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なんちゃあないぜよ 土佐旅日記 ~第十一歩⑤~

2016年3月26日~30日(4日目)

今日もいい天気!

こうち旅広場で写真撮っていたら、通りかかったとさてらすのおもてなしスタッフさんが三志士像と一緒に撮ってくださった。

今日は汽車(土佐ではJRのことを汽車と呼ぶ)で伊野へ。

味のあるポスト

いの町 紙の博物館」に初めて行き、ずっとやってみたかった土佐和紙の紙漉きを体験!

腕まくりをしてドキドキで開始。
紙の原料である楮(こうぞ)が入った水は思ったより冷たくなく、むしろほわんとした感覚。

たっぷりの楮
こちらは乾かし中の1枚もの

私はハガキを作ることにし、ハガキサイズに区切られた木枠を楮の中にどぷんと入れ、すくったら縦横に振ってならしていく。
係のかたが手際良く教えてくださり、それなりにうまくできた。

紙が乾くまで、博物館の展示を見て回る。

紙の服もある

紙の歴史や、紙ができるまでがよくわかり、様々な道具や紙の原料が紹介されていてなかなか興味深い。

土佐和紙は世界的にも認められた、素晴らしい工芸品ということも実感。

完成!

展示を見ている間に紙が乾いたので、1枚だけ記念に置いてあった消しゴムはんこを押す。
これがかなり楽しくなってきて、あとから来たかたも夢中で押していた(笑)

持ち帰り用の袋が可愛い

土佐和紙コンクールの展示や土佐和紙の商品を見て博物館をあとにした。

いや~紙漉き体験もいろんな展示も面白かったなぁ。

桜はまだみたい

博物館のそばの仁淀川も見に行く。
水そのものは澄んでいたが、上流ではないからか噂の仁淀ブルーではなかった。

特急も汽車って呼ぶのかな?

高知駅までは、少し待ったら特急電車が来たのでそれで戻ることに。

やたらお腹がすいてたまらなかったが、どうしても行きたいところがあったので、もうひと踏ん張り!

とさてらすで初めてレンタサイクルし、北へ向かう。

時々迷いつつ、とどめに山に沿う坂道だったので息を切らしながら到着したのは「じんぜんじゅカフェ」さん。
以前もて勤慎太郎さんに地図まで書いて教えて頂いたお店で、店長が高知で有名な役者の下尾仁さんというかた。

慎太郎さんと下尾さんは、昔から一緒にお芝居したりしてる仲間だと聞いており、とても話しやすいかたでポンポンと入る冗談の言いかたが慎太郎さんと似た雰囲気。

やっぱり仲間って似るんやな(笑)

タコライス美味しい!
デザートも美味

常連さんたちも気さくにお話してくださり、あまりの居心地の良さに2時間も滞在。
常連さんからは美味しいお饅頭も頂いた。
今回の旅、毎日何かしら食べ物を頂いている・・・どれも初対面のかたに(笑)

常連のおじさまたちに「高知に住んだらええ」と言われ、私に彼氏がいないとわかると、歳とか好きなタイプとか色々と聞かれるハメに。
今度来る時は履歴書持ってきぃやと言われ、もはや初対面のよそよそしさは皆無(笑)

ホンマに履歴書持参したらええ人紹介してくれるのだろうか。

美味しいゴハンにデザート、それにお饅頭(笑)
いっぱい笑って楽しかった!
下尾さん、常連さんたちに感謝。

可愛いかえるのバッヂも購入

カフェ自体もバッヂも下尾さん作で、屋上にはこれまたお手製の露天風呂もあると聞いていたが、只今改装中とのことで見られず残念!
それにしても、多才なかたやなぁ。

「かえるやき、またここに帰って来れるってことやで!これもご縁やきなぁ」ってお話してくださり嬉しかった。

それから自転車で街を走り、とさてらすに返却し、朝写真を撮ってくださったスタッフさんと再会。
お互いに、もて勤さんおらんなって淋しいですね~と話し、これからも土佐の情報提供を宜しくお願いしますとご挨拶。

しばしホテルでゴロゴロして、土佐旅最後の夜ご飯へ。

屋台の安兵衛さんで、大好きな餃子やラーメンをたらふく食べた~!
はりまや橋近くの店舗には行ったことがあるのだが、初屋台。

実はホテルのすぐそばだった

勢いで2皿目もいった美味しい餃子に満足しながらも、段々としんみりしてくる。

黄色いのは昨日Akkoさんに頂いた文旦

ホテルに戻り、連日の飲み食いでお疲れの胃と肝臓を労るべく、しじみ汁を飲みながら「川獺(かわうそ)」というドラマを見る。

下尾さんに教えてもらったこのドラマは高知が舞台。
下尾さんやカフェの常連さんたちもエキストラで出たんやでって話だったので、見てたらホンマに御出演(笑)
オール土佐弁で切ないドラマだったけれど、カフェに行った日がドラマの放送日とは、偶然はやっぱり必然やなぁ。

今日も初めてがいっぱいの1日だった。

明日は最終日。
ぼちぼち戻る支度もしないとなぁ。

 ~第十一歩⑥~へ続く・・・

闘病中ですが書くことが好きで、マイペースに執筆しております。夢は自分の本を出すこと!サポート頂きましたら、医療費に充てさせて頂きます。どうぞ宜しくお願い致します。