【制作背景】新曲「色、一振り。」が完成するまでのお話。


はじめに

こんにちは。ボカロPのRiezです。
勢いでnote開設をしてから早一ヶ月以上、自己紹介記事を投稿してから特に動きの無かったりえずのnoteですが、この度新曲のリリースにあわせて初めて制作裏話をお話しようかなと思い記事にまとめました。

この楽曲の解説とか野暮なことはしませんが、制作の裏側で僕がどんなことを考えてたのかとかをお話できればなと思っています。

良ければつまみ食い程度に読んでいってくださいませ。

本日リリースした楽曲:
合成音声VersionとVSingerさん歌唱Versionの両方を同時リリースしました。

今回関わってくださった方々:

イラスト:しあわた さん
勢いと優しさのある線画と艷やかで温かい塗りと可愛らしいキャラデザがとっても素敵。

動画:ゆいる さん
普段からお世話になってる映像クリエイターさん。
綺麗な言葉を綺麗に魅せるアニメーションがとっても素敵。

ギター:Resare さん
何も言うことはない。言葉なんかいらねえ。ただただResareのギターを聞きたまえ。

歌唱:七篠さよ さん
真っ直ぐで力強く艷やかな歌声がとっても綺麗で曲にピッタリマッチしてる、素敵。


今回挑戦してみたかったこと

今回、普段の作風や作曲フローと大きく異る点が2つありました。
1:絵のイメージから曲を作り出すこと
2:誰かに曲を提供すること


絵から曲になるまで

普段ならば、曲のアイディアを固めて、曲を作って、MV用のイラストを依頼するという流れでMVが完成しているわけですが、今回に関してはしあわたさんの絵が先でした。

しあわたさんに制作中の絵を見せてもらって、頭の中を「あれ、このイラストに合う曲がなんか生えてきそう。」ってなったのがこの曲のきっかけでした。

まず構図がインパクトあって、目がキラっとしてて、絵の具が色んなところに飛び散ってて。とっても真っ直ぐないい曲が描けそうだなと思い、試しにワンコーラス描いてみたら、自分自身&幸いしあわたさんも気に入ってくれたので、フルにして出そう!になりました。真っ直ぐさを残しつつ、自分っぽいどこか儚さも漂うようなメロディにしたいなと思いながら制作してました。一言でまとめるならば、テーマは「気にせず己が道を行け。一人ひとりの『色』をぶちまけろ」って感じです。

絵の中に出てくる筆や絵の具と言ったそう言う歌詞を書いてる中で、そしてフルを作ってるときにふと思ったんですよね。「なんかもっと絵の具が飛び散って彈けるようなインパクトがほしい」って。

そこで僕自身初の試みとなる、「ラップっぽいパート入れてみよう」という方針になりました。この結論に至ったのは、普段から仲良くさせていただいているボカロPのざるぼうるさんの影響がかなり大きいと思います。まあ、ここでざるぼうるさんの事を語るとキリがなくなっちゃうので、とりあえずみんな聞いてみて。(https://www.nicovideo.jp/watch/sm40474041  )

という感じで曲ができ、相棒のResareさんに超絶カッコいいギターパートを入れていただきました。自分が意図してたイメージを汲み取ってくれながら、カッコいい旋律をかき鳴らすResareさんのギターにはもう毎度痺れてます。今回に関しても、デモ渡して「なんかギューインって感じでお願い」と伝えただけなんですがばちくそカッコいいフレーズを弾いてくださいました。
そんなこんなで曲が一旦完成させることができました。
たぶん、制作期間にして1週間くらいだったかと思います。勢いって大事ですね。


突発企画の立ち上げ

いつも通りの流れなら、ここからMV制作をお願いして、でき次第投稿なんですが、今回の楽曲に関しては歌い手さん・VTuber/VSingerさんにどうしても曲を歌っていただきたく、企画を立ち上げることにしました。曲のテーマ・コンセプトが、一人ひとりの「色」で前へ突き進む的なものだったので、ボカロ音源だけじゃなく人間特有の「色」も出していきたいなと思ったのがきっかけでした。

ということをある朝ふと思って、トイレの便座に座りつつ文章を用意して募集ツイートをかけたんですが、想像以上に募集を頂きびっくり。せいぜい20人くらい応募してくださるかな~と思ってたらなんと120人以上もの方が興味を示してくださいました

一人ひとりの歌声を聞かせていただき自己紹介動画とかも巡回した後、りえず脳内ドラフト会議を3回くらい実施して選ばせていただいたのが七篠さよ さんでした。
以前からたまに歌ってみた動画等拝見しており、歌声がとても好みで曲にも相性バツグンだろうと思ったのに加えて、「歌で元気を届けたい」というさよさんの活動目的も曲のイメージにぴったりだったので、選ばせていただきました。あとあれですね、キャラデザが超好みでした、はい。
イメージしてた通りの歌い方で楽曲を歌ってくださり、ボカロVerとはまた違ったさよさんの「色」が表現できたのかなと思います。


MVが完成するまで

せっかくさよさんをお迎えして曲を出すことになったので、しあわたさんにはイラストのさよさんバージョンを描いていただきました。

そしてそこからは僕が普段から大変お世話になってるyuiruさんにご登場いただき映像制作をお願いする流れに。
ゆいるさんには、過去4作品においてMV制作でご協力いただいており、もうほんとに頭が上がらないです。毎回映像方面はゆいるさんにお任せしており、いつものことなのですがゆいるさんが共有してくれるデモ動画が今回に関しても完成度が高すぎてビビリ散らかしました。たぶん最低でも連続で8回くらいは見ながらスゲエエエってひとり叫んでました

流れるように出てくる歌詞のアニメーションと、サビのキメパートでは力強く大きく出てくる歌詞のメリハリや、多彩な動画エフェクトを混ぜていただき曲のかっこよさ&綺麗さが10倍増くらいになりました。ゆいるさん、いつもありがとう。(&これからもよろしくお願いします)


改めてありがとう。

noteや記事を書くのが不慣れで、締めくくり方をあんまり考えてなかったですが、一旦感謝の気持ちで締めくくりたいと思います。

ここまで僕の駄文を読んでくれた方、ありがとうございます。また、楽曲を聴いてくださった方々、ありがとうございます!
そして何より、この記事で紹介させていただいた今回作品に関わってくださったしあわたさん、ゆいるさん、Resareさん、さよさん、ありがとうございました!



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