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書く日。書かない日。


思えばわたしは3年前から
日記を書き続けてきた。

いつ・どこで・なにがあったか…
どんなきもちで過ごしたか…
きもちを深掘りしたり、書くことで新しい発見があったり。

でもここ最近、書かない日も増えてきた。
書くことが嫌になったわけでも、
飽きてきたわけでもない。
むしろ書くことは好きになってきたのではないだろうか。


書かない日が増えたのは、
おそらく…
我が家にライティンビューローというオルガン机が来たのが理由だと思われる。

ビューローとは引き出しなどの収納が付いた書台。
扉がついていて、手前に倒すと扉が机にもなる。

余談ではあるが、
夫とは記念日のプレゼント交換はしない夫婦なのだけど、
クリスマスだけは、お互いが気に入った家具をひとつ買うことにしている。
2023年のクリスマスの家具、つまりビューローが、
わたしにとっては大当たりだったのだ。

そんなビューローがやってきてから、
朝と夕飯後、わたしはビューローの前に座り、扉を開ける。
扉を開け、ビューローに置いてあるお気に入りの香りが届く…
この瞬間がわたしの今のhappinessだ。


そして蠟燭を灯したら、
ピアノの音楽も流し、
頬杖をつき、
暮らしのあれこれに想いを馳せる。

なんてしあわせなのだろう…



私はきっと、こうして自分のきもちを眺めるのが好きなのだな…
自分のきもちに、いい・わるいを決めず、
ただただきもちを眺める時間。

そして気づき始めた。
書いている時と、
こうしてビューローの前に座っている時の感覚は
どこか似ている…と。

わたしにとって、ビューローの時間と書くことの共通点は、
自分のきもちを眺めることだったのだ。

だからわたしは、書かない日があっても、
なんだか満たされた気分でいたのだな。

書く日もよし。
書かない日もよし。

書くことは、自分のきもちを眺めること。
「なぜ書くのか」そんな問いに今、出会ったとしたら、わたしの答えはそれだと思う。

書く日。
そして
書かない日。

どちらもわたしを眺めている。

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