ロック大陸漫遊記文字起こし「ヒンヤリしたロックナンバーで漫遊記」

おはこんばんちわ.
書きたいことも,書かせるような出来事もたくさんあったこの頃なのですが今日はとりあえずそれらはおいといて,ラジオ番組の文字おこしをここに残そうと思います.

番組名:「SPITZ 草野マサムネのロック大陸漫遊記」
パーソナリティ:草野マサムネ(スピッツ)
初回放送日:2020年7月19日
漫遊テーマ:「ヒンヤリしたロックナンバーで漫遊記」

それでは,どうぞ!(細かな間違いには目をつぶってください!)



マサムネさん「みなさん,こんばんは.FM新潟をお聞きの皆さんはこんにちは,FM大阪をお聞きの皆さんはおはようございます.草野マサムネです.毎週この時間は草野マサムネがお送りするロック大陸漫遊記の時間です.東京FMからJFN38局をネットしてお届けしてまいります.この番組ではロック大陸という架空の大陸をあなたと旅しながら今まで旅先で仕入れた定番曲だけではなくひそかに心の中で燃え続けるイカしたロックナンバーをOAしていきます.ロックミュージックへの探求心をもって未体験のエリアへ,その先の彼方へ旅するような気持ちでお届けしてまいります...はい.草野です,ご機嫌いかかでしょうか.今日もスタジオではなくって都内某所の部屋で収録してまいります.そろそろ蝉の声なんかも聞こえてくるころですかね.えー,今日の漫遊テーマですけど本格的に夏の盛りということで「ひんやりしたロックナンバーで漫遊記」です.今まで,スミスとかサンデーズ,エコバニ,ハウスオブラブとかひんやりしたバンドの曲結構かけてきましたができるだけロック大陸で初めてかけるバンドの曲を中心にいってみたいと思います.少しでも涼しくひんやりしていただきたいです.それでは漫遊前にスピッツの曲1曲聴いてもらうんですけど,ひんやりとは違うかもしんないけど夏に雪の歌で冷えていただけたらなということで聴いてください.スピッツで「雪風」
M1:雪風/スピッツ
マ「兵庫県,シニカさん.同じく兵庫県もしゃはんさん,北海道たむべいさん,東京都なこなこさん,茨城県揚げ出しくらげさん,神奈川県鵠沼のともさん他たくさんいただきました.ありがとうございます.スピッツ2015年40作目の配信限定のデジタルシングルでこれは鈴井貴之さん監督のテレビドラマ「不便な便利屋」のエンディングのために書き下ろしたスピッツ唯一の雪ソングでございます.2016年15作目のアルバム「醒めない」にも収録されています.「雪風」聴いてもらいました.草野マサムネがお送りしますロック大陸漫遊記,今日はひんやりしたロックナンバーで漫遊記です.夏も盛りになりましてあっついよね.ロックナンバーでも涼むことができるんじゃないかとおもいまして私セレクトしてまいりました.このあとはグラミー7回受賞のスーパーバンド,名前からしてひんやりなあのバンドのグラミー受賞曲から上陸開始です.」
M2 : Clocks / Coldplay
マ「草野マサムネがお送りしていますロック大陸漫遊記.今日はひんやりしたロックナンバーで漫遊していきます.まず聞いていただいたのはColdplay,2002年の全英1位,全米5位のセカンドアルバム「A Rush Of Blood To the Head(静寂の世界)」からグラミー賞レコードオブザイヤーにも輝いたナンバー,翌年シングルカットされて全英9位,全米29位「Clocks」お送りしました.この曲には俺ひんやりエピソードがありまして,20年近く前ですが真夏の猛暑の日だったんですが車にのりこんで「うわーあちぃ」となりながらエンジン掛けたらラジオからちょうどこの曲ながれてきてまだクーラー効く前からひんやりしてきてね.音楽で涼しくなることもあるんだなと.風鈴みたいな役割をしてくれて.場所はあれ沖縄の那覇市で車はレンタカー,ビッツだった気がする.ね.というわけで漫遊1曲目に聴いていただいたのはColdplayで「Clocks」でした.」
M3 : New Year's Day (Single Edit) / U2
マ「次に聞いてもらうのがU2 New Year's Dayです.この曲はPVがかなりひんやりしているというか,雪の中,雪原を馬で駆け巡るU2のメンバー.寒そうです.白い旗を振りながら駆け抜けていくんですけど反戦のメッセージも込められているんですけど.これね,ピアノの効果もあって俺の中のひんやりロックナンバーの上位にはいる曲です.」
マ「U2,1983年全英1位全米12位の3rdアルバム「war」から先行シングルとして1月1日にリリースされU2初の全英1位となった「New Year's Day」お送りしました.」
M4 : Thoughtforms (2nd version) / Lush
マ「次に聞いていただくのはLushというバンドのThoughtformsという曲です.ロック大陸常連のカナダのプログレッシブロックのバンドRushじゃなくってイギリスのバンドですね.あっちは綴りがRUSH,こちらはLUSHです.このLUSHのLushは主に90年代前半によく聞いていたんですけど.前に特集したコクトーツインズにちょっと近い雰囲気の耽美的なサウンドのバンドです.ボーカルのニキベレーニさんの歌声がコクトーツインズのエリザベスさんに近いんですけどさらに涼し気なかんじです.」
マ「1990年コクトーツインズのロビンさんがプロジュースした全英インディーチャート1位の1stEP「mad love」から「Thoughtforms」でした.」
M5 : Perfume Garden / The Chameleons
マ「次に聞いていただくのはThe ChameleonsのPerfume Garden.このバンド80年代におれが学生の頃よく聞いていたバンドでキュアーとかエコバニのようなギターがシャリシャリしているバンドが多かったんですよね.イギリスのバンドは特に.エフェクターでいうとコーラスかましたうえでディレイかかってる.クリーントーンのギターにコーラス&ディレイがひんやりの秘訣かも.この曲を聴くとクリーントーンのギターにコーラス&ディレイっていうのがよくわかると思います.あっ,この曲メロディーがすごくきれいなんでそこも注目してください.」
マ「1985年の2ndアルバム「What dose anything mean? Basically」から「Perfume Garden」聴いてもらいました.ロック大陸漫遊記今日はひんやりしたロックナンバーで漫遊記です.どうですか.少しはひんやりしてきましたか?まだまだ漫遊にお付き合いください.」
M6 : (Don't Fear) The Reaper / Blue Oyster Cult
マ「草野マサムネがお送りするロック大陸漫遊記,今日はひんやりしたロックナンバーで漫遊しています.ここまでイギリスとアイルランドのロックバンドだったのでアメリカで行ってみたいと思います.Blue Oyster Cultというバンドの「(Don't Fear) The Reaper」.訳すと死神を怖がるなよという曲です.主に70年代に人気だったアメリカのバンドですが,歌詞を見ると結構ひんやりしてる.(生演奏)「死神を怖がるなよ..死神を怖がるなよ..」と得体のしれないなにか.他にも歌詞のなかに「太陽とか雨とか風とかは死神を恐れないじゃん,だから僕らも同じようになれるんだよ」って.スピッツの「青い車」みたいな.「生きるということは木々も水も火も同じことだと気づいたよ」とかね.それでは聞いてください.Blue Oyster Cultで「(Don't Fear) The Reaper」」
マ「Blue Oyster Cult,1976年全米29位となりましてプラチナディスクを獲得した4枚目のアルバム「Agents of fortune(タロットの呪い)」からシングルカットされ全米12位「(Don't Fear) The Reaper」でした.」
M7 : DREAMS TONITE / Alvvays
マ「次は比較的最近のバンド,カナダのAlvvaysというバンドのDREAMS TONITE.このバンド綴りがしゃれてまして,ふつうはalwaysとなるところをalvvaysとかきます.5年くらい前かな,カフェぽいところでごはん食べてたらこのバンドの曲が流れてきて「この曲誰??」っておもって店員さんに聞こうと思って立ち上がったら正面にnow on playってかいてCDが飾ってあってソッコーメモってタワレコに買いに行きました.フジロックでも来日されてて意外と人気があるみたいですね.夏になると聞きたくなる曲です.」
マ「Alvvays.2017年のセカンドアルバム「antisocialites」から「DREAMS TONITE」でした.」
M8 : SHINE ON / The House Of Love
マ「時間がまだあるみたいなんでもう一曲ひんやりとしたナンバーをお届けします.前にもかけたことあるバンドなんですけどThe House Of Loveいってみましょう.以前「残響」をテーマにした回でもかけましたけどね.彼らは残響,リバーブ感がさむーい感じがするバンドです.カラオケでもここまでエコー効かせる人いないだろってくらい残響効いてます.それが鍾乳洞の中のひんやり感っぽいです.」
マ「The House Of Love,1987年のデビューシングル「SHINE ON」,この曲再録されまして1990年に全英20位のヒットになったんですがそっちのバージョンはもう少し残響がひかえめだった気がします.」
マ「草野マサムネがお送りしましたロック大陸漫遊記今日は「ひんやりしたロックナンバーで漫遊記でした.最後までお付き合いいただきありがとうございました.」
 
M9 : サークルゲーム / Galileo Galilei
マ「では最後はこのコーナーです.「ちょっぴりタイムマシーン」(「心の底から」)このコーナーではこれまで上陸した広大なロック大陸でちょっぴり前の曲なんだけど今こそラジオで聴いてみたい,そんな名曲を掘り起こしていこう.あなたの脳内ミュージックライブラリーに加えていただきたいそんなコーナーです.今日掘り起こすのはGalileo Galileiの「サークルゲーム」という曲です.前にね,北海道のロックバンド特集でも紹介したんですけど,稚内出身のギターロックバンドです.激しい熱いナンバーもあるんだけどやっぱり彼らはひんやりしたナンバーで本領発揮といった感じです.このサークルゲームもひんやりしつつ強い意志を感じる.残念ながらもう解散してしまっていてメンバーの方それぞれに活躍されていまして,オリジナルメンバーが3人参加しているバンドBBHFもニューアルバムを近くリリースされるみたいです.」
 
マ「お送りしてまいりました草野マサムネロック大陸漫遊記,今日は「ひんやりしたナンバーで漫遊記」いかがでしたでしょうかー?ひんやりしたやつを特集したんで今度は寒くなったら暑苦しいロックで漫遊っていうのもしましょうかね.結構暑苦しいロック多いんですけどそのなかでもとびきり暑苦しいもの集めてやってみるのも面白いかなと思います.さて,来週のロック大陸ですけど,リクエストを募っていました,「学校にまつわるナンバーで漫遊記」行ってみたいと思います.マジでたくさんリクエストいただいています.その中から私が独断でセレクトさせていただいて漫遊してみたいです.来週は「学校にまつわるナンバーで漫遊記」です.どうぞお楽しみください.そして番組ではメールやはがきをお待ちしています.あなたの日常で起こったふとした出来事,「草野さん!庭でズッキーニがとれました!」そんな音楽とは全く関係のないメッセージも大歓迎です.スピッツ草野マサムネのロック大陸漫遊記,来週も同じ時間同じチャンネルで一緒にロック大陸を旅しましょう!またお会いしますよ!お元気で!草野マサムネでしたー」

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