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覚えておかなくて良いことに脳のメモリを喰われている。

・新品でもないアイロン台を小脇に抱えながら電車に乗っている男性を発見。アイロン台以外に荷物も何も携帯していなくて謎すぎる。急にアイロン台だけ必要になることってあるんだろうか。

・神宮前から表参道にかけての大通りはいつも多くの人でごった返している。シッターさんっぽい男性がずーっと英語で5,6歳の男の子と4歳くらいの女の子に何やら話しかけているけれど、二人とも言語は違うのに要領を得ている風で会話が成立していておもしろいな〜と思いながら見ていた。どういう関係なんだろうか?

・女性をエスコートする男性。爽やかな休日を過ごすサラリーマン風。
小さな子どもが横を通り過ぎるとき、ショルダーバッグを勢いよく肩にかけ直してその子の顔に直撃しそうになる。
危ないなあ…当たらなくてほっとしたけれど、無神経な人だなと思いつつ、
あのショルダーバッグのデザイン、もっさりしてたな…と思ってたら前に会社の先輩が言ってた「あのくらいの中途半端なショルダーバッグ持ってるやつは大体仕事ができない」というド偏見理論が不意に思い出され、笑いそうになる。

・バス停のベンチに空になった2Lペットボトル が潰された状態で捨て置かれていた。ペットボトルを潰すという環境配慮の心はあるのに、ゴミ箱に捨てるまではできなかったのか…。

・美容学生?なのか、マネキンの頭部を片手でハンドボールでも持つみたいにわしづかみにして歩いていて、ちょっと怖かった。戦国武将か。そんな物騒な持ち方せんでも…。美容学生とか仕事関係じゃなかった場合が一番怖いので考えるのをやめる。

・カフェでお茶を飲んでいたら、隣の席の人たちが「連続殺人や狂気的な事件を起こすのはどうして男性ばかりなのか、逆に女性はどこで発散しているのか」という議論をしているらしかった。デートでその会話になる?!

等々。

街を歩いていると何かしらにずっと気を取られ続けている。
何も考えないということができないのか、落ち着きがないのか。

そして忘れれば良いものをいつまでも覚えていたりしている。バス停のベンチのペットボトルとか、人生において必要のない記憶の最たるものではないか。なんだか脳のメモリがもったいない気がしてきたので、書き起こすことで忘れていいものとして認識させる作戦に出てみた。…がしかし、逆に書き起こすことで記憶が定着してる気がする。む…無意味…。

もうちょっと引き出して意味のあるものを言語化して記憶しておきたいのだけどそういうものほど忘れる。