ゴールデンブザーの動画でメンタルにドーピングする話。

今日は気持ちをグンと上げていきたい！
そんな時に、何をするか？？

「お気に入りの紅茶を飲みます。」
と紅茶屋な私的には答えたいのだけど、
紅茶を飲むのは、もはや仕事の一環なので、
今回は、それについてはちょっとその辺に置いておき

今回はもう少し、速攻性があって、強力なアゲの話。
日々、気持ちが安定しているというのは、
仕事をしている大人にとっては、信用や信頼を得るために、
とても大切なことだと思うので、

なんだか今日はダメだ・・・と、ダウナーな自覚がある時には特に
自分のご機嫌は自分でとるようにこころがける。

まぁ若い時は、甘いものを口にするとか、恋人に電話して声を聴くとか、
まぁそんなのも色々試してきたよね。

でも、この頑固に凝り固まった四十代の心は、
その程度のことでは、あがってはくれません。
（まぁ、声を聴くだけで心が華やぐような男性もおりませんしね）

この１０年ぐらい、もっぱら気持ちをアゲてくれるのは、
オペラやミュージカルの歌曲を大きな音で聴くこと。
（ヘッドフォン使用）

たとえば、魔笛の「夜の女王のアリア」
コーラスラインの「OEN」あたりは
聞いていると、華やかな舞台の情景がリアルに浮き上げってくるし
楽曲にある種のカタルシスがあって非常に良い。

通しで聴くなら
「ラ・ラ・ランド」とか「マンマミーア」のサントラもとてもおすすめ。

でもね最近、もっとやばいぐらい、
私の気持ちを上げてくれるものを発見してしまったのですよ。

それは「ゴールデンブザー」

皆さんは「アメリカンゴットタレント」又は「ブリテンズゴットタレント」という
海外のテレビ番組をご存知でしょうか？

あのスーザンボイルを輩出したオーディション番組
といえばピンとくる人もいると思うし、
「スター誕生」「ASAYAN」の海外版といえば
オーバー四十世代はわかってくれるかも。

オーディションの応募者は、書類やビデオや面接の審査を経て
まずは予選の会場で観客と、４人（３人の場合も）の審査員を前に舞台に立ち、
歌やダンスや、マジック、詩の朗読などなど、
さまざまなジャンルのパフォーマンスを思い思いに披露します。

そして、審査員の過半数の「YES（合格）」がもらえれば、
出場者は次のステージに進むことができる。

ステージは、予選、準決勝、決勝とすすむのだけど、

特別なルールがそこに存在していて、
番組のシーズン中に、各審査員がたった一回だけ押せる
「ゴールデンブザー」という特別なボタンがあって、
これは他のすべての審査員がNOであっても、ひとりが、
それを押されさえすれば、
挑戦者は、次のステップに進むことができきるというシステム。

これが、凄いの・・・。

厳しい予選を通過して舞台に上がったパフォーマーが
百戦錬磨の審査員のまさに「心の琴線」を鳴らした、
その時にのみ押されるブザー。

まず、ゴールデンブザーが押されるほどのパフォーマンスは、
まぁ、どれも圧巻なわけですが。

・・・中には審査員一名の熱狂的な支持により、
他の審査員の冷ややかな視線の中で押されることもあるけれども
（それはそれで面白い）

それだけでなく、「ゴールデンブザー」というのは、
市井の無名の人が
まさに「アメリカンドリームを掴む瞬間」でもあるので、
押された演者の、その時の表情がとてもいい。

泣く人あり、呆然とする人あり、その場にヘタリ込む人あり、
歓喜の雄叫びをあげながら、飛び跳ねて喜びを爆発させる人あり。
そのリアクションは様々。

鳴り響くブザーと共に
ステージの四方八方からこれでもかと金色の紙吹雪が降り注ぐという
アメリカ的で派手でベタな演出（いい意味で）も良くて、

会場も舞台も混然一体となって歓喜の渦が巻き起こる感じが、
もう断然見ていてテンションがあがる。

それに加えて才能が見出されて世に出る。
「一人の人生が変わる」その瞬間を目撃するというか、
立ち会う臨場感に、なんかもう、グッとくるのです、時には泣ける程に。

（アメリカンゴットタレントは、非常に影響力がある番組なので、
ゴールデンブザーを押された演者は、結果、優勝をしなくても非常に注目されるし、
いろんなオファーが舞い込むらしい。）

気になった方は
Youtubeで「ゴールデンブザー」と検索してみて下さい。
ダイジェスト版が出てくるので、まずはそれを観るのがおすすめ。

旅に出る、美味しいものを食べる、
美しいものを見る・・・。

人ぞれぞれ、好きなことがあって、時間やコストをかけて、
じっくり自分を癒すことも本当に大事なのだけど、

なかなか、それができない時に手軽にできる、なにかドーピング的な
ものを、担保しておくといいよねというお話。