同じ日に二本書く！朝の祈りが、夜のファイターズに届いた日。清宮幸太郎、野村佑希が、札幌ドームにロマンな虹をかけるサヨナラゲーム！
ファイターズ2020 7/2 12試合目 札幌ドーム F×H ９対８
今日の朝、わたしは、書いた。やるんなら徹底的にやれ。夢を見るならとことん見ろよ栗山英樹と（ほんとにあんた何様か、と自分にツッコミ入れてみる）
前日、チャンスで代打を出された清宮幸太郎ーモイネロが３連投で投げなかったため７回裏に打席が回ってくる。その直前、初回にパリーグ移籍第一号３ランを放ち、いきなり機嫌がよくなったcocoバレンティンに二本目の２ランを追加され５対８と突き放されていた。この頃のファイターズなら、すでに勝負が決した状態。
しかし、今日は違った。腰の決まってきた幸太郎が放った打球は、センター寄りのライトスタンドに落ちていった。今季１号。７対８と追いすがる。
何がなんでも負けたくない栗山監督は、ビハインドのまま宮西秋吉とA班のピッチャーを注ぎ込んでいく。絶対勝つぞというポーズだが、負けるとダメージは計り知れない。まるでシーズン後半勝負どころに仕掛けるみたいなイチかバチかの采配。
9回裏マウンドには、ホークスのクローザー森唯人。三連投でチャンスはありそう。先頭バッター近藤が狙いすましたように四球を選び、中田翔が続いてヒットを放ち舞台は、整った。５番渡邊諒には打たせて欲しかったが、バントの指示。
「この場面はとても難しい。なかなかバントは決められない」
としきりに語るのは、BSNHKの解説田中賢介さん。実際そうなんだけど…賢ちゃん実感こもってるなあって、なべりょちゃんのバントは、ちょっと上に浮いてしまいセカンドにいたランナー杉谷拳士は、おそらくピッチャーの影になって判断が遅れてサードでフォースアウトになってしまった。
流れが切れるー昨日までのファイターズなら、ここで試合終了。になってたけれど今日は、やっぱり違ったんだ。再び打席が回ってきた清宮は、ボテボテのゴロで走者は進塁。２アウト２塁３塁バッター野村佑希。すでに2回裏にプロ初ホームランを放っている。ここで代打はない。
テレビの前で「申告敬遠かな勝負かな」「敬遠ならロンロンだな」と自分。テレビの中で「敬遠して満塁策として代打ワン・ボーロンですかね」と田中賢介さん。ですよね〜〜とつぶやきながら。
しかし、ホークス工藤監督は、野村佑希との勝負を選んだ。そして、なぜかホークスバッテリー甲斐拓也は、１ストライクから内角にサインを出している。
えー？ 野村くん内側に強いのになんでよ…よ…っつうわーーーーーー！！
振り抜いた打球は、センター柳田の頭の上を遠く遠く超えていった。ギータは、さっさと追うのを諦めていた。９対８ ルーズベルトゲーム超えのサヨナラゲーム。
ーチームを変える力ーを持ってる選手の誕生ーとまた先にわたしは書いたけれど。それにしたってな。なんという勝負強さなのか。恐るべき２０歳、ジェームズよ。
これから相手のマークは厳しくなり、どんな苦難が待っているのかわからないとしても。この衝撃的なあなたの出現を、わたしたちは忘れることはないでしょう。
栗山監督、今夜は、やり切った。たとえ明日がどうなろうと今勝たなきゃ死んでやる采配。だから言ってんじゃん。マロンでロマンな栗山野球。風前の灯かと思ったところで実現可能の選手ー夢ーが飛び出す。野球の神様により、まだまだ命運は尽きていないらしいよ。
だけどまだ12試合目。こんなに力つくしてたら、投手陣が潰れますから。武田勝コーチの出番だよ。上手なやりくりお願いいたします😀
ファイターズ５勝６敗1分
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