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2022年監督デビューの新庄さんと立浪さん。「鏡に映った双子のような」と書いていた。1年後の様子は、いかに?

2021年の11月、noteに記した。北海道日本ハムファイターズ新庄剛志、中日ドラゴンズ立浪和義、両監督の話題について。

ー奇しくも2021年末、セパ同時に選ばれた新監督、新庄剛志と立浪和義は、180度違っているのではない。権威のある父に反抗し家出していたが出戻ってきた、認められようとして「別のスタイル」を取っている、合わせ鏡に映った、双性児のようなものではないのかー

果たして2022年のシーズンは、二人とも最下位監督となった。NBPの公式HPを見てみる。

2022
2022

ドラゴンズの方が勝率が良いが、首位と15ゲーム差。ファイターズは16.5ゲーム差。あんまし変わりはない。
そして、今シーズン、ファイターズは34試合目を終えたところで首位と6.5ゲーム差の5位 ドラゴンズは32試合で8.0ゲーム差の6位。
やはり若干の差はあるが、5月11日同日に20敗目を喫する。
「リーグ最速20敗」
どちらにも大きな見出しがついてしまった…。

仲良しだなあ…。いや両監督とも誠に不本意のことと存じます。

わたしは、ファイターズはほとんどの試合を見てるけど、ドラゴンズは、スマホの速報やニュース記事でしかチェックしてないので、なんともいえないですが、今のところは、思う通りには、なってはいないのでしょう。

同じ新監督でも対象的なのが、今季から登場した千葉ロッテマリーンズの吉井理人監督と広島カープの新井貴浩監督だ。どちらも監督は初めて。
吉井さんは投手コーチの実績は十分で、マリーンズの選手とも一緒にやってきているので「僕も監督は素人だから」と謙遜しても中身は違うわけで。
シーズン開幕3連敗からファイターズに3連勝して盛り返し、今は2位につけている。

吉井さんの最大の強みは、プレス対応。ネット記事になる「監督の言葉」が常に素晴らしい。ファンにどう聞こえるか選手にどう伝わるか。率直でそっけないくらいの言葉でも、よく考えられて発言している(としか思えない)

新井さんは、驚いたことにコーチ経験はなしだったらしい。なんかコーチやってると思い込んでいました。しかし、こちらも長年チームになじみ、地元に愛され続け、阪神タイガースに移籍したり、戻ってきたり、選手会会長を務めたり、オリンピックで苦労したり、十分な実績と様々な経験を積んでいる。新井さんの最大の強みは、もちろん人間的な信頼感と「愛」(ですよね?)シーズン前の予想を覆し、貯金1の3位にいる。

新庄さんと立浪さんは、見た目カッコいい、固定ファンが多く、メディアにも人気があるが、意外と指導者としての型が古い。
「〜させる」「〜しなさい」「あんなんじゃダメ」「一生一軍に上がれない」「戦う顔をしていない!帰れ!」
とかとか、強権的な言葉や態度が目に付く。

ってことは、裏返すと二人とも見た目より気が小さいのだろうと想像する。
外部に対して恐怖心や警戒心の濃い人ほど「強がる」のが、世の常である。(二人とも立派な中年男性ではあるが)「まだ若い」のかもしれない。

人間的な成熟と監督業の成果には、相関性があるのかないのか。
最速20敗の道行は、いつか分かれるのか、それとも同じく登っていくのか、はたまた……。

ウオッチングは、気まぐれに続く。









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