理容室

近所の床屋でビジネスチャンスを感じた話

昨日、人生初の床屋での散髪を体験してきました!

正確に言うと人生初ではないのですが、大人になってからは初めてだったのです。

中1くらいまでは実家の近所の床屋さんで切ってもらっていました。

記憶に残っているのはいつもスポーツ刈りをお願いしていた事、ご夫婦で営んでいた事、よく夕方に行っていたので相撲中継をやっていて、親父さんはいつもそれを見ながら仕事していた事。といったくらいでしょうか。

ご夫婦の顔は今でも何となく覚えています。


中2からは姉の行きつけの美容室に自分も行くようになり、地元にいた22歳まではずっとそこで同じ人に切ってもらっていました。

地元を離れてからも5年くらいはずっと同じ美容室に通っていたのですが、ここ2年くらいは固定せずいろいろなお店へ行って迷走していました。

なかなか通いたいと思えるようなお店に出会えなかったので、今回は前から気になっていた近所の床屋に試しに行ってみようと思ったのです。


床屋という床屋は中1のとき以来なので結構ドキドキしましたね。


行ってみるととても人当たりの良い気さくなおじさんが待っていました。

個人経営で1人でやっているそうですが、3代目だというではありませんか。

近所にも美容室や床屋がたくさんある中で、3代続いているのはなかなか凄い。

希望を伝えた後は手際よくカットを進めてくれ、話もはずんでいたのであっという間にカットは仕上げの段階になりました。

ここまでの所要時間はだいたい30分弱くらいでしょうか。

『もう終わりかぁ。早いなぁ』

と思っていたら、何やらゴソゴソと準備をしています。

そう、今度はシェービングです!

顔剃りです!

髭剃りです!

鼻毛カットです!

耳かきです!?

えっ!耳かきもしてくれるんですか!?

昔行ってた近所の床屋でもシェービングの記憶は薄っすらありますが、耳かきは予想外でした。

カットの仕上がりは満足で、男の短い髪の場合は美容師さんよりも理容師さんの方が専門的で得意なんだろうなと感じました。

終わった後も、"お会計して、はい、さようなら"という感じではなく、おいしいコーヒーを淹れて頂きご主人としばらく雑談。

20分くらいでしたが、このゆったりまったりした時間が何とも言えない心地良さでしたね。

これ、個人店ならではというかチェーン店だとちょっと考えられないです。

車やバイクが趣味のようで、自分も昔バイクに乗っていたのでそういう話から盛り上がり、お店の経営の話も少し聞くことができました。

某大手美容系予約サイトの話はリアルでしたね…。(この話はまた機会があれば)

webからの集客には今の所全然力を入れていないようでしたが、個人的に非常に気に入ったお店なので今後お付き合いしていく中で力になれれば嬉しいな〜なんて思ったりもしました。

まだまだ地元の個人店みたいなお店ではweb集客していないところも多いと思いますが、こういった縁があると仕事にもつながりやすいですよね。

これからの時代、美容・理容業界も飲食業界のように大手チェーン店か、うまく経営してる個人店のどちらかしか生き残れないと思います。

業界が慢性的に飽和状態なので中途半端なお店は淘汰されていくでしょう。

男性でも普通に美容室に行く時代になりましたが、客もスタッフも女性が多い店内ではやはり心のどこかで気まずいというか肩身の狭い思いをしているものです。

僕も歳を取るにつれてなんとなく肩身が狭くなってくる感じがして、自分より若い女の子の美容師さんに髪の悩みを伝えるのも何となく気が引けるようになりました。(わかってもらえない気もするし)

今回のような個人経営の床屋でベテランの理容師さんが相手だと、何も気にせず相談できるし親身に応えてくれるのでとても有意義なのです。

最近ではオシャレな床屋も増えてきて、若い男性の間でも床屋ブームが起こりつつあるようなので、床屋ビジネスも結構チャンス有りだと思います。

”自分が通いたいお店”を考えてみると、どんどんアイデアが出てきてビックリしています。

たぶん業界全体が遅れているんでしょうね。

都内ではオシャレな床屋がたくさんあっても、地方に行くと全くないという現実。

地方で床屋をやっている方は、おじさん相手の価格勝負ではなく若い男性が行きたくなるようなお店作りを徹底してみては?

結構イケると思うんですが。

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