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やっぱり好きなんだ

先日、小学校からの依頼により、チェロとピアノの演奏会を行ってきた。
3年生の音楽の教科書に、有名な「白鳥」という曲が載っている。
先生方から、実際の演奏を子どもたちに聴かせたい、という願いから
演奏会が企画されることとなった。

「白鳥」は、フランスの作曲家であるサン・サーンスの作品で
組曲「動物の謝肉祭」の第13番目の曲である。チェロは白鳥を、ピアノは白鳥が浮かぶ湖の様子を表現している。
そう、右手の伴奏の形がとってもムズイのだ!
タラリラ タラリラ…デコボコしないように、滑らかに、澄んだ音で…

大学を卒業して、あらまっ、30年が経った❗️
私なんて下手だし、何でもすぐ弾けないし…。当時は本当に、不器用だった。
練習しても弾けなくて、レッスンのたびに緊張もして、益々弾けなくて。
でも、いい音で弾くね!と言われて、ちょっと自信になった。
自信のなさは今でも続いているけれど。
「いい音を聴けて良かったよ」と、言われることが増えて、ちょっとだけ、
「なんか私っていいかも」って思えるようになってきた。

「白鳥」を弾きながら、なんだかいいなぁ、やっぱりピアノっていいなぁ。
私は私の感じたままを弾いたらいいんだ!
好きなこと、楽しいことを伝えていけたらいいんだ!
そんなことを感じながら、子どもたちに伝えてきた。

演奏会が終わり、緊張もしたけれど、ホッこりもしたけれど。
やっぱり私はピアノが好きなんだなって思った。
人前でなんてとんでもない!とずっと思っていたけれど、
やっと、そんなことないんだって思えた。
自分の好きな音楽を、聴いている人と一緒に楽しめる、そんな活動を
これからもがんばっていこう!

#ピアノ   #白鳥
#やっぱり好き



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