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「好き」をサボらないということ

先日、とってもうれしい買い物をした。
何かというと、RMのソロアルバムINDIGOである。

正直推しというわけではないRMのアルバムがなぜ「うれしい買い物」だったかというと、純粋に「ほしい!」の気持ちだけで買ったからです。そして、BTSがソロ活動に入ってから全然コンテンツを追えなくなっちゃったし、あんまりヒップホップ(というジャンルで良いのか?)が得意ではないので、特にラップラインのソロ活動はそんなに興味が持てないなあ、と思っていた私が、INDIGOがほしい!と思ったのは、RMさんのプロモーションコンテンツがとっても素敵だったから。
いくつか見たコンテンツを通して、私が一番感じたこと。それは、RMさんはとにかく自分の好きをサボらない人なんだなあ、ということ。
そして、その後届いたINDIGOのCDも、外装の質感とか、ちょっとしたポストカードの感じとか、美術に疎い私にはよくわからないけど、きっとRMさんの好きやこだわりがいっぱいいっぱい詰め込まれているんだろうなあ、ということがしみじみ感じられて、とっても幸せなお買い物体験となったのでした。

【自分の好きをサボらないこと】

私がRMさんのコンテンツを見て感じた「好きをサボらない」とはどんなことか、というと。
例えば、All dayで公開されていたおうちの様子。きちんと片付いたお部屋に、読書好きなRMさんらしく本がたくさん積んであったり、絵がたくさん飾られていたり。

SUGAさんとのシュチタでも、自分の好きなことは徹底的に調べる、オタクで構わない、というようなコメントと共に、好きな映画に出てくるウィスキーについて楽しそうに語っていらっしゃって、映画のこともウィスキーのこともよくわからない私も思わずニコニコしてしまった。

同時に、RMさんのコンテンツを見ていて感じたこと、それは「好きを追求するには余裕が必要だ」ということ。
シュチタの中で、「昔は余裕がなかったからお酒は悪いものだと感じていたけど、今は余裕があるから楽しめる」と結構直球で語っていたのが印象的だったし、私も確かになあ、余裕がないとなんにも楽しくないもんなあ、なんて思ったのでした。

【好きには手間がかかる】

なぜ、余裕がないと好きを追求できないのか、というと、やっぱり好きには手間がかかるかなだなあ、なんて思いました。
例えば、RMさんもシュチタの中で、今回のINDIGOのタイトル曲であるWildFlowerについて、ストリーミングのされやすさをあまり気にせず4分台、しかもサビまでが長い曲を作った、というようなことを言っていました。それってやっぱり、ある程度ヒットが義務付けられているBTSの楽曲ではなくRMさんソロの楽曲だからこそ、余裕があって好きなものを追求できた結果なのかなあ、とか思いました。
(余談ですけど、この話をしているときにきちんと「チャートを気にしていないわけじゃない、気にしてなかったらコンテンツの撮影なんてしない」と笑いながら話していたRMさんはとっても正直で素敵でしたね。きっと「チャートに入ってたくさんの人に聞いてもらうこと」もRMさんの好きリストに入っているんだろうな~)

別に、曲作りなんて大層な(?)ものでなくても、確かに好きには手間がかかるので、私も日々好きをサボっているな…とか思って。
お気に入りの服を着たいけれど、これ家で洗濯できないから面倒くさいな…とか。
この色のネイルが好きだけど、剥げたのすぐわかるしメンテが面倒くさいからベージュでいいや…とか。
あのパン屋さんのパンが食べたいけれど、買いにいくのは面倒くさいな…とかとか。
挙げればキリがないくらい。好きなんてサボって適当に生活する方が楽なので、どんどん捨て置かれる「好き」が私の中にはあるなあ、と思ったのです。

【好きをサボらないために】

とは言え、時間にもお金にも限度があって、すべての好きを追求するのは現実的ではない、というのもまた事実です。生活にはやらねばいけないことが多すぎる。
その辺のバランスを取るためにどうしたらいいかな~と思って考えたことは二つ。

①なるべく「好き」を起点にする

例えば食事、例えば掃除洗濯。やらなきゃいけないことの考えの起点を「好き」にもっていくように意識づけること。
どうせ何か食べるために料理するなら、なるべく自分の好きなものを素敵に作ろう!と考えてみることだったり、
どうせ部屋の掃除をしなきゃいけないなら、汚いからと考えるのではなくて、自分の好きなものを飾るためと考えてみたりとか。
何もしていないのに部屋は汚れるし、何もしてなくても腹は減るし、普通に生きているだけなのに洗濯物は溜まる。そんなどうしようもないけど結構辛い現実に立ち向かうためにも、なんでしなくちゃいけないんだろう…ではなくて、「好きなものの前準備!」と前向きに考えられたらいいなと思うようになりました。実践できているかは極めて微妙(オイ)。

②「好き」の棚卸をする

全部の好きを追求できないなら、サボってはいけない好きを明確化しないといけないな、とおもった話。
これは私が執着気質なのもあるかもしれないけれど、最初は確かに好きだったものがただの執着になっていたり、逆に「好きだけど嫌だな」という気持ちから好きなものを諦めたりということは往々にしてあるような気がします。

私はいま朝ドラ「舞いあがれ!」にハマっていますが笑、ちょうど先週舞いあがれ!の中で好きの棚卸のようなシーンがありました。

自分の気持ちを表現することが苦手で、お友達とうまくいかず学校に行けなくなってしまった男の子あさひくん(星が好き)が、みんなで星をみて勉強する「星空クラブ」に「行きたいけど行きたくない」と言うのですが、それに対して言葉が好きなたかしくん(私の推し)(そか)が、どっちの気持ちのほうが大きい?と問いかけます。
すると、行きたくない気持ちは地球くらい、行きたい気持ちは太陽ぐらい大きいと答えるあさひくん。さらに、たかしくんはあさひくんに「自分の気持ちを書き出してみて」と紙とペンを渡し、あさひくんは「好き」リストと「苦手」リストを作ります。
結果、あさひくんは「周りに学校や星空クラブに行け!と言われること」が苦手だということ、その気持ちより「星が好き!」という気持ちの方が大事だということに気が付いて、星空クラブに行けるようになりました。

これを見ていて、ああ時々自分に正直になって、本当にやりたいことは何なのか、好きだけどやりたくなくてやっていないことの理由は些細なものではないか、と立ち返ることは大切だなあ、それをやっていかないと色んな機会を逃すかもしれないなあと思ったのです。
私でいうと、好きなアイドルのコンテンツでも大して興味がないものは全部追い切ろうとしなくていいや、とか笑、
正直韓国語の勉強、最近楽しいより執着の方がデカいかも、時間に余裕がない時はサボってもいいかな、とか。

人生の長さも、持っているお金も限られているし、好きなものがたくさんあるからこそ、ちょっとずつそぎ落としたり、振り返って落っことしたものを拾いに戻ったりってことはしていったほうが、回り道に見えても結果的に楽しいのかもしれないな~と思ったのです。

とは言え、日常に追われていると、好きの棚卸も、残った好きをサボらないでいることも難しかったりするんだけど笑、せっかくRMさんと舞いあがれ!に気が付かせてもらったので、なるべく心掛けて行きたいなあなんて思って。
手始めにクリスマスにジンジャークッキーを焼いた。(そか…)

あとはこのnoteもそうだね!わたしはなんだかんだ文章を書くのが好きだし、読んでもらうのはもっと好きだし、自分で読み返すのも好きだから、今回思ったこともサボらず書き残そうと思ったんだなあ。

おしまい。

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