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プロの方向オンチは脚が頑丈

女性の買い物に付き添えますか?

「週末、彼女(あるいは妻)と出かけてんけど、女の買い物っていうのはどうしてあんなに長いんかね?邪魔せんとこうと思って、『俺、あっちで座っとくから終わったら言って。』って言っても、それがまた気に入らんみたいで。どうしたらエエねん?」

 こんなことを言う男性は多いと思います。僕の身の回りにも何人もいます。

 だけど僕個人としては、服屋にしろ雑貨屋にしろ、女性と一緒に何時間も買い物を回ったとしても、別に苦にはならず楽しめます。同行した女性に、

「退屈してない?」

 と驚き混じりに言われたことも何度もありますけど、「いや、楽しんでるけど。」と平気で答えます。

 冒頭に出て来た同僚の男性が、それを聞いて驚いたように言い返してきました。

「お前、そんなん、女物のブランドとか美容関係とか、見てても意味わからんわ!とか思わへんか?」

「全く知らんからかえって新鮮に感じたりもするで。」

「何時間も歩き回ってしんどいやん!」

「うーん…、平気かな。こう見えてもランニングとかして鍛えてるので。」

「信じられん…!」

 これに関しては、日頃のトレーニングが思わぬところで活かせていると思ったのですけど、一方で仇になる場合もありました。

方向オンチのデートは旅

 僕は方向オンチです。脚が丈夫なだけに、道を間違えても後戻りしてまた進めばいいや、という感覚なので、気づけば目的地からえらく離れたところまで来ていることもあります。

 さすがにデートの時など、連れの人がいる場合はそうもいかないので、目的地までの道順は入念に調べておいた上で、必ず早めに目的地に向かうことにしています。

 ただし、合流した後で気ままに行き先を変えてしまう場合は大変です。目的地へ最短距離で進んでいたつもりが、一周回っていつの間にか元の場所、みたいなのもよくあります。

 こんな時どうするか。力技ですが、「思いがけない発見を楽しむ」雰囲気を作ります。

「あれ、こんなところにちょっと変わった、美味しそうなお店があるね。入ってみません?」

 と。

 今どきGoogleMapがあるやん、って?もちろん活用しています。それでも迷うんです…。

 そんな感じなので僕は、どこにいても「↑ ○○電車○○駅」という標識が付いている、都市部の地下街がとても好きです。

(続く)

"さあ、一緒に旅に出よう!"