見出し画像

クレンジングの強さ比較 洗いすぎない夏の乾燥&皮脂対策

流行りによって、年齢による好みの変化によって、TPOに合わせてなどでメイクを変えている方は多いと思いますが、それに合わせてクレンジングは変えていますか?

クレンジングは洗い流してしまうものなのでなんでも良いと思いがちですが、肌の状態は年を重ねるにつれて変化していくので、大人になるほどメイク汚れだけを洗い流せて肌の油分や潤いはなるべく留めておくことが大事になります。

クレンジングや洗顔後、洗い上がりにつっぱりを感じていたら洗い過ぎかもしれません。スキンケアで補うことも大切ですがその前に洗い方を見直してみるのはいかがでしょうか?

女性は女性ホルモンによっても皮脂の分泌に変化のあることが多いので、生理前と生理後でクレンジングや洗浄剤をかえるのもひとつです。

値段が高いものが良いというわけではありませんが、一番お金をかけるべきところがクレンジングというくらい肌にとって重要な案件になります。

まず肌の潤いが何なのか見ていきましょう。

肌本来の潤い

健康な肌の角層(角質層)にはもともと水分約20%、油分約80%の潤い成分が存在していて、その表面を皮脂膜が覆っています。水分はアミノ酸系からなる天然保湿因子、油分は約半分がセラミドです。

画像1

冬のお風呂上がりに特に乾燥を感じるのは、水分は乾いた方へ移動するので空気の乾いた方へいってしまうからです。水やお湯だけで手や顔を洗ってもすぐに水気を優しく拭き取り保湿しましょう。

メイククレンジングはメイク汚れを落とすものですが、メイククレンジングには肌の皮脂などの油分とメイクの油分を見分けることはできません。その日のメイクの強さや濃さによって、メイク汚れはしっかり落とせて肌の油分を奪いすぎないクレンジングを選ぶことが大切です。

クレンジングの強さの目安

商品によって差はありますが、メイク汚れを落とす脱脂力のあるクレンジングの大まかな分類です。

クレンジングオイル>クレンジングジェル>クレンジングバーム>クレンジングクリーム>クレンジングミルク

クレンジングの主な成分となる油性成分、オイルの種類によっても強さが変わってきます。

ミネラルオイル(鉱物油系)>エステル油系>植物油脂系

・クレンジングオイル
ミネラルオイルが主成分のクレンジングオイルはメイクを落とす力がとても強くなっているので汗でも皮脂でも崩れないようなメイクにはぴったりです。30歳代からのおすすめで私が好きなクレンジングオイルはコメヌカ油などの植物油脂系のものです。メイクもしっかり落としてくれつつ肌に馴染みやすい植物油脂がベースなのでそこまでのつっぱりは感じにくいです。

・クレンジングジェル
オイルフリーなどの水性のクレンジングジェルは油性のクレンジングジェルに比べるとクレンジング力は優しめです。洗い流すために界面活性剤が多く含まれている場合もあるので、界面活性剤が悪いものではありませんが肌が敏感な方などは成分をチェックしてみてください。ジェルタイプは肌への摩擦が少くすみます。

・クレンジングバーム
ほとんどが肌の上でメイクと馴染ませるとオイル状になります。主成分がエステル油系のものを2.3使用していますがバームをゆっくりと肌の温度で溶かして馴染ませていくのがポイントです。

・クレンジングクリーム
そこまでクレンジング力が強くもなく弱くもないものが多いので、アイメイクやウォータープルーフ系のものはポイントリムーバーなどで落としたほうが良い場合もあります。ただ、潤いを流しすぎていない、しっとりした洗い上がりがとても好きです。

・クレンジングミルク
クレンジング力はとても優しめです。ノンファンデの日やSPF低めの日焼け止めのみの日、外出していない日などメイク自体が軽め薄めの日のクレンジングにおすすめです。たっぷり取って肌への摩擦を少なくするように使用します。

拭き取るタイプのクレンジングやクレンジングシートもありますが、肌への摩擦を考えるとくすみやたるみの原因にも繋がりかねないので使用を控えています。手軽に簡単にメイクを落とせるのが利点だと思うので、どうしても疲れてこのままだとメイクしたまま寝てしまう…という日のクレンジングに取っておきましょう。

汚れに合わせた洗浄

上記に書いたようなクレンジング力を目安に、しっかりメイクの日のクレンジングとナチュラルメイクの日のクレンジングというように2種類は用意しておくのがおすすめです。

ナチュラルメイクの日に強いクレンジング力のものを使用すると肌の潤いまで流して乾燥しやすくなってしまう可能性があります。優しめのクレンジングとアイメイクなどのポイントリムーバーを組み合わせることも肌の潤いを奪いすぎないことに繋がります。

スポーツした後や、1日中歩きまわって汗をたくさんかいた日、レジャーなどで日焼け止めを何度も塗り直した時などはちゃんと洗うことが必要になります。

しっかりメイクの日に優しめのクレンジングではメイク汚れが落ちきらず、肌に残ると酸化して刺激となり肌荒れの原因になってしまう場合もあります。

クレンジング後、肌のつっぱりを感じるならクレンジング力をひとつ下げてみる、もしくは優しいクレンジングでも落としやすいメイクに変えてみるという変化も良いかもしれません。

よく見る石鹸で落ちるメイクですが、固形石鹸は優しそうに見えて実は洗浄力が強いものが多いので、洗い過ぎになってしまう可能性もあるので肌の様子やメイクの落ち具合を見ながら色々試してみてください。

プラスするよりマイナスしすぎない

始めにも書いたとおり、スキンケアで肌に潤いを補うよりも肌の潤いをなるべく奪わないことが大人になると大事です。

最近だと気温が上がってきたこともあって皮脂による毛穴や角栓が気になるという相談が増えました。過剰な洗浄で皮脂を取りすぎてしまうと、逆に多く皮脂が分泌されてしまうこともあります。

肌の角層は完成した細胞なので、スキンケアでは潤いを補うことしかできません。

潤いを持った肌を作るためには食事でしっかり栄養を摂り、その栄養を運ぶために血流やリンパの流れが大事になります。湯船に使って血液のめぐりをよくしたり、運動やマッサージでリンパの滞りを減らすのも肌にとって重要です。

スキンケアを変えても肌の乾燥や皮脂が気になるときは、食事や運動を気にしつつ、クレンジングが今のメイクに合っているのかも、ぜひ一緒に見直してみましょう。梅雨明けまで、もうすぐですね。

肌悩み解決のきっかけになれたら嬉しいです😊