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オムニコート

今回の部員日記は、理工学部1年松本拓也が担当させていただきます。

夏は私たち体育会生の正念場です。特に、一年生の夏における部活動の取り組み方は、今後の部活動への姿勢や上達度合いに大きな影響を及ぼすため重要であると、コーチや監督、先輩方に絶えず言い聞かされております。加えて、弊部の約半数は四年生であるため、来年度以降は我々が慶應義塾大学体育会ソフトテニス部を引っ張っていかなくてはならない状況にあり、先ほどの言葉の重みを痛感する次第であります。

しかしながら、夏の部活動にはどうしても憂鬱な気持ちが付きまといます。努力しているにも関わらず成果が見えないことから、焦りが募ることも、心が折れそうになることもあります。また、朝から陽射しが強く、汗が止まることのない環境下で、練習に集中しなければなりません。中でも私たちが練習しているオムニコートの暑さには想像を絶するものがあります。前置きが長くなりましたが、ここからは今回のタイトル通りオムニコートについて深掘りしていこうかと思います。
(上の写真は先日、下田テニスコートで行われた同慶戦の時のものです。)

オムニコートは砂入り人工芝や合成繊維で作られており、地面からの熱を吸収しやすい特性があるため、コートの表面温度が高くなる傾向があります。特に、夏場の直射日光を受けるとコート上の熱はさらに増します。また、オムニコートの人工芝や砂は太陽光を強く反射します。この照り返しにより、プレー中に直射日光だけでなく、地面からの熱も感じやすくなり、体感温度がさらに上がるのです。

話は変わりますが、オムニコートが広く普及している国としてドイツが知られているそうです。ドイツではオムニコートの耐久性や維持管理のしやすさが高く評価されており、多くのテニスクラブや公共のコートで採用されています。その他の国でもオムニコートが一般的に使用されることはありますが、全体のテニスコートにおけるオムニコートが占める割合がドイツほど高い例は少ないです。私は、オムニコートの普及率が高い地域はソフトテニスが普及しているアジア諸国であると考えていたため、ドイツの高いオムニコート普及率を意外に思いました。

日本で開催されるソフトテニスの大会ではオムニコートを使用することが多いです。オムニコートには芝の長さや砂の量による多種多様な顔があり、多かれ少なかれプレーに影響を及ぼします。その変化に順応することも試合に勝利する鍵の一つかもしれません。

冗長な拙文でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

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