「集客活動」に抵抗を感じるのは、自然だと思う。

同業の「ヒーラー」「コーチ」からいただくご相談でよくあるのがこちらです。

集客のための活動はしたくない。
でも、仕事の依頼はあって、お客様にも喜ばれる。
そんな状態になりたい。

でも、そんな理想を話したら、ビジネスコンサルさんに叱られました。
そんなだから、稼げないんだ、と。
それで自信を失っているし、ラクをして稼ぎたい自分のことが、ダメに思えて……。
ちゃんと行動できる人になりたいんです。

毎回、真っ先に思うのは、

「集客のための活動は一切したくないなんて、当たり前〜! それでいいんですよ〜」

ということです。

私は17年間ヒーラーをやっていて、現在は法人化して7期目に入っています。
お客様がいらしてこそのこの継続ですが、いまだに「集客」のためには、なかなか動けません。
一時的にはできますが、長くは続きません。

なぜなら、「集客」は少なくとも「私」の「目的」ではないからです。


例えば、食事をする際、「箸」を持つことが目的になっているケースは少ないと思うんです。それはあくまで手段ですよね。

重要なのは「必要なカロリーや栄養を得ること」。
楽しく食べられたら、もう最高!

だから、箸がうまく使えなかったら、別にフォークで食べたっていいんです。

そういえば、前に指を怪我した時、箸もフォークも持てなくて、手づかみで食事をしましたが、なんの問題もなく食べられました!

「あ〜んして」と、嬉しそうな子どもに食べさせてもらうこともあり、むしろいつもより楽しいくらいでした。

「集客」はこの例えでいえば「箸を使うこと」にあたるものです。
「目的」ではないんです。

そこを間違えて「箸を上手に使うこと」にばかり意識が向くと、食事は楽しくなくなるかもしれません。

本末転倒です。


だから、「集客しよう」と思えない自分自身を責めることもありません。

そこよりも、「このサービスで、こんな風に喜んでもらおう」って、本来の目的に意識を向けていていいと思うんですよ。

その結果、箸を持つのか、フォークを持つのか、手づかみなのか、誰かに食べさせてもらうのか、手段なんていくらでも後からやってくるものです。

そして、案外、箸をうまく使おうとしていた時よりも、上手に使えるようになっていることもあるものです。


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