妊活を終えて
2014年クリスマスの日。
わたしたちは赤ちゃんを迎える旅を
始めるため、
クリニックに通い始めました。
それから9年と5日。
色々な道のりを経て、その旅を終えることにしました。
2023年12月4日、夫に終えたい気持ちを伝えました。
夫はずっと、わたしの身体とメンタルが心配だったようで、
笑顔で気持ちを返してくれました。
凍結胚がクリニックにあるにも関わらず、
終える選択を選ぶことは、
わたしにとってはパワーのいる決断でした。
いつか後悔するのでは…
そして西島優由珠さんという方に
これから先の後悔について、
想いをシェアしてみました。
するとこんな答えが返ってきました。
凍結したのは随分前ですよね…
あの時の受精卵は、あの時のベスト。
今これからあなたが生み出すベストは、
過去のベストと全く違う、
言わば全く比べ物にならないものだと思います。
あえて過去に戻らなくても…
バックナンバーを取りに行かなくても、
あなたの人生になんら影響はないことです。
それより、あなたが純度を上げて、
きらきらの気持ちで歩んでいく姿に、
私は心を打たれているのです
と、
温かい眼差しで励ましてくださいました。
そんな決断をして1ヶ月。
わたしは子どもがいない…
という結果に、涙をしたことも、
途方に暮れたことも一度もありません。
それよりわたしは、
ただただこの旅を無事に終えられたことに、
ただただ安心した時間を過ごしています。
安らぎとは…こんな温かな気持ちになるのですね。
そして私たちのこの旅に、
たくさん励まし、
寄り添ってくださった方々を思い浮かべ、
心からの感謝が込み上げます。
わたしが通った道を
誰かが通ってくださるかもしれない…
そんな気持ちと共に、
少しこの旅のことを
このnoteに残していきたいと思います。
私たちには、学びの多い、とても豊かな旅でした。
そして何より、
尊い経験をいただいた旅でもありました。
…つづく。
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