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社会人7年目のジョブホッパー、在籍最長記録を更新しました

2017年の6月1日、わたしは新卒で入社した会社の最終出社日を終えた。在籍期間は、わずか1年2ヶ月。「最終出社日」といっても送別会があったり菓子折りを持って挨拶に回ったりしたわけではなくて、担当していたクライアントのところに挨拶に行って、さっさと直帰した。自分で思い返しても、わりとぶっ飛んだ新入社員だったなと思う。自分の後輩が同じことをしていたら、たぶんちょっと引く。

それから5年、わたしはセブンリッチという会社で「在籍期間最長の日」を迎えた。これは本当にすごいことで、個人的にパーティーを開催するに値するくらいの快挙でもある。

人生で一番ちゃんと続いたのは12年間のピアノ通いで、次いで高校時代の3年間の合唱部。それ以外のことで努力し続けた経験などなく、働くということにもイマイチやりがいを見いだせない社会人生活を送っていた。

営業をしたり保育園を作ったり、そうかと思えば突然フリーランスの物書きになったり、周りから見たら全然ちゃんとしていない、ともすれば「勤労意欲の低い人」として映っていたんじゃないかと思う。

そんな私がセブンリッチに“拾われて“入社したのは2021年の4月。編集者として入社したけれど、気づけば事業責任者になって、今は6人の仲間(パートナーライターさんを入れたらもっとたくさんいる)と一緒に働いている。

セブンリッチはちょっと変な会社だ。「このポジションにこのスキル感の人がいないから採用しよう!」ではなく、「こんなスキルを持った素敵な人がいる。この人が一番輝ける場所はどこだろう?」という順番で話し合いが行われて、採用が決まる(もちろんポジションが空いていて、そこにスキルマッチする人を採用するケースもある)。

私も例のごとく「今のところポジションはないけど、りほまるがいるなら文章を書く部署があってもいいんじゃない?」という風に入社が決まった。

わたしが採用担当者だったら、在籍期間1年2ヶ月が最長のジョブホッパーの採用は、正直かなり迷う。しかも私の場合、ジョブホッパーなだけでなく、携わっていたサービスも写真だったり教育サービスだったりメディアと一貫性が無かった。

何が言いたいかというと、わたしがセブンリッチに入社できたのは完全にラッキーだったということだ。たぶん前世でめちゃくちゃ徳を積んでる。ありがとう一代前のわたし。

前置きが長くなったが、そんな私がどうしてセブンリッチにい続けたいと思うのかを考えてみたので、ついでに周りの人にも伝わったらいいなと思いながら、noteにしてみる。

1.     みんないい人

真っ先に思いつくのはこれだ。今のオフィスには150人くらい出社してると思うけれど、すれ違ったときにぴりっとした空気になる人が、いまのところひとりもいない。

挨拶をするときにかならず「りほまるさん、おはようございます」と名前を呼んでくれる人がいる。飲み会でポツンと立っているとものすごい勢いで会話に巻き込んでくれる人がいる。部署の垣根を越えて相談に乗ってくれる人も、めちゃくちゃたくさんいる。そういえばこの間はチームメンバーの後輩が、くれといったわけじゃないのに紗々をいっぱいくれた。おいしかった。

「朱に交われば赤くなる」とはよく言ったもので、いい人に囲まれていると自分もちょっとずついい人になっていく気がする。忙しくても頼られれば力になりたいと思うようになったし、元気がない人がいたら声をかけるようになった。

いい人って気持ちいいな~と思うようになって、「会社」という場所で働く自分を好きになった。

2.     青春、リバイバル

いい人の多い会社だけど会社全体の雰囲気がのんびりしているかというと、そんなことはない。次々に新しい事業が立ち上がるし、毎月ギネスをたたき出し続ける事業部もいる。そういうほどよいプレッシャーが好きだ。

たぶん、わたしがフリーランスとして自宅でひとりぼっちで働き続けていたら、ある程度収入が確保できていればぐうたら過ごしていると思う。それも素敵なことではあるけれど、出社して、目の色を変えながら働く仲間のことを見ると「うちもやってやらないと…!」という気持ちに、本当に自然に、なる。

高校生のとき「人権なさすぎ!」と思うほど厳しい環境の中で頑張りぬけたのは、全国大会出たい!テッペン取りたい!みたいな共通のでっかい目標があったからだと思う。そういう空気感のチームが間近にいるには本当に価値がある。

3.     健康第一


セブンリッチ多くの社員が、強い健康志向を持っている。というか、自然にそうなってしまうような環境が整っている。

「腰がいて~」と思ったらグループが運営しているパーソナルジムの鍼灸トリートメントを受けに行けばいいし、お腹がすいたら栄養バランス抜群の弁当を会社の冷凍庫から取り出してチンすればいい。体調が悪くなったら、会社と提携しているクリニックへ行ったらそれで解決。

「青春リバイバル」をやっているスタートアップだと、どうしても健康度外視で急成長を求めてしまうものだと思う。でもセブンリッチではちゃんと寝ろ、ちゃんと食べろ、ちゃんと運動しろ、仲間と笑えとしつこく言われる。仕事に対する熱量が高い人ほど自分の健康をおざなりにしてしまいがちだけれど、うちはそれをいい意味で「許してもらえない」。

フィジカルが健康だからこそ、必要以上にネガティブになったり心を病むほどストレスを感じたりすることなく、この会社にいたいと思い続けられるのかもしれないな~と思う。

「今度の会社は続きそうですか?」

セブンリッチに入社して1年を迎える数日前に、唐突に母からLINEがきた。

「今のところ!最長を目指します(最長は1年3ヶ月)」

そう返していたけれど、お母さん、私は無事人生最長を迎えました。目下の目標は、母の最長を超えることです!


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