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悩めるエースは、27歳。有原航平ーいつか逆転する日までー

ファイターズ2020 7/31 37試合目 札幌ドーム F×bs 2対7

トップの写真は、上のリンク記事から拝借しました。

ファイターズ2020 7/31 37試合目 札幌ドーム F×bs 2対7

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金曜日、ただ一人、中6日のローテーションで固定されている有原航平ーチーム最多、7試合目の先発マウンド。7/3以来の宇佐見真吾とのバッテリー。好相性と見られていた石川亮とのバッテリーを敢えて元に戻すのは、やっぱり栗山監督は、なんとしても4連勝ーさらに5連勝スイープを狙いたい。

何しろ開幕からなぜか援護の少ない有原登板日、打撃好調の宇佐見で得点の可能性を上げる方を選択したのだと思います。

で、結果的には、7回6失点の惨敗。6回までは2失点で交代の判断もあったと思われますが、リンクしたデイリーの記事によれば「勝負を自分で決める投手」だから続投させた、ということです。

勝負を自分で決められる投手であって欲しいー

開幕してからの有原くんは、先発投手としての投球回数を全うする6回以上を必ず投げています。でも防御率は4点台で被安打数も多い。そして味方からの援護が少ない。序盤で相手投手を打ち崩せるチャンスが何度もあるのに、1点か2点しか取ってくれないパターンが続いてます。(記録の表は、いずれもファイターズHP選手名鑑から)

これはたまたまの巡り合わせなのか、勝てないエースに勝ち星をつけなければとチームが緊張してしまうからなのか。どうなんだろうな。

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これはあくまでも、わたしの感想なんですが。ルーキー の時から有原くんのマウンドでの印象は、基本的には変わっていません。大変に申し訳ないけども。「ボールに威力はあるのに、勝負に弱い」です。

年度別成績を見ても、防御率は4点台と2点台を繰り返してますが、勝率は低い。いわゆる「貯金を作る投手」とは言えません。そして、やっぱり投球回数は多く、去年も一人規定投球回数を投げている。馬力と持久力。これが有原くんの特長なんですね。

昨年は、15勝8 敗。防御率も2点台で最多勝を取りました。もちろん申し分のない成績ですが、チームは5位だった。有原くんの孤軍奮闘ともいえるし、昨年の先発投手不作と8月以降、全く勝てなくなってしまった中で、一人頑張るエースで勝ちたい気持ちがチーム全体にあったともいえる。

その1年間で、投手としても人間としても成長することができた。だからこそ栗山監督は、今年に懸ける一番の選手として開幕投手に指名し、コロナの影響でスケジュールがずれ込んでもなお、変更することなく彼に託したーのだと想像するのですが。

例えば上沢直之の人間性と粘り強さ、ニック・マルティネスのリーダーシップと勝利への熱情、こういった目に見えないけど表に出る何かが、有原くんにはきっと必要で、栗山監督も、もう一段成長してもらいたいと期待してるんだと思うんですよね。有原くん自身も、来年はメジャーを目指すと発言したわけだし、自分自身の価値を高めたい、投手として大きくなりたい気持ちは、強いはずです。

馬力があり持久力があり、ボールに力がある。紛れもないエース格たる有原航平に足りないものって、要するに「考える力」だと思うんだけどな…。相手との力関係を分析する力、状況を読み取る力、流れを感じとり変えていこうとする意志と。チームのみんなと助け合うに必要なものを見つけ出すための柔軟性。

これも去年、賢介じいやが、授けたはずなんですけどねえ…。なかなかに頑固な人だよね有原航平😅。

有原くんに限らず、今の世の中では、若い人が独り立ちするのは、簡単なことではありません。大人になるのが難しい時代。

いや、違いますね。大人になるのは年齢でもありません。人による。人による。

悩める27歳。有原航平の1年が、大人になるーさらなる飛躍に結びつくとしたら。もっとさらに悩むしかない。悩んで悩んで、それでもなお。チームを勝たせるーいや、チームと一緒に勝っていくー

「エースの証明」とは、そこにしかないのですから。


ファイターズ 16勝19 敗2分け なかなか一気に行けません。こつこつ。

昨日、大事なことを忘れた! 谷口雄也、一軍復帰。ビヤヌエバと公文投手の負傷抹消により昇格。7/31 代打で出場。三振ーイースタンの成績は、4割越えでも、公式記録は、未だ打率0割。どうか速やかに初ヒットが出ますように。











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