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去年優勝してたらMVPは玉井大翔のはずだった。今年優勝したらやっぱりMVPは玉井大翔!って叫んでみたい。

ファイターズ2020 7/5  15試合目 札幌ドーム F×sbh  5対3

余市にある実家の草刈りを手伝いに出かけていた。暑いし、85歳の父親は、全然人の言うこときかないでむちゃをして熱中症になりそうになって、心配だらけで、ものすごく疲れた…。

妹の作ってくれたお昼を食べてNHKの試合中継を見る。今日も解説は田中賢介さん。ファイターズの先発は、ルーキー河野竜生ー二度目の登板だ。2アウトからギータをフォアボールで歩かせ、4番バレンティンに大きなセンターフライを打たれるー西川遥輝が追いついて取った、と思ったら落とした…1失点。

今シーズン、センター西川遥輝の守りは、なんかおかしい。一説では肩の具合が悪いと言われてるけど、もともと肩は痛めたままでずっとやってきてるし、そもそも強肩の外野手ではない。おかしいのは、脳というか頭というか感覚というか、本人が、感じている身体の感覚と実際の行動ープレイがずれているような感じ。

西川くんは、非常に感覚的な野球選手で、自身の求める感覚を得るためにこそ、むやみに練習もするタイプだと思って見てきた。でもこのコロナの影響で、特にビジターの場合練習量は相当限られる(と田中賢介さんがテレビで話していた)環境の中で、思うように練習が出来ていないーと本人がまた感じているとしたら?

ただでも神経質な西川くんが、より神経質になってしまってプレイに集中できずにいるのかもしれない。見た目ではわからない。ちゃっちゃとしてるようで、気持ちを切り替えるのは、すごく下手だよ。西川くん…。どこかでリラックスできたらいいのにな(それって多分、彼にとっては猛烈な練習なんだろうけども。違う方法を模索してもらいたい。もう28歳なんだから18歳の自分とは違うんだから)

ポロリとグラブからこぼれたボール。グラブを見つめた遥輝の心やいかに。

河野くんは、4回3失点で降板。3−3の4回裏に、またしてもジェームズ野村が勝ち越しホームランを放つ。録画で見直したらバレンティンもびっくりのでっかいホームランだった。清宮幸太郎、三打席目のチャンスでまたしても代打を出されてしまう。だから打たせろっちゅうの!っても。試合が終わって野村くんのヒーローインタビューを待つベンチで、ぼっちゃまは不貞腐れたとは言わないが、いごこち良くなさそうな顔をしていた。こちらの心もいかに。

ホークスとの6連戦、両者のチーム状況は似通っている。いまひとつ噛み合わないちぐはぐな打線。不安定な投手陣ーブルペンの過剰な稼働率ーブラック労働。

本日のゲームもホークス打者の地力が上回る中で、相手に向かいそうな流れをきっちりと止めたのは、わたしたちの玉井大翔、今や中継エースと呼んでみたい玉井大翔。勝利投手の権利を得ることなく下がった河野くんに代わり、5回6回をピシッと抑え、ファイターズ優位の試合を形作ってくれた。

打者のヒーローは、野村佑希だとしても。本日の真のヒーロー、試合を決めたのは、玉井大翔で間違いなかった。

生まれも育ちも釧路ー佐呂間ーの本物のオホーツクの星よ。

一見して地味だけど、北海道に移転して17年。北海道生まれの中心選手は、実は、少ない(北海高校出身ー鍵谷くんは巨人に行ってしまった)。

実家に帰って、余市の町のさびれ具合は、ちょっと呆然としたくなるようなものだった。ニッカの工場見学ー海鮮丼が有名な駅前の柿崎商店、観光客が大勢やってきていた去年の夏は、どこにもない。活気もなにもない…もちろんのことコロナウイルスの影響だ。こないだいった栗山町も寂しい人影だった。

ただでも沈下し続けている北海道は、さらに厳しくも苦しい状況にある。そんな現実の中で、気休めだとしても、いや気休めだからこそ。プロ野球、北海道日本ハムファイターズの存在価値は大きい。何度も何度も何度でも言う。人間には、生きるためには、楽しみが必要なのだと。

テレビやラジオの向こう側で、活躍を喜ぶ北海道の人たちはきっと大勢いるでしょう。これからも楽しみにしてます。どうも頼りないチームだけど。頼んだよ、玉井大翔!

玉井くんのハイライト映像なかった。玉井くんに限らず中継投手にもっとスポット当てなさいよ!各野球メディアに要求いたす所存である!

ファイターズ 6勝8敗1分










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