長年欲しかったものでも、自分に合わないときは潔く手放そうよという話。
今日は2年近く悩んでピアスを34歳で開けた私ですが、2ヶ月でピアス生活を手放すことになったよ！というお話。なぜそうなったのかを今日は書いていきます。
開けたくて開けられなかった
なんで34歳で初ピアス？！と思うかもしれませんが、ここまでいろんな理由があって開けられませんでした。理由は3つありまして、
1つ目の理由
20歳頃に親に「ピアスは親からもらった大事な体に穴を開ける行為だからだめだよ。運気も変わるしね。」と言われたこと。
私はずっと親の期待に沿って良い子でないと、とどこかで思って生きてきたので、親に反発する＝親を悲しませることだと思ってずっとできませんでした。
でも最近は「誰かの意見よりも、自分の意見で生きよう」と思いながら生きているので、思い切って開けてみようと思い開けることにしました。
２つ目の理由
職業柄ずっとピアスを開けないでいました。仕事が学校の先生だったので職場でつけるにつけられない状況だったし、おしゃれをする雰囲気でもなかったので、開ける必要がないなと思っていました。
今は独立してフリーランスになったので、思い切って開けることにしてみました。（学校にはカウンセラーとして関わっていますが頻度が減ったため）
３つ目の理由
痛いのが苦手で、開けるのいたそう！！怖い！と思って開けずにいました。独立する前から「ずっと開けたい」と思っていたのですが、終わったあとどの程度痛いんだろう…ということが気になって、もじもじ開けられずにいました。
開けてみてどうだった？
痛みは
周りの経験者の方からも「いや、大丈夫。そんなに痛くないよ〜。すぐだよ。」と言っていただいていたのですが、言われた通りあっという間でした。開けた痛みもちょっとじわっとするくらいで、そんなに痛くない。私の体感覚だと、ものの１時間程度で痛みは引いていきました。
１ヶ月はファーストピアス
開けて１ヶ月はファーストピアスというものをつけて生活します。開けた穴の大きさや状態を固定するためのもので、24時間つけっぱなしです。
自分に起きた変化
もともとイヤリングをたまにお出かけでつける程度だったので、毎日耳についているのを見ると、「わ、ピアス良い感じ？！私おしゃれになっている〜うふ！」という感じで、気分が上がりました。
またピアスの種類もイヤリングに比べたら格段に多いので、選ぶ楽しみも増えました。今までは挑戦できなかった大ぶりのピアスをつけられたりと選択肢が増えた喜びがありました。
何より「長年開けたかった待望のピアス」だったので、開けられたことが嬉しかったです。一方で親や学校の職場でピアスをつけているのを引け目に感じたり、隠そうと無意識に思っている自分がいたりとということにも気づけました。
そんなこんなでピアスライフを楽しんでいました。
んでさ、なんでやめるの？
じゃあなぜこのたび穴を塞ぐ＝ピアス生活をやめることになったのか？ということですが、シンプルに
毎日めんどうだから
毎日めんどうなんです。もうピアスのことを考えたりそれで生活に余計な時間や手間がかかってしまう気がして、めんどうになってしまいました。つまり「私にはピアスは合わなかった」んです。
まず、「寝る時に邪魔だ」と思ったんですよね。つけて寝なくていいのかもですが、穴が小さいのですぐ埋まっちゃうみたいで。（開けた時にお医者さんに言われました）だからつけてしばらく寝てたんです。そしたら寝る時にひっかかる感じがあって。しかもこれってたまにじゃなく、毎晩起きることだからもうそれはそれはQOLに響いてくるような気がして。
いや、これめんどうだ！！ここまでしてピアスしたくないわ！と思っちゃったんです。
そして次に「じゃあ寝るときははずそう」と思って外して数日生活したんですが、「通す時に毎回地味に痛いし、時間がかかるんですよね。当たり前だけど、耳に小さな針を毎日通す、しかも寝る時に外すわけだから、地味にこれが慣れないしうまく通らない。で、時間もかかる。
せっかちで、不器用な私。しかもズボラ。子育て中で時間もない。朝の慌ただしいときにこの数分にイライラしてしまっちゃって。
なんだかピアスを楽しむ私＜＜＜＜＜ピアスにかき乱されている私
が勝ってしまいました。
しかもピアスって集める楽しみあると思うのですが、私ミニマリストで断捨離好きなので、収集癖がまったくないんですよね。1つのものに対して3つ以上は持っても覚えられないし、使わなくなるんです。だからピアスのメリットも活かせなかったんです。
ここまではあくまで主観であり、今の私の実体験なので、ピアスを否定しているわけでは全くありません。イヤリングはこれからもつけていきたいし、自分には合ってなかったというお話として捉えていただければ嬉しいです。
学んだこと
サンクコスト効果というけども
人にはサンクコスト効果というバイアスがあります。それは既に投資した事業から撤退しても回収できないコストのことで、埋没費用と呼ばれるものです。
それまでに費やした労力やお金、時間などを惜しんで、それが今後の意思決定に影響を与えることを、サンクコスト効果と呼んでいます。
これをきっぱり手放そうということを今回大切にしたいことだなと思いました。
長年ずっと開けたかったピアス。しかも病院で開けたし、ピアスも2つ買ったし1万円以上のお金がかかっています。
でも潔く手放すことにしてみました。それは
どう自分がありたいかを大切にしよう
どう自分がありたいかを大切にしようと気付いたからです。
私の場合は、開けてみてわかったのですが
・たまにちょっとおしゃれしたい
・普段は身軽で楽が良い（ピアスは小さいが結構重さがある）
・時間や労力をなるべくおしゃれにかけたくない
こんなことを大切にしていたんだなと気づきました。そういえば靴は毎日スニーカーだし、服も身軽なものを選びがちだったりする。ちょっと背伸びしてヒールを履きたいけど、実は無理って続かなかったりする。
そんなことに気づいた今回のピアス体験でした。自分に合う・合わないってありますね。
でもこれも行動してみたからこそ、実際やってみたからこそ、わかったことだなというふうに思います。「やらない」ではなく、「やってみよう！」と行動した自分を褒めてあげたいと思っています。
そして大事なのは引き際
そして今回もう一つ学んだのは引き際が肝心ということです。一つのことに執着することも大事、こだわることも大事だけど、「違うな」という違和感や「今じゃないな」という直感を感じたら引き下がることも大事だなと感じています。
これはそれ以上執着しても良いことってないなと思う実体験がいくつかあるんですよね。断るに断れなくて嫌なまま進んで、結局ギリギリに断る、みたいなことを何度も人生経験してきているんですよね。
今はひとりビジネスをしているので、引き際がすごい求められます。自分しかいないし、考えるのも実行するのも自分だから。そう思うと引き際がうまくなりたいなと思う今日このごろです。
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