見出し画像

2020歴史に残るファイターズの120試合全部書く!始めるよ😀 今日のキーワードは、「緊張」と「空回り」だった。

2020/6/19 西武メットライフドーム L×F 3ー0

記念すべき2020年開幕戦。0対3で完封負け…。

メットライフにライオンたちの咆哮は、聞こえなくても結果は同じだったのか。

ライオンズ先発はニール。立ち上がり必死に食らいついてくるファイターズの打者に苦労して球数を要するもピンチを抑えて徐々に立ち直り、結局6回1安打無失点。一方、ファイターズの開幕投手有原航平。超抜群の立ち上がり。3回までパーフェクトピッチング。球数もたったの27球。

だったのだが4回裏、先頭バッターにセンター前ヒットを打たれ連打とフォアボールからの無死満塁…。打席は山川。フルカウントからボテボテの三塁ゴロがボテボテ過ぎて、サードの野村祐希は、どこにも投げられず失点してしまう。その後も(え〜当たってないじゃん?当たってないよね?)リプレイが一度しか映らなかった外崎へのデッドボールで追加点、さらにゲッツー崩れで3点目…タイムリーヒットはなし…。ここですでに試合の行方は、決定してしまった。

ついてなかったと言ったらそれまでですが、有原くんに限らずエースが絶好調の立ち上がりだとありがちな展開だよね…😅ダルビッシュや大谷くんもこういうこと良くあったよなあって思い出したりして。

不思議なようで不思議でもないのかもしれない。誰にとっても大事なゲーム。気合は十分、球筋も絶好調、集中力は極限まで高まっている。歓声の消えたマウンドで有原くんは有原くんの世界に入り込む。だけど一本のヒットから突然、その世界の膜は消えて、完璧に通底されていた波長は乱れてしまう。

波長の乱れは、マウンドからグラウンドに伝播して、ぎくしゃくした空気が、ヘンテコな打球を呼び込んでいく…。普段なら歓声にかき消される選手の吐息が球場に満ちているみたいに、見えた。

それにしてもなあ。静かだったよね…。特にファイターズ攻撃の打席。相手にとってはピンチ、こちらにとってはチャンスの場面。画面に映る選手の様子と実況の声の向こうは、静まり返ってる。

ベンチの声がないって意味じゃないよ。ベンチだって息を飲んでしまうんだよ。きっと。いつもならドンドンバンバン聞こえる応援歌もチャンステーマもヤジも拍手もない。音の消えたグラウンドで、しかし緊張の場面は、同じようにやってくる。

声を出せっても、どうやって?

ピンチにせよチャンスにせよ、ベンチのみんなわかってるわけだよね。その打席、その一球が、どんな意味を持つのか。打席のあいつはどんな心境か。普段は、歓声に包まれてるから、逆に、それが静寂を作る。

「打席の中では、大歓声は聞こえない」

って、野球選手は、みんな言うでしょ。だからベンチから声出したってーつまりは、聞こえてないのだから。出せるんだよ。だけど、この静寂の中では、「っしゃー」でも「行けー」でも「西川さーん」だったとしても、たった一声が、その緊張と集中を途切らせてしまうかもしれないとしたら? 

そもそも苦手なニールの投球にきりきり舞いさせられていくファイターズ打線。回が進めば進むほど、選手たちは、どうしていいのかわからなくなってるように見えた。気持ちは、ある。やっぱり静かだからどんどん伝わってくる。気合は十分だったんだ。

特に1番センター西川遥輝ーわたしたちの新キャプテンは、あくまでも西川遥輝らしく開幕初戦に合わせて、髪の色を金色に染めていた。全国の西川ファン、ハルキストなら全員知ってるはずだ。若年時の遥輝は、髪は派手だったけど、いつ頃からかキャンプでは色んなのを試してても開幕する時には、黒く戻して出発してた。

でも、今年はコロナ自粛中から伸び放題の染めっぱなしから、整えての明るい色だった(翔くんもなべりょちゃんもだけど。なんか球界全体に金髪が流行ってるのかしんないが。)キャプテンになったのに、西川のチャラつきは相変わらずか。行儀悪いと言う人もいるかもしれない。

しつこいけれど全国推定30万人のハルキファンならわかってるはず。それが、わたしたちのハルキ・ニシカワ。球界NO1のいっちょかみ。最速のイキり王、気合の表明、精一杯のー根性ーなのだと。

遥輝は、強く念じていた。何が何でも勝つ、そのためには何が何でも先頭バッターで出る。何が何でも1000本目のヒットを、ここで打つんやで!

ニールとの初打席、必死で粘り続ける、西川遥輝の気合は、ビンビンとテレビの向こうから伝わってきた。しかし無念のアウト…から繊細な繊細な彼のバッティングの歯車も合わなくなる。やろうとすればするほど空回り…切ない。

栗山監督の大胆采配、野村祐希の抜擢も、初守備機会がサードに廻り無難にこなしたところから、やっぱしピタっとはまってくのか、しかもチャンスでプロ初打席もやってきた! 持ってる持ってる〜〜でもやっぱりこちらも無念の凡退…。

言うたらあらゆることが、緊張の淵から空回りに終わった1日だろうか…。

歴史に残る120試合が、スタートを切った。

緊張が溶けたところで、明日はきっともっと自由になれる。3点負けの8回のマウンドで百戦錬磨の金子弌大が、はじめから自由である様子を鮮やかに見せてくれたように。

さあ、ぼちぼち行こか〜〜。


谷口雄也の初打席、積極的に打って、大きなレフトフライ。もうちょっとやったんやで〜〜あれが入っていれば。たらればやったんやで〜〜☺️

                      ファイターズ2020 0勝1敗









この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?