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ペドフィリアについて考えました

最近、ネットの記事でペドフィリアについて話している人がおり、印象に残りました。

ネットだとジョークのような感じで対応されているのを度々見かけます。

日本はロリコン文化があるなどと言われ、アイドルやアニメも幼くて若い子ばかりが持て囃されて、消費されているという話もあります。

実際の所、日本だけなのでしょうか?

疑問に思っていたので、調べてみました。

チェコの映画作品で、このような題材のものがありました。

この作品は女優が幼い子にメイクや服装を変えてなりすまし、実際にチャットに参加してどのくらいの男性からの連絡が来るのかという実験を行なった作品です。

まだ観ていないので全てを知っている訳ではありませんが、少女を恋愛対象とした男性から性的なチャットをする男性が沢山居るという実験結果が出る話だそうです。

以前から気にはなっていますが、気分が悪くなりそうで勇気が出なくて観れていません…。

好きなものを責めたいとは思いませんが、犯罪や人を傷つけてまで追求することはおかしいですし、恐ろしいと思います。

私は女性という事もあり、このような自分のためだけに相手を不快な思いにさせたり傷付けたりしても良いという考え方については心底軽蔑し、許せないと思ってしまいます。

ですが、一方で本人も好きなことを追求することは犯罪になるので、かなり辛いと思います。

やはり日本関係なく世界でこのような悩みを持つ人はいるようですね。

本人が悩みとして感じている人と、悩みとは感じていない人もいるそうです。

こういった問題をただ批判するのではなく、
今後どう言った支援をしていくかが重要だと
思います。


少し前の記事ですが、ドイツではペドフィリアのセラピープログラムがあるそうです。

このセラピープログラムが始まったのは約11年前。ベルリン(Berlin)のシャリテ大学病院(Charite)が助成し、小児性愛者たちに欲求をコントロールするための治療を促している。ドイツ全土の11か所のセンターで提供されているプログラムに対し、これまでに7000人以上から問い合わせがあり、659人が実際にセラピーを受けた。うち251人が全プログラムを終了し、265人が現在治療中だ。
https://www.afpbb.com/articles/-/3109681?cx_amp=all&act=all


10年以上も前からこのようなプログラムがあり、問い合わせも沢山来ているようですね。
かなり先進的だと感じます。

バイアー氏によれば、同プログラムが基づいているのは、子どもに性的な魅力を感じるのは医学的問題であって、その欲求が行動に移されなければ「犯罪ではない」という考え方だ。世界保健機関(WHO)も小児性愛を「性嗜好障害」と分類している。

性嗜好障害と分類されるというのは初めて知りました。

性嗜好障害について、調べてみました。

性嗜好については以下の意味です。
性の嗜好性に偏りがあること。例えば、性的に未成熟な子供に興奮する、無理矢理性行為に及ぶと興奮する、人に見せない部分を無防備にさらす姿に興奮する、使用済みの下着に興奮するなど。
性嗜好障害は、性的興奮を得るために子供と性的行為に及ぶ、強姦する、風呂場を覗く、下着を盗むなどの反社会的行為に及べば他者への危害を加えたことになるため障害とみなす。あるいは実際に行為に及んでいなくても、上記の欲求や衝動を抱えている状態に本人が精神的な苦痛を感じる場合にも障害とみなす。しかし苦痛を感じていないし問題も起こしていないパラフィリアもおり、その場合は治療の対象とはならない。例えば、痴漢や盗撮の企画モノのAVをみる、漫画を読む、同意を得てパートナーの下着をもらうといった行為で性的興奮を得ている人など。

このようなことを指すようですね。ペドフィリア以外にもかなり幅広い嗜好を指しています。


ペドフィリアのセラピーは以下のようなことをしているようです。

プログラムでは、患者は毎週2時間のセラピーを1、2年続ける中で、自分の欲求を行動に移したり児童ポルノを消費したりしないよう抑制するすべを教わる。さらに子どもが小児性愛犯罪の犠牲者となった場合にどれだけ傷つくか、被害者の立場になって考えることも学ぶ。そうすれば、子どもたちに手を出そうとする気持ちを制止できる可能性があるからだ。

このようなセラピーを受けて、加害者と被害者が減ることを願います。

日本でもセラピーや治療は存在しているそうです。


・集団精神療法

・集団認知行動療法

・薬物療法

このような方法で2年ほど治療を行ない、それでも難しい場合は更生施設に行くそうです。

更生施設の紹介も掲載されていました。

こちらの施設では、他の依存症で苦しんでいる方と共同生活を行ない規則正しい生活を送るための施設だそうです。

このような様々な取り組みを学べて良かったです。

このような依存性に関して、社会ではなかなか認められる事が難しいとは思います。

犯罪を犯してしまったのであれば償い、更生するために行動出来る場所が少しでも増えていって欲しいと思います。

批判したり追い出すことは簡単です。

そうではなくて、社会で共生できるような再犯を防止する環境作り、孤独にさせずに行政や福祉で支えるような動きが出来たら良いなと考えます。

もちろん、被害者をこれ以上増やさないように働きかける前提として、被害に遭われる方が救われ、報われる社会を一人一人が意識して築けていけるように知識をつけていき、言葉で行動を起こしたいです。

苦しんでいる人に少しでも光が差しますように。

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