某画材メーカーの方とお話ししました
日本のアナログ絵師で知らない人はいないであろう、超有名画材メーカーの営業さんとお話しする機会がありました。
メーカーの方、やはり画材に対してすごくお詳しい。私なんか足元にも及ばないです。
そしてめちゃくちゃ気さくでお優しい。お話の端端で、画材が好きなんだなあということが伺えました。
興味深かったのが筆のお話し。
今、動物毛の筆(特にコリンスキー)って高騰してるんですが、なぜ高騰したのか、そしてそれに代わる合成毛のお話を聞きました。
コリンスキー(シベリアイタチまたはチョウセンイタチ)の筆に使われている毛は尻尾の毛なんですが、抜けた毛を集めて筆にしているんだそう。
コリンスキー毛って人間の髪の毛よりもキューティクル(鱗みたいなもの)がきめ細やかく、中は空洞になっているのであの使い心地らしいです。
程よい弾力がありながらも水含みが良く、スルスルと描き続けられる……そんな夢のような筆がコリンスキーなんです。
が。
今急激に生息数が少なくなってしまい、絶滅危惧種になってしまうみたい。
そこで最近ホットなのが人口的に作られた合成毛なんです。
研究と開発が盛んに行われていますが、未だコリンスキーと同じ筆は作られていません。やはりあのキューティクルは難しいんでしょうか。
でもですね、私は正直、
「愛用している筆先と同じ大きさなら合成毛に乗り換える」と常々思っておりまして、それをメーカーの方にお伝えしました。
そしてなんと、この話を興味深く聞いてくださったんです!
私が愛用しているのは「ラファエルコリンスキー8400」です。点付と呼ばれている筆先で、通常の筆先より長さが短いです。
小回りがとてもよくきくのでポストカード〜SMくらいの大きさならこれ1本でメインを塗っています。A4くらいのサイズも塗りました。
この話をしましたら、コミックイラスト用の筆として良いかもしれないと言ってくださいまして。
いつか発売されたらいいな、点付合成毛筆。いっぱい買い揃えちゃいそうです。
他にも絵の具や紙のお話もしました。
メルメリィマーケットというイベントだけで発売されている色紙が可愛くて欲しいと思っていたので、熱烈アプローチしちゃいましたね。一般販売されないかな。需要はめちゃくちゃあるぞ!
お話しした時間は1時間もなかったんですが、なかなか濃かったと思います。本当はもっとお話ししたかったんですが!
メルメリィにも行きたいですねー、オンラインもあるけどやっぱり現地が良い!
残念ながら7月は予定が入ってるので行けないんですよね……。
画材の夢はまだまだ膨らみます。楽しかった!
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