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『私的気まま帖』essay note

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「非凡でなくてもいい、きみとなら何かが話せそうさ」がモットー 気ままに思いつくまま
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2019年11月の記事一覧

聴きたい音しか聞こえない~居酒屋にて~

同僚二人と居酒屋に入り、席についてすぐに聞こえてきたのが、千里さんの「十人十色」だったのだ。 大江千里さんファンの私はテンションが上がりまくる。当然CDだって持っているのだからいつでも聴ける曲なのに、もう耳がそっちへ集中してしまって、同僚の話が聞こえない失礼なヤツに変身。 メニューを見ている同僚二人に「とりあえずビール」と合言葉のようなひと言をつぶやいて、数分間は音楽に神経を集中させる。 聴きたければ家で好きなだけ聴くことが出来るというのに、いったい何なのだろう。滅多に外

娘との外呑み

娘ふたりと食事に行って、食事ついでにアルコールを頼むことや、一緒に宅呑みすることは多い。 しかし、あえて居酒屋へ「呑みに行こう」と出かけることは少ない。 長女が留学から戻ってきたころ次女は就活に入るころで、私は子育てがひと区切りつくこの時期に違う景色を見たくて、15年程勤めていたところからの転職を考えていた。なので母子3人、一家で就活していた期間がある。 2人とも幸いにも早めに就職が決まり、落ち着いたころに就職祝いとして「呑みに」行くことにした。 次女が二十歳になった年に

小学校に郷愁を重ねて

私が育った町は児童の減少で学校が統廃合され、地域のコミュニティセンターのようなものに変わっていくようだと 7、8年前に聞いた。 その頃、私が卒業した小学校も閉校式が行われたと聞いていたので、てっきりなくなったと思っていた。 その地区の博物館で学校の企画展があるというので娘と一緒に行ってきた。 🏫 私は小学校1年生で3ヵ所の小学校に通っている。 入学して半年ほどで、親が郊外に家を建てたことによる引越しで転校。その学校がマンモス校で数ヶ月後に近隣に建てられた小学校へ転校。