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#37 目の前にある豊かさ・幸せを再確認すると上手くいき始める

目に見えないものを確認する・認識するって、とても
難しいものです。
だから人は常に「足りない。」「全然ない。」と、
不足感・欠乏感・どこまでも追い求めてしまうのかも
しれません。
追い求めることは悪いことではありません。むしろ、
そういった欲望があるからこそ、今日の文明の発達は
もたらされたのですから。

ちょっと難しい前置きになりましたが、タイトルの通り
目の前にある豊かさや幸せを再確認するためのワークを
ご紹介しようと思います。

なんだか最近ツイテないな、自分には何もない、
どうしようこれから・・・なんてネガティブループにハマって
いる時にも効きますから、ぜひやってみてください。

誰にでも先ほど挙げたようなネガティブな状態の時、
低空飛行状態の時はあると思います。
そもそも、人間はネガティブに考えるように出来ている
らしく、それは太古の時代、人がまだ動物とともに大自然
の中で暮らしていたころに本能として持っているもの
だそうです。
そりゃそうです、外的・肉食動物から身を守り、食糧
を得るために日が昇り日が落ちるまで走り回る生活を
していたのですから、常に体内の警報装置がフル稼働
していたといっても過言ではありません。

では本題に入ります。
ネガティブな状態の時に大きな行動をすることはとても
しんどいものです。まず第一に「やる気が起きない」
ですし、無理に動くと何かしらトラブルが起こったり
ちょっと危ない時期でもあるのです。
かといってじっとしていても誰も助けてはくれません。
じゃあ、どうやったらそこから抜け出せる?
なんですが、これは抜け出すのではなく、思考と感情を
整えてあげるほうが近道でラクだったりします。

早速ですが、紙とペンを用意してください。
お気に入りのノートでもOKです。
たくさん書くかもしれないので、余裕をもってご準備
ください。

今あなたの目の前にあるものを、出来ることを
いくつでも書いてください。当たり前にあるものも
含めて、番号を振って書き出してみてください。
いくつ出てくるでしょうか。

例えば、
1.今日も目が覚めた起きられた。
2.ご飯が食べられた。  
3.着る洋服がある。
4.水道の蛇口をひねれば飲める状態の水が出てくる。
5.住む家がある。
6.スマートフォンが使える。 

といった感じで、思いつくままに書き出してください。
書けるだけ書き出してみたら、それを眺めて少し考えて
みてください。
「それって、ほかの人、ほかの国の人から見たら
 どうだろうか?」と。

例えば、1の「今日も目が覚めた起きられた。」であれば、
 →病気をしていたり、争いが起こっている地域から
  見ると、とても幸せなことです。
といったように、視点を「自分」から「ほかの国や地域の人」
に移してみることで、違ったものが見えてきます。
順にやってみましょう。

2.ご飯が食べられた。
 →家に食べるものがあること、とても幸せな状態です。
  現実として、今この瞬間も餓死する人がこの地球上に
  はいます。  
3.着る洋服がある。
 →自然災害や戦争などで、身一つで非難している
  人たちには、着替えなどないかもしれません。
  有難いことです。
4.水道の蛇口をひねれば飲める状態の水が出てくる。
 →日本はライフラインが整っている国です。
  外国では水を買うので、有難いことです。
5.住む家がある。
 →これも着る服があると同様に、有難いことなんです。
6.スマートフォンが使える。 
 →これこそ当たり前ではないことで、先進国では一人1台
  持っていることが常識のようになっていますが、これを
  持てるということはそれなりの経済力があること、生活
  の基盤があること、を表していると思います。 

このような作業を自分が書き出したものについてやってみる
と、意外にも「自分はけっこう豊かだし、幸せかもよ。」
と、本当は豊かだし恵まれていることに気が付くと思うん
です。
「そんなの当たり前でしょ。」と思われたのであれば、
何度でもやってみてください。
そのうち気づくことがあると思います。

日頃見落としがちなこれらの
「目の前にある、当たり前のようにある豊かさや幸せ」
に気づくこと、見落とさないこと、意識を向けること。
それらを一つ一つ数えていくと、じわっと優しい気持ち
になってきます。
そうしていくうちに、気持ちが変わっていきますから、
発する言葉や行動が変わります。そして、自分の周りの
状況が変わり始めます。見え方が変わるという方が、しっくり
くるかもしれません。

嫌なことからは逃げたいですし、誰かに助けてもらいたい。
誰でもそう思うものです。
でもそれすら望めないときは往々にして起こることなので、
自分で切り開く・変えていく術を持っておくことは、損には
ならないと思います。

私自身も人生の中で何度かどん底を経験し、どうにか這い
上がってきました。
あれもない、これもな、だから出来ない、無理だ、と
叫んでいたこともあります。
が、どうあがいても結局やるのは自分しかいないのです。
だったら、日頃から今日のようなワークをマメにやることで、
ひねくれそうな自分を軌道修正してあげることが出来るんじゃ
ないかなと思います。

日本という国に生まれているだけで、すでにラッキーで
恵まれた幸せな人であることは間違いないように思います。
RPGゲームを攻略していくかのように、人生を楽しんで
ください。

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