ウイングスパンの簡単な戦略と駄ゲーである理由
2019年ドイツ年間ゲーム大賞エキスパート部門大賞受賞。 プレイヤーは研究者、野鳥観察者、鳥類学者といった鳥類愛好家です。 自身の管理する鳥獣保護区に鳥を呼び寄せ、多くの種を見つけましょう。
産卵アクションに強カードを置く!以上!勝ち!
タイトルが一行で終わってしまった。
それだけだと余りに短すぎるので解説しよう。
大前提として、このゲームは、
産卵アクションゲーである。
餌、産卵と行動してカードを出すより、
産卵、産卵と行動してカードを出す方が効率が良いのだ。
それだと餌が足りない?
産卵アクションに餌を貰えるカードを出せば良いのだ。
他プレイヤーに餌を与えるカードでも問題ない。
他プレイヤーが餌行動やドローを強化している間に産卵を強化していれば勝ててしまう。そういうゲームだ。
だから駄ゲーになってしまうのだ。
なぜ勝てるのか。それは点数効率に他ならない。
最終盤を考えよう。
産卵が強化されていない場合、餌、卵、カードの3行動では稼げても10点である。これは(鳥カードの点数-卵支払い)がそこで打ち止めになってしまうからだ。
産卵が強化されている場合、産卵、産卵、産卵とすると確実に12点稼げる。
アクションが乗るため、実際にはもう少し変わってくるのだが、大体この位は稼げるだろう。
この稼げる図式は最序盤にまで遡れる。だから産卵していれば勝てる。
ざっくりとしたプレイの指針をお話しよう。
まずは産卵アクションを強化する。
置くカードとしては餌、ドロー、群、
カラス
などが適している。その次にドロー強化だ。
ここにはできればドローカードを出したい所。高得点バニラなどはここに置くといい。余り使わないアクションだからだ。そして弱いアクションである餌を最後に強化するといい。
恐らくこの戦法なら90点くらいは行くのではないだろうか?筆者は大体この点数で落ち着いている。
ウイングスパンは駄ゲーではあるが素晴らしいゲームだ。
必要な餌の難易度、能力、生息地の縛り、能力。
カード事にきちんと点数の重み付けがして有る。
アートワークも素晴らしい。システムも秀逸である。
しかし3つの理由から駄ゲーだと言わざるを得ない。
産卵が強すぎる
カラス
カラス
せめてカラスは森にしか置けない縛りであるべきだった。
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