ロック大陸漫遊記文字起こし【2008年の日本のロックで漫遊記】
最近,前口上がマサムネさんオリジナルバージョンに変わりましたね!
ロク漫文字おこし2020. 9.13【2008年の日本のロックで漫遊記】
マ「みなさん,こんばんは.FM新潟をお聞きの皆さんはこんにちは,FM大阪をお聞きの皆さんはおはようございます.草野マサムネです.毎週この時間は草野マサムネがお送りするロック大陸漫遊記の時間です.東京FMからJFN38局をネットしてお届けしてまいります.この番組ではロック大陸という架空の大陸をあなたと旅しながら今まで旅先で仕入れた定番曲だけではなくひそかに心の中で燃え続けるイカしたロックナンバーをOAしていきます.ロックミュージックへの探求心をもって未体験のエリアへ,その先の彼方へ旅するような気持ちでお届けしてまいります.ごきげんいかがでしょうか草野でございます.今年はね新型コロナ以降スイカとかICカードでピッと支払することが多くなりまして,シャツの胸ポケットが非常に重要になってきました.なんかね胸ポケットにいろいろ入れるんですよ.Tシャツを買ってたら胸ポケットのあるなしをまず確認しますね.こないだ洋服屋さんのぞいたら昔より胸ポケットあるやつがすげー増えてるような気がしますね.てか,最近コロナ関係なくってもそういうトレンドなんですかね.ICカードだけじゃなくて車のキーから小銭までいろいろ入れちゃって胸ポケットがもりもりになってる今日この頃の私です.さて番組は「2008年の日本のロックで漫遊記」です.2008年といいますとちょうど12年前,干支なんか一回りというわけですが,俺なんかついこの間のような気がするし,若い人たちにとってはめちゃめちゃ昔の懐かしい感じかもしれないですがこの2008年当時の日本のロックの勢力のなかで俺の中で話題沸騰だったものを流していこうと思います.草野マサムネロック大陸漫遊記,今日は「2008年の日本のロックで漫遊記」です.どうぞ最後までお付き合いください.漫遊前にスピッツの曲も聴いて頂きたいのですが2008年,実はスピッツはシングル1枚しか出していなくて「若葉」だったんですけど.若葉最近かけたんでカップリングをかけたいと思います.」
M1 : まもるさん / スピッツ
マ「東京都もりけんさん,同じく東京都まりもなさん,青森県ちゃん太郎さん,三重県しげさん,岡山県みゆきさん,群馬県ゆたんぽさん,他リクエストたくさんいただきました.ありがとうございます.スピッツ2008年34枚目のシングル「若葉」のカップリングで2014年のスペシャルアルバム「おるたな」にもはいっています「まもるさん」聞いてもらいました.12年前か..という感じですけどね.草野マサムネがお送りしますロック大陸漫遊記,今日は「2008年の日本のロックで漫遊記」です.このあとは2004年に横浜で結成.2007年にデビュー,2008年にセカンドアルバムをリリースしたあのバンドからいってみたいとおもいます.」
M2 : Living Dying Message / 9mm Parabellum Bullet
マ「草野マサムネがお送りするロック大陸漫遊記,今日は「2008年の日本のロックで漫遊記」です.まずきいてもらったのは9mm Parabellum Bullet2008年オリコンチャート2位のセカンドアルバム「vampire」から「Living Dying Message」でした.9㎜は当時衝撃的でしたね.そのころもう新しいロックバンドに新鮮味を感じなくなってきてて,まぁ年齢的なものもあるかもしれないんですけど.もちろんすごくいいなと感じるバンドはたくさんいたんだけど,どっちかというと懐かしい感じとかオマージュが巧みだとかそういう魅力だったりして.でも9㎜は「あれなんか新しいじゃん!」って耳が吸い寄せられる感じでしたね.そのころ雑誌の企画で吉井和哉君と対談したことがありましてその時に吉井君が9㎜を絶賛してたこともあって聞き始めたんだよね.うん.9㎜の曲は基本マイナーキーの曲,短調な悲しげな旋律が多いんですよね,ロシア民謡みたいな.今聴いてもらった「Living Dying Message」も加藤登紀子さんが歌ってもいけそうな(生演奏)感じじゃないすか..でも曲調自体はヘッドバンギングしたくなるような.菅原君の素朴な歌唱と激流みたいな演奏のバランスがまたいいんだよね.この曲のPV砂丘みたいなところで撮影されててそれもいいんですけど,それをみながらこのギターフレーズ(生演奏)をコピーしたりなんかしてましたね.難しいんだよね.このPVググったら浜松の砂丘ということでひょっとしたらスピッツの「愛のことば」と同じロケ地の可能性もあります.」
M3 : 愛をこめて花束を / Superfly
マ「次の曲はSuperflyでいってみたいとおもいます.「愛をこめて花束を」ですね.俺の中では日本のロックシンガートップですね.志保さんね.背中の痒い所に一発で手が届く気持ちいい歌唱ですが.最初ねSuperflyがデビューしてちょっとくらい後にMステでいっしょになったんですよね.2007年のときかな.その時はもっと泥臭いマニアックな曲で「マニフェスト」だったかな,田保孝一君と二人でSuperflyの時70年代のカルメンマキさんを思わせるような.スピッツのメンバーと「今の時代にこういうのやると逆に新鮮だよね」と話していましたけど.その後この「愛をこめて花束を」でいわゆるお茶の間に届いたといいますか」
マ「Superfly,2008年オリコンチャート13位,テレビドラマ「エジソンの母」で主題歌に初抜擢されました4作目のシングル「愛をこめて花束を」でした.」
M4 : LOVEずっきゅん / 相対性理論
マ「相対性理論の「LOVEずっきゅん」.彼らも9㎜と同様それまでいなかったバンドで当時よく聞いていましたが今もってカテゴライズしにくいバンドの一つでありますが,ボーカルのやくしまるえつこさんの官能と萌えをブレンドしたような歌声の印象が強いですけど,なにげにギタープレーが素晴らしくってそちらにも注意して聴いてほしいです.」
マ「相対性理論,2008年ファーストアルバム「シフォン主義」からリマスター全国流通版から「LOVEずっきゅん」聴いてもらいました.」
M5 : DOLL / SCANDAL
マ「次はSCANDALいってみたいとおもいます.2008年SCANDALも結構長くやってるんだなーといった感じですが.昔スピッツのスタッフにモーニング娘のファンがいまして機材ケースにモーニング娘とならんでSCANDALの写真が飾ってあったんです.なので,おれもねSCANDALは最初アイドルのイメージがあったんですよね.先入観で.その後福岡のフェスで一緒になったりスピッツ仕切りのイベント,「ロックロックこんにちは」に出てもらったりして生で見たらバンドとして結構ゴリっとしてんなと思って.悪く言うと演奏には若さを感じないんだけどもそのギャップがかえってカッコイイんだなと思いましたね.」
マ「草野マサムネがお送りしていますロック大陸漫遊記,今日は「2008年の日本のロックで漫遊記」です.後半いってまいりましょう.さてさて,2008年といいますと以前もこの番組2008年にからめた特集をした気がするんですけど.ちなみに流行語はエドはるみさんの「グー」とか「アラフォー」,「ゲリラ豪雨」とかが入っていますけどこれはもう今では定着していますよね.あとロック以外だと流行った曲は青山テルマさんの「そばにいるね」とかGreenの「キセキ」なんかがよく流れてた印象がありますが.あとお笑いだとノンスタイルがM1で優勝.当時はノンスタイルは新しいタイプのお笑いって感じでツアー先のホテルで見てました.今はね皆さんおなじみという感じですが.あとアメリカではオバマさん,バラクオバマさんが大統領になられて「Yes, we can 」みんな言ってました.夏には北京オリンピックがありまして北島康介さんがアテネに続いて金メダル.アテネでは「超気持ちいい」から北京で「なんもいえねぇ」.これもね,メンバー間でまねしてた記憶があります.個人的にはソフトバンクホークスが最下位だったのが強く印象に残っています.」
M6 : 完璧な庭 / People In The Box
マ「つづいてはPeople In The Box 「完璧な庭」いってみましょう.People In The Box
はめっちゃはまっていて一時期はこればっかり聴いていたんですが,今もたまに聞く大好きな曲です.自分にない要素が多くて純粋に音楽ファンとして楽しめるんですが.以前ボーカルの波多野君に「どんな音楽聴いてるの?」って尋ねたら全然しらない現代音楽だったりして.たしかにPeopleの音楽はロックの範疇に収まらないんだなと感心した記憶がありますが.あとあれだ,10年ちょっと前にシチリアで撮影で旅行に行ったことがあって移動中に聴いてていまだにシチリアの乾いた景色,オリーブ畑とか古い教会とかがうかびます.」
マ「People In The Boxセカンドアルバム「bird hotel」から「完璧な庭」聴いて頂きました」
M7 : 若者のすべて / フジファブリック
マ「最後はこの曲,フジファブリック,「若者のすべて」です.この曲正確にはシングルは2007年のリリースなんですが2008年の夏によく聴いたなっていうのと,ちょうど今ぐらいの時期に無性に聴きたくなるっていうので選びました.2008年のフジの「TEENAGER」
にも収録されてるので2008年扱いにしちゃいました.ボーカルの志村君が亡くなった後に2010年にフジファブリックとライブでセッションした時に歌わせてもらった思い出の曲でもあります.リリース時にはそこまで大ヒットしなかったんだけど,じわじわと人気がでて,今後も長く多くの人に愛され続けると思います.何回聴いても飽きない不思議な曲なんだよね」
マ「フジファブリック2008年オリコンチャート11位三作目のアルバム「TEENAGER」から前年に先行シングルとしてリリースされました「若者のすべて」でした.」
M8 : ネオンBOYS / おとぎ話
マ「では最後はこのコーナーです.「ちょっぴりタイムマシーン」(「8823」)このコーナーではこれまで上陸した広大なロック大陸でちょっぴり前の曲なんだけど今こそラジオで聴いてみたい,そんな名曲を掘り起こしていこう.あなたの脳内ミュージックライブラリーに加えていただきたいそんなコーナーです.今日掘り起こすのはおとぎ話で「ネオンBOYS」という曲です.先ほど話題にあがりました,吉井和哉君との対談の時に吉井君が気になってるバンドとしてあげたのが9㎜だったのに対し.俺があげたのがこのおとぎ話でした.なんというか独自の雰囲気を抱えたバンドで強引に例えるとゆらゆら帝国のアングラ感とゆずのポップさを併せ持ってるような不思議な印象,興味深かったんですよね.最近も新しい音源がでてましてサイケみが増しててよかったですね.サイケなシティーポップって感じで」
マ「草野マサムネロック大陸漫遊記,今日のちょっぴりタイムマシーンはおとぎ話2008年,これも2008年なんですね,セカンドアルバム「理由なき反抗」から「ネオンBOYS」でした」
マ「お送りしてまいりました草野マサムネロック大陸漫遊記,今日は2008年の日本のロックで漫遊記でした.いかがだったでしょうか?このね,年縛りで特集っていうのはこれとこれがおんなじ年だったんだーと意外性があったりして面白いなと思いましたね.おれもそこそこ長く生きてまいりましたので語れることもそれなりにありますしね.年で縛ってっていうのはまたやってみたいですね.さて来週のロック大陸ですけどワンアーティスト特集「フラワーカンパニーで漫遊記」で行ってみたいと思います.フラカンとスピッツ,世代も近いですし,何かとつながりも深いバンドなんですが,最近配信ライブを見たり,ボーカル圭介君の著作も出たりして盛り上がってるのもありますし草野の独断でフラカン入門的な選曲で行ってみたいと思います.ぜひ聞いてください.来週は「フラワーカンパニーで漫遊記」です.そして番組ではメールやはがきをお待ちしています.あなたの日常で起こったふとした出来事,「草野さん!日曜大工でこんなのつくったぜ!」そんな音楽とは全く関係のないメッセージも大歓迎です.あとリクエストを募っています.「あなたの好きな歌詞のワンフレーズ」この歌詞の一節に救われた,とかこの歌詞のワンフレーズにハッとさせられたとか全体じゃなくてあくまでワンフレーズを教えてください.「よのなかばかなのよ」は回文だったんですねみたいなのでもオッケーです.スピッツ草野マサムネのロック大陸漫遊記,来週も同じ時間,同じチャンネルで一緒にロック大陸を旅しましょう!それではまたお会いしますよ!お元気で!草野マサムネでしたー」
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