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『私的気まま子育て帖』Parenting note

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夢中だった日々を ゆるめに振り返りつつ 気ままに綴る 子育てあれこれ
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#入院

『Dear Girl』

いつからか 大人びて笑うことを覚えて いつからか 涙を隠すようになっていく 差しのべた手を 嫌がって ひとり遠くを 歩き出す 迷う小さな その背中 心配ばかりが 募る日々 頬を通る 朝の風 大きく広げて 君の羽 今はここで 見守ろう 誰より強い 眼差しで いつの日か 心に芽生えた希望の種 いつの日か 小さな蕾が開いてく すぐに抱っこをせがんでた 幼いままの 無邪気な瞳 いつも優しさ携えて 笑顔で歩いていてほしい 心を潤す 春の雨 優しく包んで 君の夢 今はここで 信

娘の発熱、入院初日の夜(2)・身を寄せ合う母子3人病棟にて

前回記事で、夜間診療で突然入院を言い渡された我が娘 これから入院する、というときにタクシーの窓の外の景色が暗い夜というだけで不安が増長される。 そんな心細さの中、突然の入院を言いわたされ不安でいっぱいになりながら入院先の病院に着くと、まっすぐ病棟に行くのではなく、また外来で同じことの繰り返しだった。 外来の時計は夜の8時をまわっていた。 驚くことに開いている外来にはけっこう人がいる。受付のあと小児科へ行くと、再びレントゲンを撮り、そのあとに診察室へと案内された。 ただ、

娘の発熱、入院初日の夜(1)不安で心細かったクリニックでの出来事

子どもは兎にも角にも熱を出す。 高熱が下がらずに、ぐったりしている様子を見るのはつらい。一応、看護師。滅多なことでは驚かない私も、我が子の発熱で不安になったことが何度かある。 そのひとつが、次女の2度目の入院のとき。 夜間で、しかもあまり説明を受けずに突然の入院を言い渡されたことで不安が増したときの話。 次女が4歳のときだった。 元気はいまいちだったけれど高熱だったので仕方ないかと思い、食べやすいものをあげたり水分を多めに摂らせたりしていた。 子どもの風邪による発熱は3日