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人生物語5.忙しい中学時代の淡い恋♡

家庭のことが忙しい割には、ちゃっかり恋なんてものもしていました。初恋は小4でしたがそれほど印象的な記憶はなかったですね(笑)

そんな中、禁断の恋?!なのか?好きになってはいけない人を好きになったのか?普通中学生なら同級生や少し先輩の男子に恋焦がれることがほとんどだと思うのですが、私は家庭環境の影響なのかなぜか大人の人を好きになるホントおませな子でした。

当時は、団塊世代Jrが多く第3次ベビーブームの最後の年だった時代。私の父は団塊世代より少し上でしが、とにかく生徒の数は多くてかなりピーク時だったと思います。

1クラスが40人くらいで12クラスから13クラスくらいあったと思いますが、そんなにもいたら憧れの人気男子も沢山いたと思いますけど、私の目線はちょっと変わっていたのかな?学校にあまり行っていなかったのも影響があるの思いますが、当時の同級生の男子をほとんど意識していませんでした。

そんな私が好きになったのは音楽の先生でした。先生としてはまだ若く、多分教員免許取り立ての20代前半だったと思います。年の差で言うと8歳くらい。恋に理由などありませんが今思えば何故その先生を好きになったのかよくわからないけど、唯一の歌が生き甲斐のように好きだったからなのかもしれません。

先生は、槇原敬之似で決してタイプではないのですが(すみません)何故か惹かれていきました。吊り橋効果と言われるように、大変な家庭環境で雄一好きな音楽=先生が優しいと言う方程式で好きになったのかな~?

学校にはほぼ行けてませんでしたけど音楽は好きだったし好きな先生だったからか授業はちゃんと受けてました(単純)そのお陰もあってか音楽の成績だけは一番良かったです。歌の音程は普段から歌いこなしているのでとても褒めてくれましたし、子供の頃から好きではなかったけどオルガンからピアノに変わって6年くらい習っていたのもあったからか、合唱コンクールも冷めたおませな子でしたが頑張って歌っていた写真が残っていました。

口実を作っては職員室に行って先生に話しかけたり、冗談を言ったり、友達も巻き込んで話し込んだり、女の先生と話しているの見て嫉妬したりして、想いは募るばかりで恋心はどんどん増していきました。先生のことが気になって仕方なくどこに住んでいるのか?結婚しているのか?など調べて、その時は独身で親御さんと住んでいたことは確かだったと思います。そんなことまで知りたくなってある意味ストーカーのように追いかけていたように思います😓

32番街カフェ

ある日、私が先生にデートの申し出をしたのか外で会うことになりました。この経緯は何故そうなったのか覚えてないのですが、今でも覚えているのが何かを一緒に買いに行ったのか見に行ったのか?学校に関連していたと思うのですけど、梅田の阪急32番街上の方にある大人の雰囲気漂う喫茶店に行ったのを鮮明に覚えています。

初めて見る素晴らしい景色の良い都会の喫茶店に入り、もの凄く感動していました。住まいは工場地帯の田舎だったのでこんな所に来たのは初めてでしたからまぁまぁ興奮気味でした。

私はレモンスカッシュを頼み、先生と他愛なく楽しく色んな話をしていました。この時に、自分の想いを先生に告白しました。勿論先生は未成年を子を相手にする訳もなくちゃんと話を聞いた後は優しく丁寧にかわしていました。

あの時の先生はどう思っていたんだろう?生徒から好きだと告白されて困っただろうと思うけど、もうこの時は何も言わなくても私の気持ちに気づいていたように思うので、ある日突然の告白ではなかったから心積りはあったのだろうと思います。

人を好きになることについて考えてもなかったこの時期、今思うと傷ついた感覚がないので、ちゃんと先生のフォローもあって自然と感情が収まったように思います。そう思うと素晴らしい先生でしたね。その後も先生への気持ちは収まり、もう好きだと言う感情はなくなっていて、どのくらいの期間想い続けたのだろう?1年から2年だろうか?多感な年の時期は一つ一つがコマ送りの用に見えてきます。私に取っての中学時代は悪いこと7割、楽しいこと3割と言った感じなので、そう思うと全てが悪いことだけではなかったからそれは良かったと思えますね。

しかし、その後の恋愛でも同級生に恋をしたことが初恋以来誰ともなくて、この時からずっと年の離れた年上の人ばかり、これってもしかせいて愛情不足を感じたことによるファザーコンプレックス?なのかもしれない。大好きだった父から虐待を受けてそれでも父を心の底から嫌いになったことはなく、頼ったり甘えたりが出来なかった分、他に求めてしまう傾向があったのかもしれません。

中二病は本当に厄介ですね!一喜一憂するし情緒不安定だし、好きな人に良いように見られようとしたり、逆に強がって興味なんかありません!って振りをしたり、もうめっちゃめんどくさいことをしてました。人間って不思議な生き物です。もっと素直になれば楽なのに色んな思い込みや先入観で生きてしまう。この時私もそんなブレブレで心がガラスのように弱く浮き沈みの多い時期でした。

それでも、この後の恋愛は当分なくまたいつもの過酷な日常生活にに戻りました。

続く

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