1日1作文 3日目

朝の一言

今日は久しぶりに朝早くから登校して時間ができたので一言。
梅雨入りをして湿気が多くなり、気温も夏と変わらないですけど、まだ朝は風が涼しいので、登校は幾分か楽な朝ですが、それでもやはり起きるのはつらい……。

コーヒーを飲まないと眠気を飛ばせないくらいには少し依存していますがアイスで飲むとなるとおなかを壊しかけるのでどうしようかなぁと思ったりする朝ですね。

他人という存在

いまだに「他人はあくまでも他人であり同じ種なだけであって違う存在」という至極当たり前なことをわすれてついつい「自分もそう思っているのだから相手もそう思うだろう」という考えを無意識にしてしまうんですよね。
これは何度もやってしまっていて、具体的には「文面による連絡」に起こりがちなのではないかと思います。

日本語に限らずほとんどの言語は同じ規約における記号の使用をする以上、一定の「文脈」をくみ取る能力が必要になってきますが、ここで罠になる(と私が思っている)のが「文脈はその人が見聞き、感じたことによって作り出される」ということです。

状況に応じた文脈を適切に選ぶことによって少ない情報でお互いの状況を把握するのが高級な会話であり、それらの会話を行えるのは言語を使う以上かなりの理想形だと思います。
しかし、その理想形というのはお互いの文脈がほぼ同一であるか、相対的に文脈が豊富な一方が他方の文脈にそろえるということが前提になるはずです。

これを会話、特に文字が残り続ける文面での会話というものは、お互いの文脈に配慮した会話を心がけないと思わぬ誤解を生じてしまうわけです(それを私はしょっちゅう起こしてしまっているのですが……。)
分かりやすい具体例というとやはり年が離れている、子供と大人の対話でしょうか。この場合は大人が子供の文脈に合わせたり、また逆の場合を行わないとすれ違いが生じることになります。この差異はいろんな人が一度は経験しているのではないでしょうか。

そして先頭に書いた「無自覚の誤解」を頻繁に起こす私は、よくこの文脈の押し付けをおこなってしまいます。
こればかりは何度も何度も繰り返して身にしませなければ身につかないものだと思うのであとは一人で生活することになるまでにどれだけ失敗を重ねられるか、といった感じですね。

閑話休題(本紹介)

まぁそれはそれとして、こんな湿っぽい話をいつまでもだらだらと書いてもつまらないので本の紹介をします。(リンクは作者特設ページになっているので他の作品も是非)

https://promo.kadokawa.co.jp/matsuokakeisuke/#uiversal

『探偵の探偵』(講談社文庫)のドラマを見たことがある方は、その作品の作者の作品で少し興味がわくかと思います。
様々な人気作品を書いている松岡圭祐さんですが、その中でもお勧めしたいのが『万能鑑定士Q』シリーズ。

このシリーズはどういった風でも紹介はできますが、まずは1巻を読んでみてください。それが多分一番早いです。
主人公は高校まで成績が底辺だったのですが、上京した際に高い感受性を見初められそこから豊富な知識と物の真贋を見極める鋭い観察眼を会得します。それを用いて様々な怪事件を解決する、というのがこのシリーズです。
その中の『事件簿I』で起きる事件は「偽札騒動」。この偽札にまつわるトリックはもちろん、読み進めるたびに主人公が披露する知恵の深さには主人公にも作者にも脱帽してしまいます。
少し文字量は多いですが、読んでいて飽きない楽しさがあるのでぜひお手に取ってみてください。


終わり

今日は朝から書いてしまいました……。
まぁたまにはこんな日があってもいいかな。

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