ジュニアアスリートの怪我の原因はテレビゲームだった!?
ジュニアアスリートとテレビゲームに関する面白い論文がありましたので紹介させて頂きます。
方法
宮城アマチュアスポーツ協会に所属するジュニアアスリート6143人(6〜15才)にアンケート調査を実施。
結果
・筋骨格系の痛みの有病率は25.5%だった。
・テレビゲームを一日3時間以上プレイする群は、1時間以下の群と比較して痛みの発生と有意に関連があった(オッズ比1.39、95%信頼区間1.12−1.73)
・テレビの視聴とは相関がなかった
いかがでしょうか。
まず、6000人強といったかなりの人数でアンケートを実施しており、かなり信用ができる量かと思います。痛みを有する少年少女が25%いるということも驚きです。
テレビゲームと障害の発生に関連があるということは、とても興味深い事実であり、また面白いのはテレビ視聴とは相関がないということですよね。
他の論文(以下リンク参照)を見てみると、ゲームプレイは画面上のアクションに集中し、より細かい操作や筋の過緊張状態が強いられるという意見があり、これらの要因がテレビよりもゲームプレイ時間に相関した結果が出た理由として考えられるかと思います。
以上、ゲーム好きで、かつて怪我に苦しんだ私としても、共感がもてる内容でした。
これらの結果からジュニアアスリートの障害防止のためには、スポーツ現場で、運動指導をするだけではなく、オンラインゲーム内での指導も必要ということになりますね。ではまた。
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