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お母さんのご飯はごちそうです

お母さんのご飯はごちそうです

私は、パートでですが、学生寮(中学校、高校、大学)で5年ほどお仕事させて頂きました。その中で感じたことは、お母さんのご飯は腕のいい調理師さんのご飯よりもごちそうだということです。
毎日心と体を支えてきた心のこもったお母さんの味にはかないません。
毎日毎日食べるごはんは、食べ慣れてきた味付け、食卓に並んだ料理、食材のチョイスなどなどお母さんにしか作れない愛なのだと感じます。彩りよく、バラエティーに富んだ他人の考えた献立ではなく、毎朝同じ朝ご飯、茶色の食卓だったとしても、1番のごちそうなんです。
もしかしたらお父さんのご飯やおばあちゃんのご飯の方もいらっしゃるかもしれません。
愛をたくさんいただいてきたからこそ、家庭の味はごちそうになっていくのだと思います。

離乳食やお子様の食事に悩んでる方へ

子どもが好き嫌いが多くて食べてくれない。そもそも料理が嫌いです。苦手です。私は、子育てが始まったばかりの頃、周りのママや同級生の友人によく相談されました。今も、相談業務の日には必ずこのような相談をうけます。
子育ても初めて、離乳食も初めて、独身時代は実家暮らしで実は結婚してから家事も初めてという方もいらっしゃると思います。
誰にでも色々な初めてはありますが、子どもが生まれると、たくさんの初めてが一気にやってきます。楽しい初めてばかりではないのが現実です。
私も実際に結婚してはじめて家を出て久し振りに母のご飯を食べると、とてもおいしくて、ほっとしたことを覚えています。新婚で心はしあわせで、大きな不満もなく、もちろん料理も大好きなので、朝晩の食事作りも旦那さんのお昼のお弁当作りも楽しかったのですが、慣れない食事作り以外の家事にフルタイムの仕事をしていた私は、たまに実家に帰り、母の味を堪能することが楽しみでした。
この心から満たされる食事は愛情いっぱいに育ててくれたお母さんだからこそ作れる。と私は思っています。
初めての子育て離乳食、幼児食はうまくいかなくて当たり前です。ママも少しずつ作れるようになります。毎日手作りでなくてもいいです。一緒に食卓を囲んで時間を共有するだけでも、はなまるです。お仕事されていたり、子育てで全く余裕がなかったり、お料理苦手、大嫌いな方はスープやお味噌汁だけは手作りなどできることからスタートしてみてください。
毎日作る中で確実に料理の腕もスキル(スピードやレパートリー、手の抜き方などなど)も上がります!!生活の中で築いてきたその家庭の食事スタイルも全て子どもの生きていく糧になります。
偏食や食事のマナーなど大切なことはたくさんあります。理想もたくさんあると思いますが、朝は機嫌良く食べてくれて、夕食は一日元気に過ごせたことに感謝しながら食べるだけで素敵なことです。

いつか巣立っていくこどもの一番のごちそうはお母さんのご飯と信じて、ゆったりと子育てもお料理も楽しんで頂きたいです。中学生になれば、寮に入る子もいるでしょう。子育てが始まって干支がたったひとまわりしかしない間には巣立っていくお子さんも出てきます。
ご飯だけが愛情ではありませんが、毎日毎日当たり前のように食べるごはんや、食卓は、きっといつか宝物になると思います。
我が家の旦那さんは朝が早く、休日はランダム、帰りは遅いためいつも3人の食卓です。「家族みんなで食卓を囲んでいますか?」のアンケートは○印はつきません。旦那さんの休日は必ず4人で食卓を囲みます。頼んだことはありませんが、休日の朝も子ども達に合わせて起きてきてくれます。4人で食卓を囲めること、主人もこの時間を大切にしてくれていることに感謝しています。もう少し大きくなれば、部活をしたり塾に通いだしたりなどでバラバラの食卓の日がでてくるのかな??と少し寂しい気持ちになりながら、料理好きの息子とキッチンに立っています。これは、我が家の食卓の風景です。
皆様のお宅はいかがでしょう?
今は、お母さんごはんの家庭だけではなく、父さんご飯という家庭も多いのかもしれません。ご家庭の味、食習慣も、子どもさんと一緒に育んで作っていってほしいなと思います。

先日初めて書いたブログに、スキを送って下さった皆様ありがとうございました。読んで頂けたことに感動しました。
今回も最後まで読んで頂けてうれしいです。ありがとうございます。

食べ物の好き嫌い(偏食)との向き合い方はまたの機会に書かせてください。

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