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働く、について考える

わたしは、同じ場所で2年以上働いたことがない。
これは、アルバイトと正社員で働いた経験のどちらもを含む。

長くてどのくらいかな、今、
長く働いたお店として思いついている候補が
2つある。

一つはカフェでのアルバイト。
ここでは1年と3ヶ月ほど、働かせてもらった。
大学1年生の終わり頃から、大学2年生の終わり頃まで働いた。
このカフェは正社員のような存在がおらず、
働く人は学生、おばちゃんが1人、
20代後半の大きな体を持った男性が1人、
とみなさんアルバイトorパートで構成されていた。
部活の先輩に誘われて入ったアルバイトだったので、部活の先輩を中心に皆さんに可愛がってもらった。
部活のメンバーの溜まり場のようにもなっていて、
とてもアットホームでほとんど楽しい記憶しかない。
オープン作業からレジの締め作業まで
全てを行わなければならなかったけど、
それ以上に、
お客さんに喜んでもらえるように
ドリンクのカップに油性ペンで絵を描いたり、
フルーツをカットしたり、
それを盛り付けたり、
そんな作業がとてもたのしかった。
大学1.2年生ということもあり、
先輩たちから聞くお話しも
新鮮でたのしかった。

ここのアルバイトはお店の赤字が続いていたために、
なくなく閉店せざるを得なかった。
そこで働いていた人はみんな解雇された。

もう一つは家の近くの居酒屋でのアルバイト。
ここでは一年と半年働かせてもらった。
大学一年生の6月あたりから
大学二年生のクリスマスまで働いた。(忘れもしない)
辞めたのは、オーナーと雇われ店長の私に対する態度に耐えきれなくなったからだ。
2人ともちょっと口の悪い人だった。
最初は「こういう人だから」
と割り切って対応できていたのだが、
お店が忙しくて機嫌が悪くなったときに
私たちアルバイトに八つ当たりするように
いつもより口が悪くなるのがとても嫌だった。

料理をオーダーを受けた席とは違う席に
持っていってしまうようなミスをしたときに、
「おいおいーー、お前バカかよーーーー、
それでも〇〇(大学の名前)生か???」
というような
失敗した内容を超えて
人格を否定するような怒り方も
とても嫌だった。

しかし、
アルバイトの同期たちはとてもいい子たちで、
わたしがアルバイトを辞めた後も
年に数回集まって飲みに行く仲だった。

辞めるのを決断した日は忘れもしないクリスマスの日、
恋人とクリスマスを楽しもうと、
イブの日から他県にプチ旅行をしていた。
しかし、クリスマスの日の人手が足りない
ということで、わたしはシフトに入っており、
クリスマスの日は帰ってきたその夜に
急いでアルバイトに向かった。

いつもより特段忙しかったのを覚えている。

忙しくてお店も手一杯、店長たちの機嫌も悪くなり、私たちに向けての暴言も激しかった。

「せっかくクリスマスに出たのに??
なぜこんなこと言われなきゃいけないの??」

この思いでいっぱいで、
わたしはアルバイトの帰り道、
涙を流しながら恋人の待つマクドナルドへ
走っていた。

その次の日、店長に辞める連絡をした。


アルバイト体験談を書こうとしてこの文章を書きはじめたわけではないが、
だいぶ長い文章になっているので一旦区切ります。
続きはまた今度。

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