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【暦学的視点でみる渋沢栄一1】なぜ「いい国をつくりたい!」という志を貫けたのか?
■暦学的視点考察、はじめます。
本年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」の主人公、渋沢栄一氏。
2024年から新一万円札に登場することもあり、今年は渋沢氏の話題に触れる機会がとても多い一年でした。
いろいろな方が渋沢氏について解説されていますが、
わたしは暦学的な視点から渋沢氏に考察していきたいと思います。
暦学って何?という方はこちら・。♪*+o
実際、暦学で何が分かるの...?という質問をいただきますが、
暦学を使うことで人物考察やその年々のエネルギー考察などが可能になります。
1回目にあたる今回は、
渋沢氏の"志の高さ"についてみていきたいと思います。
■渋沢栄一の一貫した志とは?
渋沢栄一氏にまつわる本を読んでいるとよく聞くフレーズ、
「強く繁栄した日本をつくる」。
これぞ渋沢氏が生涯貫いた志であると言えるでしょう。
渋沢氏は幼少期から「こうしたい!」という強い想いをもった少年でした。
順を追ってみていくと・・・
▷農民でありながら武士を志す
▷幕府の腐敗を洗濯したいと尊皇攘夷の思考に傾倒する
▷倒幕の志士だったが、一橋家で出世して将軍の側近になる
▷新政府からスカウトを受け、様々な改革に従事する
▷大蔵官僚として数々の功績を残して民間へ
▷日本初の銀行を創設し、日本資本主義の父へ
一見、右往左往していると見られてもおかしくありませんが、
渋沢氏の行動の裏側には一貫した志がありました。
その根底にある考え方は・・・
▷良い国をつくりたい!!!
▷外国に負けない強い国をつくりたい!!!
その根幹となる大きな志を実現させるためには、小さな志も必要と考えました。
「論語と算盤」にある「大立志と小立志」。
以前まとめた記事はこちら。
渋沢氏にとって「いい国をつくる」という大きな志が揺らぐことはありませんでしたが、
小さな志(尊皇攘夷→一橋家に仕える/大蔵官僚→実業界へ転身など)は変えても構わないと思ったといえます。
--大きな志に向かうためには、何者にでもなる!
渋沢栄一氏らしくて、かっこいい生き方だと改めて感じます。
■志の高さを暦学的視点で見てみると
暦学は200以上のメソッドで構成されていますが、
そのうちの主要なメソッドのひとつ=人物を自然界のものに置き換える考察方法があります。
渋沢氏を自然界のものに置き換えると、
甲(=樹木)。
樹木の特徴は、上へ上へ伸びる。
![樹木(下から見上げる)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68091659/picture_pc_15f53f3d9f8e4fb8841c4f862934b6bd.jpg?width=800)
樹木の気質を持った人は...
▷上へ上へと真っ直ぐ伸びる
▷志が高い
▷理想を高く持つことが大切
▷目標が決まれば頑張れる
といった特徴が挙げられます。
「強く繁栄した日本をつくる」という志を生涯貫けたのは、
樹木の特性をもった渋沢氏ならではと言えるかもしれません。
<次回予告☆*゚>
暦学的視点でみる渋沢栄一2
曲がったことが大嫌い
次回以降も暦学的視点で渋沢栄一氏を考察していきたいと思います。
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*参考文献
渋沢栄一と「論語と算盤」/齋藤孝著
現代語訳 論語と算盤 (ちくま新書)
NHK 100分 de 名著 渋沢栄一『論語と算盤』 2021年 4月 [雑誌] (NHKテキスト)
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