かわいいの言葉を聞くまでは回ります

姪っ子が、すごい遠いところからすごい速さで近づいて来たと思ったら、「何が変わったでしょーか!」と、口角上げて目をぱちぱちさせて私を見つめる。「おー!前髪?」と聞くと、「そうです。前髪切りました~!」とクルクル回り出した。

長かった前髪は横の毛と一緒に編み込みしてたから、久しぶりに作った前髪が新鮮。彼女の凛々しい眉毛が隠されるのは残念だけど、そのかわり、大きなたれ目が強調されて、それはそれでかわいい。

「TWICEみたいだね」と言ってみる。「でっしょー?」と、動きが止まる。かわいいの言葉を聞くまでは、回り続けただろうから、言って正解。

この大晦日、姪っ子と私は、遠くから遊びに来ていた別の姪っ子により、TWICEを伝授され、それ以来、かわいいといえばTWICEだ。

TWICE好きをクラスで公言したら、ある女の子に、「私、ああいう女子って嫌い!」と言われ一瞬しょげたらしいが、「誰を好きになろうと自由だよ!」と男の子が諭してくれたらしく、なんというか、青春。

嬉しさのあまりクルクル回り出す彼女も、友人の言葉に一喜一憂する彼女も、TWICEの紅白バージョンを完コピし、決め顔で踊り続ける彼女も、全部好きだ。

彼女が姪っ子として私の人生に登場してくれて、本当にうれしい。
I LOVE YOU SO MUCH♪(TT/TWICE風に)

最後までお読み頂きありがとうございます。 いとうれしです。