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顔認証システム不安症になった自分を受け入れる

私が、顔認証システムに登録されて見張られているのではないかと思いはじめたころ、しばらくして友人や家族に相談しました。

夫には「何かしたの?」と聞かれてショックを受けました。夫は、何もしてないのなら気にすることはないというメンタルの持ち主で、共感力がない人です。

「気にしすぎじゃない?」というのが、友人たちの感想でした。これは私を信頼してるからこそ、そして元気づけるために言ってくれたと理解し感謝しましたが、こう言われてしまうと、それ以上何も言えません。親も同じでした。

1人だけ、妹が「そんなに気にしてたら、買い物するの疲れるね~」と言いました。そう言われて私は「そうなんだよ、怖くて疲れるんだよ」と、初めて気持ちを受け止めてもらえたような気がしました。

「気にしすぎ」と言われると、怖いと感じる気持ちを否定されるので、そんな風に感じるダメな自分を責めてしまいます。私の妹は、私が見張られていると感じていることを受け止めて、「それは疲れるね」と共感してくれたので、私も少しほっとできたのです。

安心感が得られることによって少し冷静になった私は、「こんな風に周りを気にしながら買い物をしているから、すごく疲れるんだな」と気づくことができました。そして、監視されていることが本当でも本当じゃなくても、自分が疲れないようにすることも大事なんだな、と思えたのでした。

私は最近、心理カウンセラーの野口嘉則さんのYouTubeを見ています。週2回ライブ配信されていて、ライブもそのままYouTubeにアーカイブされていますが、編集して字幕もついた短縮版もあるのでとても便利です。

今日この動画を見て、妹は、ネガティブケイパビリティが高いと思いました。ネガティブに感じている気持ちを、そのまま受け止めてもらうことは大事ですね。否定されると余計に辛くなってしまいます。

何よりもまず自分が、今のありのままの自分を受け入れること。

怖い、外に出れない、買い物に行けない、前と同じことができない。そんな自分はダメな人間で恥ずかしい。これらに良いも悪いもありません。今そんな自分だったとしても大丈夫です。


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