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ボランティア夏期講習

もうかれこれ20年になるだろうか
大学受験をする子たちを対象に、受験英語を教えている

名づけて「ボランティア夏期講習」

不定期ではあるが、1日およそ2時間かけて
ひたすら大学入試の過去問題に
解説を交えるだけのもの

生徒は毎年1〜3人くらい
みんな一流大学を狙ってる子たち

みなそれぞれ予備校に通いながら
ふとした出会いから
英語の話になり
お互いに休日を利用して集まる

無論お金など1円ももらわない
先輩から後輩へと口コミで広がり
忘れたころに連絡が入り
細々と続けて現在に至る

よく20年も続くものだ 
自分でも本当に驚いている

しかし最近の入試英語は
なかなかヤらしい

事前の予習をしっかり行わないと
曖昧さを残してしまうから
誤魔化しをしないためにも
準備万端にして臨んでいる

先日はその生徒たちの一人
第一期生と久しぶりに出会い
ちょっと素敵な
ランチタイムを過ごした

もう38歳になる彼女
結婚式に招待されたが
あいにく出張と重なり
行けなかった代わりに
長文メッセージを送ったっけ

お子さんが3人いて
休む暇など
微塵もないと言っていた

母親は強い
話を聞くたびに
見習うことばかりである

思えばこの20年間の中で
何人かの結婚式にも
ご招待をいただき

またあるときは
私のライブコンサートを
同窓会の会場にしてしまい
教え子たちに
ラブソングを送ったこともあった

素朴な人間関係を
今なお続けてもらっていることに
感謝の気持ちを隠しきれない 

ランチ後の帰宅の道で
その幸せを充分に噛み締めながら
よし!この話をnoteの記事にしよう!
と決めて
たった今
書き終わったところ


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