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はい、〝ふと〟来ました〜

今日の気分で本棚から一冊の本を取り出して読む。そうしたらふと目に留まる一文があった。

それは時実新子という人の川柳で、

手が好きで やがてすべてが好きになる

という一文だった。
私は時実新子という人のことは全然今の今まで知らなかったのだけど、なぜか今日はやけに気になって、早速ググッてみた。直感でなにかわたしにとってありそうだと感じる。

この本というのは私の読み切りたいリストの中にもある
『〝手〟をめぐる四百字 文字は人なり、手は人生なり』
の中の50人の著名人の肉筆原稿の四百字の手にまつわるエッセイの中の一人として書かれた時実新子という川柳の人の原稿なのだけど、この本はずっと前からあって何度も眺めたりはしている本なのに、ここがふと目に留まったのは初めてだった。

このことをもっと深掘りしてもっと知ろうとするのは私のこれからの楽しみの一つになったが、今日ここで書きたいのは時実新子さんのことではない。

今日書きたいのは、タイトルにもした
『はい、〝ふと〟来ました〜♪』
というワクワクするような感覚だ。


これは偶然ではない、なにかの必然なんだろうなと私のアンテナがキャッチしました〜♪


今日の場合でいうと〝時実新子の川柳〟っていう啓示降ってきたーという感覚だ。


やっぱり私もこのnoteを書く以前からなんらかの形でコトバを紡ぐ人に憧れていたのかなぁと思う。


ただ私は小説は書けないし、エッセイなんていうのはある程度なにかの実績がある人だからこそ読まれるものだと思っていた。


最近また私が急に気になるキョンキョンこと小泉今日子も、アイドル時代から本を沢山読んでいて、蓄積された元々の知性と感性でいい文章を書くとなにかの記事で読んで、すごく読んでみたくなってAmazonで昔のと、わりと最近のエッセイを文庫で2冊注文してしまった。

元BiSHのモモコグミカンパニー然り、大作家さんであるけど吉本ばなな然り、バンドマンのマキシマムザ亮君、マヒトゥザピーポー然り、尾崎世界観然り、自分のコトバを持っている人の書くコトバが今の私にはグッと響く。


そういえば私の好きな元BiSHのアユニDも、椎名林檎嬢も書く歌詞にチカラがある詩人さんだなって思う。

作家では武田百合子も幸田文も、以前では宇野千代、向田邦子、白洲正子、沢村貞子、松浦弥太郎さんの文章も私の中に特別に響いた。


みんなみんな私が〝この人好きだな〟と思った人たちを知ったのは、いつもその〝ふと目に留まる〟という形で私の元にやってくるふしぎ。

そして自分寄りのアンテナにピッと引っかかる感覚というのは理屈じゃないのがおもしろい。

そしてそしてと、小さくあげたらキリがないけど、コトバの力にグッとくる私の感性はやっぱり自分もすごくアウトプットしたがっているのを感じる。


そういうコトバのチカラや音楽や、そういう好きだなと思った人たちの作品に救われてこれまでも、今日も生かされている私がいるのはたしかな事実で
私も救われているばかりじゃなくて、私なりのなんらかのアウトプットで救う側になれたらいいなと〝ふと〟強く願う2024年のはじまりの思いを私の中に感じている。