なんちゃあないぜよ 土佐旅日記 ~第二歩②~
2014年3月21日~23日(1日目)
タワレコでの余韻に浸り、大知くん談議に花を咲かせながら、Bさんは軽快に車を走らせる。
ふと目に入ったのは、道路脇の「太平洋まで100km」だなんて、とてつもなくスケールのでかい看板(笑)
今まで生きてきて、さすがに太平洋までの距離を感じるような機会は初めて。
海が見えるたびに「海!海や~!!」と感激する私に、海もこの道ももう見慣れてるきねぇ~と笑うBさん。
高知から香川のタワレコに幾度となく通われたからこその、この落ち着きである。
しばらくすると、車は海沿いから山沿いに入った。
いつの間にか高知への県境にも突入していた。
立川PAにてしばし休憩。
3月も終盤だというのに、山間ではなんと雪やら雹が降る寒さ!
そういえば、高知の昨日の最高気温は20℃近くあったのに、今日は10℃前後まで下がるって予報だった・・・そりゃ寒いわ。
ましてやここは山ん中だもの。
南国土佐にも雪は降る。
途中の大豊という町で降り立ち、推定樹齢3000年(!)でぶっちぎりの日本一だという国の特別天然記念物、杉の大杉にもご挨拶。
寒かったけれど、そのぶん空気が澄み渡っていた。
とてもじゃないけれど、カメラの画面に収まり切らない。
どれだけ見上げても先が見えないほど。
少し離れてみると、杉の大杉だけが突出しているのがよくわかる。
美空ひばりさんの歌碑を発見。
ここ大豊町でバス事故に遭われた子どもの頃のひばりさんが、療養を経て、杉の大杉に「日本一の歌手になれますように」と願ったことで、ひばりさん縁の地となったそう。
歌碑のそばにあるボタンを押すと、それぞれ「悲しき口笛」「川の流れのように」「龍馬残影」の3曲が流れる。
ここはやはり「龍馬残影」をポチッとな・・・
物音ひとつしないような静寂な山々に、ひばりさんの高らかな歌声が響き渡った。
それから無事に高知市内に入り、Bさんと一旦別れてホテルにチェックイン。
今回は高知駅から徒歩10分ほどの場所にある、高知パレスホテルに宿泊。
本館とは別に、禁煙館があるので迷わずそちらに決めた。
駅にも繁華街にも徒歩圏内で何かと便利が良い。
夕食は念願のひろめ市場へ!!
Bさんと待ち合わせのひろめ市場まで、ひとりでホテルからドキドキしながら帯屋町のアーケードを歩いて到着。
ひろめ市場の建物に入ると、焦点が定まらなくなるほどのたくさんの店舗がひしめき合っている。
ここはやっぱり本場のかつおの塩たたきを堪能したい~!ということで、「明神丸」さんでかつおが藁焼きされているところもじっくり見入った・・・暑そう!
これが私にとって初めましての、かつおの塩たたき。
なんやこれ・・・期待以上に恐ろしく美味しい!!
塩とタレとがあるが、私は塩だけでも十分満足。
そこにニンニクを添えると更に旨味が増す~!!
滅多に食べることのない、鯨の竜田揚げも美味しかった。
Bさんオススメのナスの豆腐なども珍しくてワクワクしながら美味しく頂いた。
そしてビールがますます気分を高揚させる。
今日は何かのお祭りかと思うほど、活気に満ちたひろめ市場の雰囲気、好きやなぁ。
人が多いぶん、席はイス取りゲームさながらではあるけれど、見知らぬ人と相席して一期一会を楽しむのも、ひろめ市場ではよくある光景だそう。
Bさんも飲みたい!と家に車を置いてきたということで、初めましてなBさんの旦那様がひろめ市場まで迎えに来てくださり、ホテルまで送って頂くという、何とも有難いお気遣いに心がほかほかな夜となった。
丸一日かけて香川と高知を楽しみ、ほんとうに盛り沢山だった。
明日は土佐を動き回るぜよ!
~第二歩③~へ続く・・・
闘病中ですが書くことが好きで、マイペースに執筆しております。夢は自分の本を出すこと!サポート頂きましたら、医療費に充てさせて頂きます。どうぞ宜しくお願い致します。