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ニキビかな?それとも…?背中のポツポツの正体は


気温が上がってくると、腕や背中が少し出るような洋服を着る機会が増えますね。

そのためか、背中のポツポツが気になっているという相談が格段に増えました。

なかなか見えにくい部分ではあるので、ケアも後回しにしがちかもしれません。

今回はそんな背中のポツポツについて原因や対処法をお伝えしていきます!


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ニキビの可能性


まず、よく言われる背中ニキビ。

ニキビは毛穴が詰まって、毛穴の中でアクネ菌が暴走して炎症を起こしてしまうものでしたね。


ニキビの薬を塗って治れば良いのですが、それが治らないんです・・・という相談がとても多いです。


カビ菌が原因の可能性


恐ろしいタイトルですが、主にアクネ菌が原因でできるニキビに対し、マラセチア菌という真菌(カビ)などが原因で炎症を起こしているパターンです。

背中にはもともと皮膚常在菌としてマラセチア菌が多いとされています。(二の腕のポツポツなんかも同じ可能性はあります。)

すると、対アクネ菌(細菌)の薬では治りにくいのがわかりますね。


まずは皮膚科へ行って、それがニキビなのかマラセチア菌などが原因のマラセチア毛包炎なのか診てもらうことが第一です。




診察や病名を判断するのは医師のみなので、自己判断せず皮膚科を受診して、必要であれば薬をもらって治療するのがキレイになる近道だと考えます。


たまに、マラセチア菌で炎症を起こしている背中を掻いた手で顔を触ったりすると、顔のニキビだと思っていたものがニキビではなかった…ということもあるので、ニキビにせよなんにせよ、まずは皮膚科へ行きましょう。


できやすいとき


マラセチア菌は皮膚常在菌なのですが、肌の弱酸性バランスが保たれていると悪さをしにくいです。

肌の弱酸性バランスが崩れやすいときは
・洗いすぎ
・乾燥してる
・ストレス
・食事のバランスが偏っている
・運動不足
・睡眠不足
・汗を放置している
・肌着の素材で乾燥しやすい


など様々です。


背中の肌(表皮)は顔に比べると厚みがあるので、乾燥しにくいですが、上記のようなことが積み重なって乾燥すると、弱酸性バランスが崩れ、悪さをしだす菌が現れます。

ではどのように予防していくか見ていきましょう。


どのように予防する?


まず気をつけたいのは洗いすぎないこと。

以前もカサカサ背中のところでお伝えしていますので、気になる方は見てみてください。



ポツポツが気になって、キレイにしようと荒目のスポンジやタオルでゴシゴシ強く洗ってしまうと逆効果になってしまいかねません。

レジャー帰りや、スポーツ後の汗だくという状態ではなく、日常生活であれば湯船に浸かるだけでほとんどの汚れは落ちるとされています。

ボディソープも毎日使う必要はなく、数日に1回でも良いし、弱酸性のボディソープやアミノ酸系界面活性剤の優しい洗浄力のものにしても良いと思います。(我が家は通常のものと弱酸性のものと2つボディソープがあり使い分けています。)


皮膚常在菌は善玉菌、日和見菌、悪玉菌がバランスをとって肌の潤いを作ってくれたり、弱酸性に整えてくれたりしています。

ゴシゴシ強くこすったり、洗いすぎると良い働きをしてくれる菌まで流してしまい、弱酸性に戻りにくく、悪さをする菌が活動的になってしまう悪循環が起こってしまいます。


次に、肌着やパジャマなどは毎日変えて清潔に保つことはもちろんですが、生地や素材にも気をつけてみると良いかも知れません。

化学繊維の素材のものは軽くて着やすいですが、静電気が起きやすく乾燥に繋がることもあります。

できれば肌に直接触れるところは綿100%が望ましいです。


他にも上記の「できやすいとき」をチェックして改善できるところがあれば、整えていきましょう。

今日からすぐできることは
●洗いすぎないこと
●肌着は綿100%
●なるべく早く皮膚科へGO
を少し意識してかえてみてください。


どんな洋服も楽しめるように準備していきましょう♡


肌悩み解決のきっかけになれたら嬉しいです😊