【SUKI/MONOを初めたワケ②】

2022年9月30日 01:45

スキなモノやヒトに囲まれて過ごすことが、どれだけ精神衛生上よい事なのか、ここ数年とても実感しています。

学生の頃は、独占欲が強く
自分が好きだと思ったものが流行ると、ちょっと複雑な気持ちになっていたり、音楽もそのアーティストが流行り出すとなんかもう聞きたくなくなったり。笑

天邪鬼な私だったんです。

でも、自分が店をするようになって、それじゃいけないなと。

好きな物が変わるのは、心の変化なので、それは悪いことじゃないんだけど、スキだと思ったモノやお店やヒトや町ﾏﾁが存在し続けるためには、沢山の人に知ってもらって、応援してくれる人が1人でも増えた方がいい。

このコロナの期間、どれだけの光が消えたことでしょう。

私ひとりで守れるものなんて、ほんとに限られてる。

いいモノはいい！って広めた方が、自分の生活も心も豊かであり続けられる。

無くなってほしくないモノは、沢山の人に知ってもらって、それに何かしらの形で関わる人が1人でも増えたら、、、。

無くなってほしくないモノの1つに、私の中には《着物》があります。

美容師という仕事でも、着物に携わっているのですが、それ以前に私の祖母は和裁士をしていました。

小さい頃から着物を見ていたので、切っても切れない存在です。

着物って、デザイン、織、染、縫、等など、、、沢山の技術者の業の作品なんです。

今はプリント物もありますが、昔は手間ひまがかかる分、同じものは全くなかったのではないかと思うと、誰ともかぶらないファッションの1つなのです。

個性が埋もれる流行物があまり好きではない私にとっては最高のファッションアイテムなのです。

どうしても、高価なイメージや着るのが難しいし動きにくいというイメージがあるので、今では廃棄されるものも多いようなのですが、夜遅くまで手元灯りだけを灯して、着物を縫ってた祖母の背中を見てたので、とても悲しいことだなと。

現代は、安価な服やアクセサリーや食材、日用品も増えています。

もちろん私もそれらに恩恵を受けていることもありますが、果たしてそれだけでいいのか。

普通なら手間暇かかるものが、こんなに安くで大量に作れるのは何故か？？

建物にしても、昔建てられたものは、繊細な職人技で作られていても、使う人・守りたいと思う人が増えないことには、劣化し、壊される時がくる。

これ以上書くとキリがないし話が脱線しまくるので、こんな話がすきな人はお会いした時にでも語りましょう。

今私ができることは、スキなモノとそれを作ってるヒトを1人でも多くの周りのヒトに知ってもらうこと。

そして、お互い続けられるように切磋琢磨していくこと。

私は《着物》の面白さを、自分が先ず体現していくこと。

そこから、今回の出水公会堂で《着物》を使ったファッションショーをしたいと思うようになりました。

それを実現するために、どんな服にも合わせやすいシンプルかつ個性的なアクセサリー @mini.mi_official のクリエイターミキの作品に惚れ込み、タッグを組んで、スキ/モノをしているのです。

スタイリストという私が出来る仕事で『田舎町でもファッションショーモデルの体験を楽しめる』という場もあってよいのかなと。

ただ、マルシェやイベントをしたいという理由だけでやってるワケではありません。

今現在、イベントも多方面で開催されるようになり、『別に私たちがしなくても、突発的にお客さんが楽しめる場所はもう充分あちこちにあるよね。』っていう気持ちになってますので、vol.10を迎えたら、これまでのペースでスキ/モノをすることは無いかと思います。

多分。笑笑

来年、同じ時期に、《着物》を軸にしたスキ/モノファッションショーを最終目標にしています。

それまではどうかお付き合いください。

もしかしたら、自分たちが求めてる空間が周りに無ければ、それ欲しさにやる事はあるかもだし、私たちが力になりたいと思ったヒトや場所、必要としてくれる人達がいるならば、お互いwin-win-winで力になれる事があるならば、動き出すと思います。

知ってる人も知らない人も何卒ご贔屓に、見守ってもらえれば幸いです。

夢は語れば、いつか実現する。

沢山の人と出逢えば、応援してくれる人もいつか現れる。

「あなたのスキなモノはなんですか？」

スキ/モノが、あなたのスキなモノのコトや
夢を語れる人が見つかる場所になりますように。
@sukinamono_project

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