小中高時代の自分の辛い体験も、ほとんど人に話せなかったんですが、周囲にもちょっとずつ話せるようになり
楽になってきた実感もあります。
だからセルフコンパッションはおすすめ!
私は学校でも小中学生にセルフコンパッションの考え方や、理論をカウンセリングの場で知識としてお伝えすることがあります。
そうすると、ちょっとこわばっていた顔つきがふと安心する顔になることが印象的です。
セルフケアが必要なこの時代。もし今何かしらの生きづらさをもつ方には、セルフコンパッションの考え方おすすめです。
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