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graduation

次男の卒業式。

保育園6年
小学校6年
中学3年
高校(たぶん)3年

早いもので通園通学生活の2/3が終わってしまった。
ここからは更に時間の体感速度も早くなるんだろうな。

思うことをつれづれに。

■拍手

最近、意識していること
写真をむやみやたらに撮らない。

わたしは何でも写真を撮りたがる
悪いくせがある。たいていはスマホで。

作品として残したいというよりは

どんどん過去になっていく今を
写真に残したいという衝動にかられるので
一種の依存症なんだと思う。

卒業式こそカメラの出番だけど
今回はあえて式典で写真を撮るのをやめてみた。

プロのカメラマンの方が撮ってて
後日購入できるし
旦那はスマホでところどころ
動画を撮ると言ってるし

わたしは卒業式に集中させてもらうことに。

結果カメラをしまって本当によかったなと思う。

子ども達の表情だったり全体の雰囲気だったり
いっぱい感じられたのはもちろんのこと

拍手したい時に思いっきり拍手できることが
何気に一番うれしかった。

いつも両手がふさがっているから
音のならないエアー拍手をしたり
ワンテンポ遅れて拍手してたけど

拍手は
自分の想いを表現して
みんなとひとつになれる
数少ない手段の一つ。

削ぎ落とさないと感じられないことはいっぱいある。

■卒業ソング

ふだん泣けない人なのに
子どもたちの歌を聴いてると自然と涙がこぼれてくる。

6年生のみんなが歌ったのは
いきものがかりの「YELL」

サヨナラは悲しい言葉じゃない
それぞれの夢へと僕らを繋ぐYELL

YELL|いきものがかり 一部抜粋

卒業ソングの上位に入る定番の曲だけど
え?これなに?という選曲よりも
こういう時は馴染みあるものの方が嬉しかったりする。

ちなみにわたしが小学生のとき卒業式でうたったのは
長渕剛さんの「乾杯」だった。

クラスごとの合唱で
男子は「乾杯」がいいといい
女子はラピュタの主題歌「君をのせて」がいいといい
曲決めは難航。

両者どっちも歩み寄りはなく
見るにみかねた担任の先生が力技で
「君をのせて」にしようしてきたら

先生のやり方に反発する女子が寝返りはじめ
結果的に多数決で「乾杯」になった記憶がある。

当日うたったことは全くおぼえてないけど
曲が決まるまでのことや
みんなでうたった音楽室の風景は
鮮明におぼえてるから不思議。

■うわさ話

今まで先生の異動情報は
4月1日に解禁されてたけど
今年から三学期の最後に発表されることになった。

異動することを前提に在籍中に
先生と子どもたち双方で話せる場があるというのは
すごくいいことだと思う。

異動情報なんてそれ以上でもそれ以下でもないのに

いよいよ卒業かーー
式典がはじまる前ぼんやり感慨にふけっている時
後の席のママさんたちは異動の話で盛り上がっていた。

◯◯先生、校長にとばされたらしいよー
あー聞いた聞いたー
なんか合わなかったらしいよね

こんな時にする話?

こんな感じで
聞かなくていいことを耳にしたり
知らなくていいことを目にしたり
そう感じることが多い三月だったような気がする。

こういう時はえてして言えるけど
自分と相手の間で感じられることが全て。

自分の感覚を大切にしたいなと思う。

■P.S.

大好きなカスタネッツの曲

打ち込みが続くなか
vo.牧野さんの少しかすれた声が染み入る

この曲は1998年に閉館したライブハウス
日清パワーステーション(通称パワステ)へ牧野さんが捧げた曲。
だからP.S.

パワステは2階席で食事ができる
ちょっと変わったライブハウスで

ライブに行くと上から
美味しそうなにおいがしてきたり
食器の音がガチャガチャ聞こえてきたり。

社会人になったらいつか2階席で!と思ってたけど
かなうことなくパワステは幕を閉じた。

いいことも悪いこともあって
いいことも悪いこともやって
いい時も悪い時もあって

そしてここに立っていたんだ
ずっとここに立っていたかったな

いいことも悪いことも
ありがとう

P.S.|ザ・カスタネッツ 一部抜粋

いいことも悪いことも
ありがとうで曲を終わらせるのが
牧野さんぽいなと思う

卒業はサヨナラの場ではなく
感謝を伝える場

ありがとうー
またねー

毎日はつづいてくけど
ひとつの節目に
感謝の気持ちを込めて♪

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