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【随時更新中】超csⅥ 群馬 ベスト128 青黒コンプレックス調整録

割引あり

お久しぶりです。Rightです。
このたび、超cs群馬にて青黒コンプレックスを使用し、
予選7-1 11位通過
ベスト128入賞できましたので、このデッキを選んだ理由、対面のプレイング振り返りと自分の今後の上達のために記事を書いていきます。

2/11 有料記事更新
有料記事は定期的に更新中です、調整録などを読みたい方は是非お読みください

デッキ選択

去年12月〜年越しまで

 去年の年末~1月初めにかけて、対戦環境は以下の画像のようになっていました。

田園補完計画さんいつもすみません

10月GPから新弾を挟み、この時期から青黒魔道具が台頭。
さらにデュエキングMAX2023によってアカシック3をフィオナフォレストによって早期に展開し呪文を無料詠唱することによるループデッキが台頭。コントロール、アグロコンボ、ソリティアデッキと多種多様なデッキが環境にいる状況。正直、どのデッキにも勝てる可能性がある1番楽しい環境ではあります。

 私もどのデッキにも勝てるような構築をめざ、アナカラージャオウガを使用しメタクリの枚数調整について悩んでいた日々でした。
また新弾にてラスボス、クラヤミノコンゲンコンプレックスによってアナジャにも革命が起き、さらに構築に幅が出るようになりました。

 正当に使われた方が強かったヤツ

コンプレックスは自分ターンはじめとお互いのクリーチャーが離れるとクリーチャーの下にカードが置かれていき、8枚になるとアンタップされ攻撃できるようになるという時限爆弾のようなもの。
環境に必須カードとなった5000VTなどの全体除去カードの対策カードとしてアナカラージャオウガ系統に採用され始め、このカードを生かそうと様々なデッキビルダーが試行錯誤していました。

 しかし年を明け、デッキビルドの達人であるみれう氏が衝撃のデッキを投入。それが、青黒コンプレックスでした。

青黒コンプレックスとは

知らない人のために説明するとこのデッキは「トリガービート」の一種で、コンプレックスを早期に着地させいかに早く起動できるかというのがコンセプトのデッキ。
トリガーが厚く、相手の攻撃を受ける戦い方ができながら、現代のパワーカードである「アーテル・ゴルギーニ」などのリソースカードを使いテンポをとることでコンプレックスを早期に起動するというもの。
またアーテルは4以下のクリーチャーであればなんでも蘇生できるので、メタクリーチャーなども蘇生できるので超便利なカード。

超cs前なら3500円くらいしてた

青黒コンプレックスはみれう氏がnoteを投稿した途端瞬く間に広がっていきましたが、まだ対策という対策がはっきりしていないまま超cs福岡に向かっていき、様々なプレイヤーが入賞していくことになります。

 超cs福岡~群馬直前


超cs福岡での入賞構築について以下の記事にておさらい。

判明してない部分が多いですが、基本的に青黒コンプレックスが侵食してきているような印象を受けます。

さらに、超cs iv 群馬直前の週での入賞分布は下記の通りでした。

田園補完計画様から。いつもありがとうございます。

青黒コンプレックスが環境3番手に急上昇。

しかし、新弾のコールドフレイムなどの獲得によってデッキパワーが格段に上昇したマジックが1段階強く、またフィオナアカシックというループデッキが環境トップまで上昇。青黒コンプレックスに90パーセント勝てるというのもあって、超cs福岡後に大きく分布を伸ばしました。

マジックに関してはデッキの構造上、トリガー対策である単騎マグナムと「本日のラッキーナンバー!」がすんなり入るため、トリガービートには有利であり、またフィオナアカシックに関しては盾を殴らないため青黒コンプレックスには超が付くほど有利が付きます。
ただ、逆に言うと「フィオナアカシック以外には全てワンチャンあり。赤青マジックはトリガーに頼らない構築にすれば勝てる」という考え方もできます。

年明けての調整で身内が使う青黒コンプレックスにボコボコにされ衝撃を受けた私は、レアリティ上げに勤しんでいたアナカラージャオウガを捨て、青黒コンプレックスをその日のうちに組み上げました。
(どうでもいいけど現在クラジャ金トレとかデドダム神アートとかは全部家のストレージに埋まってるからどっかで使いたい)

超csの分布予測

今回の超cs群馬は、福岡の分布を基にした分布になるのは確実なので、入賞結果と友人との話し合いから以下のように予想しました。

  • フィオナアカシック…福岡優勝デッキ。青黒コンプレックスにおいて超絶有利がとれるほか、赤青マジックにもトリガーで勝てる。しかしマナ埋め、ハンドキープに練度が出る。

  • 赤青マジック…デッキパワーは現環境最強。トリガー対策しながら先3ターンキルできるのは大きな魅力。ただしメタクリに対しての動きに対して練度が出てくる。

  • 青黒コンプレックス…殴ってくるデッキには圧倒的な強さを誇るが、基本的に深い対面知識が必要。コンプレックスを引けていないときはもちろんのこと、メタクリを駆使してメタビート的な動きをしなければならない。

  • 赤緑アポロ…いつの環境でも大型大会ではやっぱりこいつ。運が強くないと勝てないが安定した勝率を残せる。

  • 黒緑アビス…ジャガイスト最強。プレイングに自信がなくても上からアビスメクレイドすれば大抵勝てる。がトリガーがあまり厚くないのが致命的か。その代わりブロッカーは多いがシャッフ・ボンキゴの下面で止まる。

  • その他有象無象…超csは2000人エントリーしているわけなので、環境上位よりその他のデッキ分布のほうが多いのは統計的に明らか。ここに勝てないと意味がないが…たまに理不尽デッキが飛んでくる。

ちなみに自分はデュエマプロプレイヤーやyoutuberのサブスクに結構加入しているのですが、上位予想は「フィオナアカシック」、「赤青マジック」、「青黒魔道具」、「赤緑アポロ」、「黒緑アビス」を支持している方が多かったです。ただ、青黒魔道具に関してはプレイングが難しすぎて上位プレイヤーしか使っていないイメージがあったため、そこまで分布が伸びないと結論付けていました。

分布に対する環境対策

上記に挙げたデッキはどれもタイプが違うので、共通して弱点をつけるカードなんていないよなあ…と思っていたのですが、身内と調整していて「これぶっ刺さるんじゃね?」となったのがこのカード。


これ初期って何年前?

昔からメタクリの筆頭としてたびたび環境に表れていた奇天烈シャッフ。指定したコストの呪文を唱えられず、さらに指定したコストのクリーチャーがアタックブロックもできないという、全部に刺さるこのカード。

マジックは3宣言すればほぼ全ての呪文が止まり、アナカラージャオウガもトリガーがコスト4しかないため封殺できる。アビス系統もジャシン帝やジャガイストのアタックブロックを止めれば1ターン稼ぐことができます。
よってこのカードを4投できるデッキを使おうと決め、私が選んだのが青黒コンプレックスでした。

使用構築

基本的に採用理由などはみれう様の記事を読んでいただきたいため割愛しますが、テンプレ構築と違う点を解説。
環境対策カードとしてシャッフを4投、さらにシャッフの5.6枚目としてボンキゴマイムを採用しました。上面も下面も強く、1枚でたくさんの働きをしてくれるカードとして重宝しました。
また、グランギニョールを3枚採用。環境に増え始めたゲンムエンペラーを除去できるのはもちろん、自分のクリーチャーも手札に戻せるので、同期をバウンスしてメガラストバーストを発動させることでコンプレックスのカウントを3進めたり、前ターンに出したVTをバウンスして使いまわせたりする器用な動きができるクリーチャーです。また追加でデッキのカードも掘れるので使い勝手がいいカードでもあります。

前日調整にて、マジックに勝率が余り伸びず、ほかの対面でもコンプレックスが引けないときにコントロールするメタクリが足りないような感覚になり、学校男をオニカマスに変更。この構築に至りました。
学校男はコンプレックスのカウントを進めるのに重要なカードでしたが、グラン・ギニョールで代用可能であることがわかったため抜けた形となります。

他にも調整している段階で抜けたカードなどがありますが、そちらの不採用理由は有料記事の方で随時追加予定です。

大会結果

シータ刃鬼 後〇
後手4コンプレックス。
相手初手刃鬼チャージで全てを察したと思ったら次のチャージがボルカニックなうでハンター刃鬼だと判明。なおこちらアーテルスリーカードで絶望。同期とボンキゴ出してからコンプレックス。オフコース打たれて盤面コンプのみ。次ターンアーテルで蘇生して快復。
次ターンガイアッシュ出されたのでコブラ出したらトップからアーテルが降ってくる。ガイアッシュ焼いてターン返したらガイアッシュ飛んでくる。
さすがに負けたかと思ったら上が引けなかったらしく、コンプレックス5枚溜まった所で同期でGSケアして小型ビート、シャッフ宣言6、ただトリガーで3面処理されるがコンプ起動して殴って勝ち

赤青マジック 先〇
後手4コンプレックス。
先2オニカマス、先3ボンキゴ。相手ビブラート、ナポレオン、カラクリバーシで盤面を並べる。こちらアリスで墓地にギニョールを置く。ナポレオンチェンジカラクリバーシでオニカマスが焼かれるも、アーテルで復活&ビブラートを焼く。次ターンギニョールでリーサル作って上から引いたシャッフ宣言3で殴って勝ち

アポロ 先〇
2ターン目に同期出し、相手後手3アポロブラックゾーン。ミュートコブラで同期封印。アーテル掘り出して蘇生、アーテルでシャッフ蘇生。次ターンボンキゴ出してシャッフ攻撃宣言6、相手ボンキゴをカチコミで処理、こちらアーテル4墓地蘇生でボンギゴ、シャッフ宣言6。相手ヘルコプ太でオンソク回収、こちらボンギゴとギニョール出してアポロバウンス
黒マナが2枚しか無かったため黒マナ落とされたら負けだったが水マナしか落とさなかったため次のターンアーテルシャッフ蘇生でカチコミ止めて殴って勝ち

赤青マジック 後〇
後手2コンプレックス。相手先2ビブラート、先3コールドフレイム、チェンジカラクリバージ、コールドフレイム。
自分ギニョール引きすぎてほぼ動けず、3ターン目に同期出し。
相手4ターン目にバーシ攻撃カクメイジンチェンジ、ファイア単騎、ラス盾がドキドキスパイラルでカクメイジン剥がしてSA消し、返しVT。次のターン相手が謎にヒメカットの下呪文でコンプの下のカード剥がそうとして出来ないってなり、渋々相手が同期えらんで帰ってきてコンプレックス起動。
コンプレックスでシャッフ出して宣言3、VTダイレクトで勝ち

ミラー 先〇
先3コンプレックス。最初ハンドが弱かったので2ターン目に出した同期で2点削り、ドキドキ踏んで同期が帰ってくる。その後2ターンくらいお互いミュート、アリス出しが続き、こちらVT出して先にコンプレックス起動したがコブラ&ドキドキで耐えられ、返しVTと学校男で盤面が綺麗になる。相手のVTで帰ってきたボンギゴでコンプ止めて1ターン遅延、次のターンも同期の下面打って気合いでやせ蛙引いてコンプだけ止める。相手フルパンににクロック踏ませる。盾からきたシャッフとコンプの下に入ってたシャッフで宣言5,6でクロック殴って勝ち

フィオナアカシック 先❌
先1コンプレックス。相手後手4でネバーフィオナされるも動けず。シャッフが間に合うも宣言6したらネバーサイクリカで負け
相手が1枚上手だった。

黒単アビス 先〇
こちら何も出来ず完全に相手にコントロールされる。相手ジャシン2、深淵3、ブルーム1、ジャブラッド2、マーダン2体でフルパン。最初マーダンでシャッフ使われ宣言4。トリガーでコブラ1体でてハンデスされてたアーテル蘇生、ブルーム焼却&シャッフ蘇生宣言4。深淵ジャシンアタックでまたコブラ出て、効果でクロックが落ちてそのまま蘇生、ターン帰ってくる。シャッフ攻撃宣言4でブロッカーを全部止め、相手山札が4枚しかなかったためトリガーした邪侵入が打てず貫通して勝ち

有象無象アナジャ 先〇
先3コンプレックス。
コンプレックス出る前にベラドンナ&有象無象でハンド全部ハンデスされるもアリス出したり上からボンキゴ&オニカマス引いたりして遅延
相手も後続がなくハンド補充があまりできず。デドダム出すが首を傾げ、次のターンにジルコン出して補充。こちらシャッフ出し宣言3で聖域ケア。相手クラジャ素出し、クラジャパンチをミュート1トリで耐える。返しのターン、コンプレックス下5枚、クリーチャー4体(確かシャッフ、オニカマス、アリス、同期)いた為、クラジャに自爆特攻してコンプレックス起動、シャッフ4宣言しつつアーテル出し相手のジルコン焼いてコンプレックスアンタップで殴って勝ち

7-1 予選11位通過

トナメ1回戦
アポロ❌ 順位先
2ターン目に同期をだし、相手後手3でカチコミフォーミュラアポロ。3トリしたけどアリス、ミュート、クロックで有効トリガーなくて盤面を返せず負け

ベスト128

振り返り

青黒コンプレックスミラー対面に関してはコンプレックスの下を8枚にしてからシールドを割ってしまったため、完全に負けにつながるプレミだったのですがデッキに救われました。
デッキが答えてくれたという場面がほんとに多く、構築を直前まで練り最適化できた結果かなと思います。
しかし、フィオナアカシックの負けに関しては完全に対面知識不足での負けなので、ここは次回の反省点として入念に勉強していきたいと思います。

終わりに

ここまで読んでいただきありがとうございました。実はここまで書いて実に5100字を超えています。。。
この構築に至るまでに意見をたくさん出してもらい、さらに調整に付き合っていただいた、たくT(麦丸)(X:@T25265439)、みかげ(X:@UGLYEARTH)、前日俺の家に泊まって調整に付き合ってくれたハンカチ王子(X:@hankachitukai)、いつもカードを提供してくれている刃(X:@wBlqjWwmFZD9H18)、その他川越にてデュエフェスで対戦する皆さんにお礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。
本文はここまでとなりますが、投げ銭を設定いたしますので、頑張ったからジュースおごったる!という方はぜひ投げていただけると嬉しいです。
有料部分にはささやかなお礼ながら、デュエマを始めたばかりの初心者の方向けに自分がデッキ調整で大切にしていることを書いていきますので、ぜひ見ていただければ幸いです。
また、随時、青黒コンプレックスで採用検討したカードを追記していきたいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

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