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「真面目すぎること」が仇になった思い出

#書く習慣1ヶ月チャレンジ
#Day22
#人付き合いで1番大切だと思うこと

わたしは人付き合いがめちゃくちゃ下手くそでした。

そんな人間が今まで生きてきた中で、
「人付き合い」で1番大切なことを振り返ります。


人付き合いは失敗しまくっているのですが、
特にひどかったのは、職場での人間関係でした。

仕事はとても真面目にとりくんでいました。
仕事とは、常に真面目に取り組むもの、
と真剣に思っていたからです。

ただ、それゆえに、厄介な考えを持っていました。

「真面目」=「正しい」
私は「真面目」だから、私の考えは「正しい」


職場で遅刻を繰り返す先輩がいました。
「真面目」なわたしにとってはそれが信じられず、
「不真面目」な先輩によく呆れていました。

部下への注意は、自分の主張を曲げず、
「そっちが間違っているよ。」
「言うことを聞いてよ。」
を繰り返す。

自分が「正しい」と妄信しているため、他人の「不真面目」に敏感になったり、自分の考えを他人に押し付け、望んだ行動をしてくれない人にイライラしていました。

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そんなスタンスで働いていたので、
職場の人としょっちゅう衝突し、
分かってくれない相手に憤っていました。

やがて、社会人生活も落ち着いて、
自分の考えを振り返った時に、
「正直、この考え方で仕事するの疲れた・・・。」
と本気で思うようになりました。

もう無駄な衝突をしたくない。
そんなことを続けていたら、自分も相手も疲弊させてしまう。

人生の先輩である夫に相談したり、職場の、優しくしてくださる先輩の立ち振る舞いを見たりしました。

そして分かりました。

人付き合いを上手にこなしている人は、
いい意味で「不真面目」なんだと。

夫は、わたしが人間関係で悩むたびに、言いました。
「自分は自分。他人は他人。放っておきな。」

職場の先輩は、人間関係でトラブルがあっても、
あえて黙っていたり、相手を正そうとしませんでした。そして、相手に巻き込まれることなく、自分のペースを大切にしながら対応していました。

放っておく、正そうとしない、自分のペース


それは私にとって「不真面目」な人がやること。
ですが、今のままでは疲弊する繰り返し。
仕方なく、あえて「不真面目」になるように意識しました。

手取り足取り教えたくなるけど、
あえて部下を放っておいて様子を見る。

詰問されるとイラっとするけれど、
その態度には触れず、あえて肩の力を抜いて、話を聞く。

相手の意見に賛成できなくても、
「そっか、そういう考えもあるよねー。」と
とりあえずフラットな気持ちで聞く。

そうしていると、今までとは違う結果になっていきました。

「間違っている」と思うことを無理やり正そうとしなくても、ほとんどのトラブルは自然と解決していったのです。

部下は、私がぐちぐち言わなくても、
自分で考えて、失敗をリカバーしました。
(ただ、サポートや助言は必要だと思います。)

自分と違う意見の人は、わざわざ正そうとしなくても、話をしていると、自分で勝手に考え、自分で解決したり、わたしの意見を素直に求めてくるようになりました。

さらに、職場の雰囲気をみだす迷惑な人は、
「あなたは間違っている!」と全力で対抗しなくても、
勝手に思い詰めて自爆したり、(自主退職)
社内で然るべき処遇を受けました。(異動、雇用解除)
(これは私がラッキーなだけかもしれません。)

「あぁ、案外、なるようになるんだな。」
そう思えるようになりました。
そして、職場の人間関係でイライラすることが激減しました。


私にとって「人付き合い」において大切なこと。
それは、いい意味で「不真面目」になること。

それがベースにあって初めて、
相手のことをフラットに見ることができて、
もっと深い「人付き合い」ができます。

「人付き合い」はできるだけ肩の力を抜いて、
楽しい気持ちでやりたいですね。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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